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通訳になるためには
子どもの将来の夢は通訳になることです。 いろいろ検索したのですが、要を得ませんでした。専門学校という道があるようですが大学進学希望です。通訳になるための具体的(関西)な大学、学部を教えて下さい。 現在は中学生です。まずは高校ということはわかっているそうです。高校の志望校は決まりました。高校でその都度指導して頂けるのとは別に、こつこつタイプなので指針がほしいようです。よろしくお願い致します。
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きちんと将来のことを考えてらっしゃるので、それだけですばらしいことですね。 通訳養成だけを考えると日本の場合は、大学院にようやくその課程があるようで、大学レベルだとなかなかです。例えば、日本における海外の大学日本校という手もありますし、外国語学部にいくというてもあると思いますが、通訳は単にその語学ができればいいというものではありません。通訳テクニックをみにつけるまえに、しっかりと文法・翻訳の訓練そしてなにより日本語(母国語)の正確な知識が必要です。できれば、経済や法律医学部など専門性の高い学部のほうがよろしいのではないでしょうか?通訳者は、わずかな準備期間でその専門家になりきって外国語に訳していきます。つまり、日本語としてしっかりと知識がないと訳せないのです。同じ笑いでも日本語と外国語が違うように、いっぽ間違えれば交渉決裂になってしまうのを防ぐために、文化や宗教的背景・専門用語等も勉強する必要があります。国際儀礼(プロトコール)も必要ですし、毎日ニュース(新聞)にめをとおすのも最低限のレベルです。会話術(人間性)も必要になってきます。 通訳になるための大学ではなくご自身の人間としての幅がひろがるような大学・学部を選んでください。 ちなみに関西なら(あくまでも女性の場合ですが)神戸女学院大学に通訳養成コースがあります。公開講座として通訳養成コースをひらいているところもあります。 もちろん海外には通訳は専門技術としてしっかりとした学問としてとらえられているのでたくさんありますけど・・・ 通訳養成専門校や海外の大学に入る最低限のレベルは英検でいうと1級以上です。海外の大学の場合は(大学院が主ですが)最初の1年は翻訳家としての訓練がありそれをクリアしないと2年次通訳家としての訓練には進めないばかりか退学です。 では、がんばってください
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- student2004
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こんにちは。 再度登場のNo.2 student2004です。 >通訳になる道は教師や薬剤師のように開けていると>疑わなかったでしょう ご指摘の通りです。 医学部、薬学部とは違って、 外国語学部は 通訳養成 学部ではありません。 外国語学部や史学科を卒業して、通訳になりたい、 と思っても (美大を卒業して 画家を目指すのと 同じように)、夢ばかり追いかける、と いう結果で終わることもあリます。 また、お子さんは観光通訳を希望して、歴史を勉強なさっているようですが、 史学科に進学された場合も同じです。 史学科には 観光通訳を目指して入学する人ばかり、とは限りません。 発掘に携わりたい、という人も史学科にいます。 いろんな人が来ます。 観光通訳希望者に専門的な サポートはできません。 今から 観光通訳業に将来を限定するのは、専門性が でていいことなのかもしれませんが、万が一、お子さんの気が変わることも考えられます。 観光、でふと思ったのですが、 立教大学に観光学部というのがあります。 そこでは観光通訳コースが行われているかはわかりませんが 一度調べてみてはいかがでしょうか。 観光通訳でなくとも、日本に来日してくる外国人のお世話がしたい、というのであれば、 ホテルの受付(←大卒の女の子にかなり人気有)、フライトアテンダント、空港経営、 旅行会社(添乗)等 いろいろあります。 また何かあれば書き込んでください。
お礼
再びお答えいただきありがとうございます。 立教大学のHP拝見しました。ますます選択肢が増え参考になりました。子どもの希望としては、やはり観光通訳ということです。 美大→画家のくだりはとてもわかりやすいですね。また、それぞれの分野の知識や専門用語が必要な世界では、その世界で英語に堪能な人が訳した方が的確ですね。 この現状を踏まえて、常にアンテナを張って自分から近づいていく必要があることも分かってよかったです。ありがとうございました。
