「世界」と大きい話をするのなら、「圧倒的多数は特にどうとも思っていない、もしくはそもそも詳しくは知らない」です。
・後期中等教育、日本でいうと高校レベルの教育を受けていて、そのなかで「世界史」にあたる科目を履修していた人でなければ、基本的に何もしらない。
・広島や長崎に旅行した人の多くは、悲惨な事であり、核兵器の使用は良くないことだとは思っている。特別な状況にある人以外はそのレベルで終わり。それ以外の場所で、「日本が受けた核攻撃」について詳しく知る機会もありませんし。
それ以外の人のスタンスはバラバラです。私が住んでいるオーストラリアでも、第二次世界大戦に従軍していた人達、その人達の身内などは「悲惨なことではあるが、戦争の発端や経緯からすれば仕方がなかった」と言う人が圧倒的多数。一方で日本でのALT経験があったり、ワーホリで行って日本が好きになった若者は蛮行だと断言することもある。
受けた教育、育った環境、現在の職業などによって立場はいろいろですが、少なくともアメリカだけを「絶対的悪」と捉える人はごく少数派。戦争という人権無視の行為の中では、多くの蛮行が行われているので、「犠牲者の規模が大きい」という理由だけで原爆投下だけを非難することはできないという人が多数派です。まぁ、投下時の被害については知っていても、それ以後のことはほぼ誰もしりませんしね。