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●裁判員制は冤罪を生み出さない?
「怒れる12人」という歴史的めい作映画があります。陪審員室での出来事を描いた酷い作品です。 法廷ものの映画やドラマを観る度に、陪審員制って怖いなぁとしか思えません。冤罪の可能性が異様に高くないですか? アメリカは国の成り立ちからして、「みんなで決める」が重要なのかも知れません。この金科玉条を守るためには、多少の冤罪にも目をつぶろうということなのでしょう。 僕は法的な専門的トレーニングを受けていない人間に裁かれるのは真っ平です。裁くのもいやです。 日本では裁判員制というのが導入されようとしているようですが、プロに任せりゃいいじゃないですか。なぜ素人をいれるのですか?そんなことして得するのは誰ですか? 前提となっている知識が間違っているかもしれません。よろしくご教授ください。
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#3です。再度失礼します。 冤罪が増えるかどうかという問題もさながら、無作為で選ばれた7人ぽっちを判決に参加させるだけで、期待されているような「国民に開かれた裁判・法律」になるのか大いに疑問です。みんなの意見を聞くように形だけ整えたからいいでしょ?って感じがします。 医療業界が閉鎖社会だからといって、医師以外の人間にメスをもたせようと思いますか?医療ミスが多発しているからといって、医師免許をもたない人間に手術されたいと思いますか? 「国民の意見を取り入れる」というなら、個々の裁判でなく、立法段階にすべきだと思います。 すみません。前回の回答以上に回答になっていませんが「反対派」の意見があまりにも少ないので参考にと思いまして…。
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裁判官が判断したところで、いずれにせよ冤罪は存在します。すでに他の方が言われているように、日本の現行裁判の有罪率は非常に高く、裁判員制の導入により、むしろ無罪率が高くなるんじゃないかといわれています。 法曹三者は独立しているといいますが、検察官も裁判官も同じ司法試験に通って、同じ司法研修を受けた人たちです。検察官がいったん起訴時にスクリーニングした事件について裁判官がすべての判断をするというのは、実質的には同じ組織によるチェック機能程度しか現在では働いていないんじゃないかと私には思えます。 そして、実際の裁判では法律の知識というよりも、事実認定能力が問われるのであって、これは司法試験では試されていない能力なのです。 有罪率が減ることがいいことなのかどうかはさておき、私はこの観点から裁判員制度に賛成です。
- hijyousyudan
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#1です。 >法律の遅れは立法府の問題ではないでしょうか。 そうです。 立法の遅れについては司法から手を出せませんので、 法律の運用について、 手を出そうと考えたんですよ。 それに今の裁判の有罪率は高すぎるので、 裁判員制度の導入によって増えるのは、 有罪が無罪になるパターンだと思いますよ。
- sawai197
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すみません。全然回答になっていませんが貴方の意見に賛成です。どうしてみんな裁判員制を導入したがるのかさっぱり判りません。 …いや、判らないことはないか。多くの国民は法律や裁判の決定に納得できないものを感じていて、それを裁判員制度が是正させるものになると期待しているんでしょうね。 >得をするのは誰ですか? 法律や裁判を国民感情に近いものにできる(国民そのものの利益) 「判決」の責任を軽減することができ、何かあったときに裁判員制(国民の合議)による判断だから、と責任逃れができる、国および裁判所の利益。 があるのではないでしょうか。 それでも私は貴方と同じ理由で裁判員制度には反対です。
補足
sawai197さんありがとうございます。 10人の犯人を取り逃がすことになっても、ひとりの冤罪も出してはならない、と私は考えています。 司法の改革に限らず、偉い人たちは皆アメリカになりたがっているように見えます。そんなにいい国だとは思いません。
- angel_ring
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日本の刑事訴訟の有罪率が99%以上だという事を ご存知でしょうか? ある人は、刑事裁判の裁判官に「一生のうちで、 何回、無罪の判決を書いたか」というアンケートを 取ったら面白いと言っていました。(そういう アンケートはできませんけどね) 裁判官の人事権は最高裁判所にあります。 そのような環境の中で、裁判官は本当に中立公平な 判断を下していると言えるでしょうか? ある民事訴訟で「自衛隊は憲法違反」という 判決を下した裁判官は、その後、家庭裁判所の 所長にまでなったものの、地裁や高裁、最高裁の 裁判官には戻れなかったそうです。 一長一短なので各国で色々な方法が実施されて いる訳です。 現状の「一短」は、我々、国民が容易に改善は できないですが、裁判員制の「一短」は我々、 国民の努力で改善できるのではないでしょうか?
補足
angel_ringさんありがとうございます。 >日本の刑事訴訟の有罪率が99%以上だという事を・・・ かなりの高率だということは存じておりました。 また起訴されない割合もきわめて高く、殺人事件の80%以上が無罪、執行猶予、不起訴になることも知っています。 仰ることは理解できます。しかしそのために負うリスクもあるのではないでしょうか。 松本サリン事件の河野義行さんが、検察の物証を鑑定する能力の無い人に裁かれることは、甘受すべきことだとは思えないのです。
- hijyousyudan
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裁判員制度は裁判官との合議により判決が出ます。 つまり素人のみの意見で、 判決が出る陪審員制度とは違います。 なぜ裁判員制度を導入するかというと、 薬害エイズ・ハンセン病などの例を見れば分かるとおり、 法律というのは世間の流れより遅れています。 それを是正するために、 一般市民の協力が必要なのです。
補足
hijyousyudanさんありがとうございます 単純な意見ですが、法律の遅れは立法府の問題ではないでしょうか。
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補足
binkyさんありがとうございます。 皆さんの言われるメリットは分かるのですが、それと同時に生じるデメリットも考慮したいのです。 ○薬害エイズ訴訟の安部被告に無罪判決 は素人には難しい判断でしょう。 ○松本サリン事件 オウムが地下鉄サリン事件を起こさなければ、河野さんは、、、と思うとぞっとします。 法曹の問題ならばまず法曹の改善をするべきだと思う次第です。