- torumaringo
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ICUに通訳コースがありますし、東京外国語大学の大学院に最近通訳コースが新設されました。 技術面の訓練としては専門学校のほうが歴史、実績があります。 通訳も専門分野、得意分野があり、なんでもかんでも引き受ける人はほとんどいませんし、依頼する側も何でも屋さんは雇いません。ですから、お子さんが関心ある分野+通訳学校に通うのが正解だと思います。 手元にある「通訳翻訳ジャーナル2004年4月号」p. 44に2002年の国際会議開催(会議通訳需要の目安)データがあります。それによると、 科学、技術、自然 34.51% 政治、経済、法律 16.96 医学 13.68 芸術、文化、教育 12.67 産業 6.08 などとなっています。 英語が好きな人は英文科や外国語学部に進学する人が多いですが、理系の知識を持っていますと語学屋さんとして重宝がられるようです。 通訳と多少異なりますが、私の知り合いに薬学部卒業後に翻訳業に進んだ人がいますが、引く手あまたで単価が高く、安定した生活をしています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 もし、この質問をしていなかったら、通訳になる道は教師や薬剤師のように開けていると疑わなかったでしょう。ご回答をいただく度に身を乗り出しています。そして、その現実がおもしろくなってきたのですが、そうも言ってられません。コース選びの難しさに頭を抱えています。大阪にないのにも驚きました。でも、この現実を早く知ることが出来たのはよかったです。大きな目で見れば、道が決まっているより良いかもしれません。
- student2004
- ベストアンサー率15% (8/51)
こんにちは。 文学部、英文学科4年生です。 私も通訳にあこがれて、英文学科に入りましたが、 結局、通訳というのは夢のまた夢である職業であること がわかりました。 まず、同時通訳、国際会議通訳という系の通訳を目指されるならば、 大学卒業後、 通訳養成の専門学校に通わなければなりません。 大学でいくら英語が得意でも、通訳や翻訳の仕事には就職できません。 大学に行かずに 専門学校のみ、というのはきついでしょうね。 また、通訳養成の専門学校は、高校卒業者が通う外国語専門学校とはすこし違うような気がします。 同時通訳者でかなり著名な 新崎 隆子さんという方の講演会に行ったことがあるのですが、 プロの通訳者がおっしゃられることには、「(大卒後)専門学校に通っても 通訳としての才能が出る方は早くて2年、遅ければ一生才能は芽生えない」とのことでした。 また、下で他の方が回答なさっているように、通訳という仕事は、外国語が単にできるだけでなく、通訳する言語の国の国際事情、文化、民族性 等全てを熟知した 人間がなれるものだと 私は思っています。 政治的な国際会議で、英語はわかっているけれど、 法律はわからない、ユーモアはわからない、速度がない、外交がわからない、それでは通訳としては成り立ちません。 なので、どうしてもお子さんが通訳者になりたい、というのであれば、文学系の学部よりも 社会学、法学、国際関係系の学部にしんがくされることをお勧めします。 文学部・外国語学部では、(上智大学などの一部のトップ大学を除いて)通訳はおろか、一般企業の就職状況もかなり悪いです。 あと、外国語通訳から相当離れるのですが、通訳全般にご興味があるのであれば、手話通訳などもあります。 その場合は、教育や心理、生物学の知識が問われそうです。
補足
ご回答ありがとうございます。 現役の学生さんとは、日常で接点がないので、大変興味深く読ませていただきました。通訳というと文学部や外国語学部だと思い込んでいて、検索すればかなりのヒットがあるものだと疑わなかったので意外な世界でした。 説明不足で申し訳なかったのですが、子どもは国際的なレベルの通訳ではなく、観光通訳が希望なので、今は歴史に一目置いている所です。皆様のご回答を拝見して何か感じ取ったようです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 今、子どもと一緒に拝見させていただきました。専門的なことから人間性に至るまで、厚みのある内容のアドバイスを頂き感謝いたします。早く質問したおかげで、時間をかけて動けるのが嬉しいです。子どもは「私はこれからもっと沢山の本を読むわ」と言いました。