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坑夫(ネタばれ注意)

夏目漱石の書いた 「坑夫」という小説を読んだのですが、 内容が経営者側との労働争議もなく、 主人公が「自分は落ちぶれたな」とか、 坑夫に対して「何だ、こいつら?」と 自己の内面を語っているのみですし この作品はプロレタリア文学と言っていい物なんでしょうか?

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回答No.1

いいえ、あれは「プロレタリア文学」には分類できませんね。 プロレタリア文学には、「社会主義や共産主義の影響を受け、労働者階級の視点から資本主義の問題を批判し、階級闘争や社会革命を主題にした文学」という定義があります。これとはまったく相容れないですね。 夏目漱石は明治初期に東大予備門から帝国大学に進学し、国費で留学、その後の経歴からも社会主義だの共産主義だのの影響を受けた痕跡はありません。彼の生活ぶりや作風は時に「貴族趣味」と批判されたこともあります。帝国政府からも位階を授けられてます。その作品にも政治的な意図はまったく見受けられません。 主人公はそもそもが労働者階級でもなんでもなく、「落ちぶれて心ならずも一時的に社会の底辺を垣間見た」だけ。あなたが感じたように、内面の葛藤、外からきた観察者として生きただけです。彼はそれを通じて自己探求を深めたのであり、社会の構造について考えたり、行動してもいません

o2b32
質問者

お礼

そうでしょうね、 ありがとうございます。

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その他の回答 (2)

  • 31192525
  • ベストアンサー率19% (709/3566)
回答No.3

o2b32さん、こんにちは。 >この作品はプロレタリア文学と言っていい物なんでしょうか?  どなたかがプロレタリア文学だと言ってるんですか?  ベートーヴェンの田園交響曲と同じで、ブルジョワがのぞいた労働者階級というところでしょうか。漱石は好きな作家ですが、プロレタリアートのことは何もわかっていません。(個人の意見です)

o2b32
質問者

お礼

そうですね、 坑夫はそういう感じの話ですね。

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  • kaitara1
  • ベストアンサー率12% (1159/9192)
回答No.2

漱石がテーマに困って居るときに、ある青年の体験を聞いて書いたという話を読んだ記憶があります。

o2b32
質問者

お礼

そうですね、そういう話がありましたね。

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