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【旧ビッグモーター社は民事再生法適用で破産したのに
【旧ビッグモーター社は民事再生法適用で破産したのに、今後の債務者への支払いは協議しながら支払っていくってどういう意味ですか?】伊藤忠商事は債務なしで買収して、負債分は全て旧ビッグモーターに残して、旧ビッグモーターを計画倒産させて、債権者20万件の不正車検、不正修理、不正買取りの不払いで乗り切ろうという魂胆かと思ったのですが、倒産届けを出したのに今後の支払いは話し合って決めるってどういうことでしょうか?伊藤忠商事が返金してくれるのですか?
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下記の情報があります。 -------------------------------------------------------------------------------- 倒産した企業の負債は、法律に基づいて整理され、債務者(貸し手や取引先)に対して支払われます。ビッグモーターのような大規模な企業が倒産した場合、どのように負債が処理されるかについて以下のプロセスが一般的です。 1. 倒産手続きの開始 倒産の形式によって異なりますが、日本では主に以下の3種類の手続 きが適用されます: 破産手続き:会社が清算され、資産が全て売却されて債務者に分配 されます。 民事再生:会社が再建を目指し、一部の債務を減額または分割払いの計画を立てる。 会社更生:主に大規模企業向けの再建手続きで、裁判所が監督して再建計画を進めます。 どの手続きが選ばれるかは、倒産の状況や債務の規模、利害関係者の合意状況によります。 ◎ビッグモーターは”民事再生”ですね。 2. 資産の整理 倒産した会社の資産(現金、土地、建物、在庫など)は、裁判所が任命する管財人や債務整理人によって評価・売却されます。この資産が、債務者への支払いの原資となります。 3. 債務の優先順位 債務の支払いには法律で優先順位が定められており、通常以下の順で処理されます: 共益債権:手続きにかかる費用(管財人の報酬、裁判所費用 など)が最優先。 担保権付債権:担保が設定されている債権(例えば、不動産担保 付きの銀行融資)。 一般優先債権:従業員の未払い賃金や税金などが含まれます。 一般債権:取引先からの未払い請求やその他の未払い債務。 ◎株主や出資者:会社のオーナーに対する分配。これが行われる ことはほとんどありません。 4. 債務者への分配 資産の売却で得られた現金は、上記の優先順位に従って債務者に分配されます。ただし、資産が負債の総額に満たない場合、多くの債務者が満額を回収できないケースが一般的です。特に「一般債権」の債務者(取引先など)は、回収率が大幅に低下する可能性があります。 5. 再建か清算か 再建(民事再生や会社更生の場合):一定期間内に再建計画に基づき、減額された債務が分割払いされる。 清算(破産の場合):会社の事業が完全に停止し、全ての資産が売却されて終了。 ビッグモーターのケース ビッグモーターの場合、負債の規模が非常に大きいと報じられており(数千億円規模ともされる)、すべての債務を満額返済するのは困難な可能性があります。特に取引先や下請け業者は、回収できない部分が発生するリスクがあります。一方で、従業員の賃金や税金の支払いが優先されるため、一部の債務者は保護されることになります。 状況は手続きの進行次第で変化するため、裁判所の決定や管財人の報告が重要なポイントです。
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- toka
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伊藤忠が引き受けたのはビッグモーターの中古車販売事業であって、現WECARS社です。 今回民事再生に入ったのはご指摘通り旧ビッグモーターの存続会社で補償にあたっているBALMSです。報道によると補償額の算定に時間がかかり過ぎており、裁判所を入れて補償の範囲を確定させようというものです。 破産なら法人とともに債務が消えますが、民事再生ですから、全ての債権者に満額補償はされず、裁判所が認めた割合でカットされた補償額が裁判所が認めた債権者に支払われていく流れになります。
お礼