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宵待ち草
竹久夢二・多忠亮の「宵待ち草」ですが、20年以上持ち続けている疑問があります。 今迄、納得できる説明をしてくれた人がいません。 この歌は何故出だしに、あんな突拍子もなく高い音を置いているのでしょうか? ふつうは先ず導入部があり、サビに入ってから最高音を出すのが一般的です。 しかし、この歌は後半に入ってからも、最初出た高い音は二度と使われていません。 個人的な意見でもかまいません。 このことについて解説されているサイトをご紹介いただければ、より有難いです。
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- JW500
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いろいろ検索してみましたが 出だしのオクターブ跳躍の音程まで 解説しているものは探せませんでした。 作曲家の多忠亮(おおのただあき)さんは 日本の雅楽の家系で古くは平安時代から 続く家柄の出身のようです。 現在でも宮内庁楽部で雅楽を司るそうで この方は当時宮内庁のオーケストラの バイオリン奏者だということです。 いかにもバイオリンなら 朗々と、情緒たっぷりに弾きそうですね。 ビブラートをいっぱいかけて・・・。 ここからは全く個人的な意見です。 最初から、さびで始まっていると 考えてはどうでしょう。 オクターブ跳躍で始まる スケールの大きな有名な曲に 映画「風と共に去りぬ」(ご存じですか?) がありますね。 あれなどは本当に一度聞いたら忘れられない 印象深いメロディーです。 最近は 「世界に一つだけの花」もそうですね。 逆に最後はしんみりと終わることで 曲に余韻が残るような感じがまた魅力に なるでしょう。 確かに導入や変化、二部形式など 曲の形式はありますし、一般的かも しれません。 でもこの曲は 作曲者のイメージや意図が、 その歌詞の魅力を一層 高めて、素晴らしい曲になったので 現在も歌われ続けているのでしょう。 歌詞の始まりは この詩の主人公のやるせない悲しみが 最も強く表されている部分ですし、 それがまたこの曲の魅力かもしれません。 また歌手にとっても技量がなければ 歌えない歌ですね。 宵待ち草の解説 http://www.google.co.jp/search?q=cache:MPplKhZ_4_YJ:www5a.biglobe.ne.jp/~hesyo/shion/kokoro.33+%E5%A4%9A%E5%BF%A0%E4%BA%AE%E3%80%80%E6%AD%B4&hl=ja
お礼
このサイトには「専門家」を称される方も大勢いらっしゃるので、声楽をやってられる方から どんなご意見がいただけるかと期待したのですが、期待外れでした。 しょせん、その程度のマイナーな歌ということですかね。(-_-;) A1さんのご意見は参考になりました。 やはり、作曲家が器楽系なので、歌うことはあまり考えていなかったのでしょうね。 これに竹久夢二がむりやり詞をはめた、というところでしょうか? (だからあまり熱がなく、一番だけしか作らなかった) ところが意外にもヒットしたので、西条八十が調子に乗って二番を付けた・・・といった ところでしょうか? 蛇足ですが、わたしは二番はない方がよいと思っています。 木に竹を接いだ感じです。 これがあるために、一番のイメージはぶち壊しになりました! 申し遅れましたが、多忠亮は「おおのただあき」ではなくて「おおのただすけ」です。 有難うございました。
補足
早速に貴重なご意見を有難うございます。 >歌手にとっても技量がなければ歌えない歌ですね。 ほんと無茶苦茶な技量を要求しています。 ウォーミングアップもなしに,いきなりこんな音を出せ,というのはかなり無理な話です。 しかも,それがたった一箇所,というのも納得できないところです。 多分,器楽演奏者だからこんな曲を作ったのかもしれませんね。 (器楽なら,突然にどんな音をとらせても平気です) 声楽のことがよく分かった人なら,こんな曲は作らないと思います。 有難うございました。