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沖縄国際大封鎖の法的根拠
先日米軍ヘリ墜落のあった沖縄国際大ですが、 事故直後米軍が現場を封鎖して顰蹙を買っていました この措置の法的根拠は安保条約か国内法にあるのでしょうか? たしか日本は法治国家だったと思うのですが
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軍用航空機の不可侵は国際法の大原則です。よって、事故機の調査・回収が米軍の権限であり、日本の警察がこれに指一本触れることができないのは当然です。また、米軍が事故機の調査・回収などのために大学の私有地に立ち入ることも、国際法上の権利行使に必然的に伴なうものなので是認できます。 しかし、調査・回収などの妨害がないのに現場を封鎖した点については法的な根拠を見出しがたく、やり過ぎでした。ただ、米軍にも言い分はあるでしょう。それは、航空事故に対する日頃からの日本の非常識な、少なくとも特異な対応です。 諸外国では、航空事故が発生した場合はその原因の究明が最優先であり、正確な情報を得るためにパイロットなどに刑事免責を与えます。が、わが国では調査関係者とともに警察が乗り込み、パイロットを処罰するための証拠を収集します。 また、わが国においては、起訴された容疑者は99%有罪となり、しかもその証拠の柱は警察の密室において取得した自白です。米軍は、自白を強要して確実に容疑者を有罪に追い込む日本の警察の手法に不信感を抱いています。そして、その背景には犯罪者は必ず処罰されなければならないという報復主義的な日本人の国民感情があることを見抜いています。犯罪を犯した軍人をなかなか日本の警察に引きわたさないのもそのためです。 だから現場を封鎖してもいい、ということにはなりませんが、日米の間にこのような認識の違いがある以上、似たような問題はこれからも起ると思われます。
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- machi-maru-maru
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この事故後の沖国大封鎖は県内で結構問題になりました。 日米地位協定には事故後封鎖してよいなどの記載はないそうで米軍の独断で決められていたようでしたよ。 事故機撤去後に行われた米軍側の会見では軍のお偉いさんが「封鎖は事故現場にいた兵士たちの行き過ぎた行為であった、封鎖自体は適切でなかった」ようなコメントが出されていたと思います。 事故後に校舎内に立ち入って取材していた報道関係者にテープをよこせと詰め寄る場面などがニュースで報道されていました。 事故の原因が最近明らかにされていましたがボルトの欠損による整備不良との事で明らかなる人為的ミスだったようですね。 米軍機の落下地点から放射線物質が検出されたりしていたので米軍にとって「隠したい何か」があったのではないでしょうか?
お礼
米軍としてはやるだけやっておいてすんませんで済ますというなかなか賢いやり方だったと思います それより公然とした違法行為を放置する日本の司直はこれでええんでしょうか 違法でないならそう国民に説明する責任が最低限あると思います 結論としては封鎖に根拠は無いようだということで ファイナルアンサーとさせていただきます ご教示ありがとうございました
お礼
>軍用航空機の不可侵は国際法の大原則 ご教示ありがとうございます まったく知りませんでした その昔日本に亡命してきたミグ戦闘機を 思いっきり分解調査してたような気もしますが あれも国際法的にはまずいんでしょうねぇ 封鎖については根拠なしとなると これはやりすぎってことで日本としては問題にしておいて一本貸しにした方が得だと思います (あんまり本気で怒ってるわけではないですw)