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ブッシュ大統領の強いドル発言について教えてください。
ブッシュ大統領はアメリカ経済の「双子の赤字」を受けて、強いドルを支持するという発言をしたそうですが、これは詳しく言うとどういうことなのでしょうか? 具体的にいうと、「強いドル」というのは円に対しては円安ドル高にするということですよね?しかし、現在(11月23日)は円高ドル安になっています。。。 財政政策として、ドル高にするとさらにアメリカの財政赤字が増えるような気がするんですけど。 日本においては、円安ドル高にすると財政がよくなりますが、アメリカでは逆なのでしょうか? どなたかわかりやすく解説お願いします。
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一国の経済全体のしくみをあらわすと 経常収支={(所得-消費)-投資}+政府収支 ※(所得-消費)=貯蓄 となります。財政政策として、ドル高にするのではなく財政収支を黒字にすると結果として経常収支が改善し、ドル高に向かうのではないかと思います。 もし、アメリカ当局がドル安を積極的に容認する姿勢を打ち出せばドル資産からの逃避はパニック的なものになるでしょう。ドル安、債券安、株安のトリプル安は避けられそうにもありません。当局はそのような事態を望まないでしょうし、これ以上ドルの信認を揺るがすようなことをすれば機軸通貨の地位をユーロに脅かされることとなりましょう。アメリカの取るべき道はFFレートを段階的に引き上げ金利を高く誘導しドルの底打ち感をつくること、財政赤字の削減があげられます。先進国通貨間の相対的な強弱は金利動向に連動します。2003年の1%を底に現在2%で金利上昇局面にあり過去の例からもドルの底打ちは近いのではないかと思います。