人権と犯罪
日本国憲法により、自由と人権は保障されます。しかし、犯罪を犯した場合は、自由は一旦担保され、拘束を強いられます。と、ここまでは法治国家として当然の行為であり容易にその制度は理解できますし、今後もこの部分が大幅に改正されることはないと思いますが、一定ラインを超えた場合、その者の人権は天寿をまっとうすることなく剥奪される事となります。すなわち死刑です。
何度か別カテで死刑の是非のような質問をしましたが、廃止理由としては「冤罪の危険性」と「人権問題」に2分されています。「冤罪」に関しては「絶対悪」と断じて問題ないと思われるので、それについての意見は割愛しますが「人権」について今ひとつわからないので質問させていただきます。
死刑廃止論者の言われる人権とはおそらく「どういった法制度の国に生まれたか」といった、運命もしくは流動的なものではなく、「生まれながらに持ち備えた普遍的な人権」を対象にされていると想像するに、その人権は一切ゆるぎなく、保障するべきものなのでしょうか?
殺人の被害者の人権を100%身勝手に剥奪し、直属の遺族の人権を踏みにじり>親戚の>友人の>職場、学校関係>・・・×何人となった場合、数学的帰納法により、
[加害者の人権100%-被害者の人権(100%-酌量)×人数
]で場合によっては0になるのか、あるいは演繹法的に「たとえ100人の命を奪っても1000人の命を奪った人間でも、決して殺してはならない」とした前提をもって考えるものなのなのでしょうか?
お礼
回答していただき、ありがとうございます。 レポートはなんとか、強引に書き連ね、提出できました。 searchingboyさんのご意見も結論の方で使わせてもらいました。