仏教も哲学の仲間として投稿します。
#1さんも言われる「唯脳論」は、全ては脳の所産であるという内容の本です。
都市も、文化も、言語も、社会制度も、思想、認識も・・・・ありとあらゆる人為的なものはハード、ソフトの両面において、全て脳の産物であり、結局、我々は脳の作り出した御伽噺の世界の中に閉じ込められているといった切り口で始まります。
仏教ではこれを「色」と言います。
(「心=脳」と仮定してのお話ですが・・)
般若心経でお馴染みの「色即是空、空即是色」の「色」ですね。
心(たぶん脳)こそが対象を創りあげているのであって、
その実体は「空(くう)」なんだということです。
何かをみて汚いとか綺麗と想うのは、心(脳)であって、モノ、そのものには汚いも綺麗も無いということです。汚いと想うのは心が汚れているからだというんです。
もし仮に「普遍の原理」を見出したとしても、それは絶対に心(脳)が作り出している「色」にすぎず、あくまでも人間の脳の機能・力量を超えることはなく、脳力という制限を超えることは出来ないんです。(まあ脳を言ったら反則かも知れませんが。。。)
この仏教の考えは真理、真実、的を射ていると思います。
だから仏教では、お釈迦さまが説いた教えをダンマ(ダルマ) = 自然法則と言うんです。
ですから、哲学の根底は「空」としておきましょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 参考にさせて頂きます。