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教えてくださいませんか。

外人です。今「気がすまない」をよんでいます。理解できないところがあります。教えてください。よろしくおねがいいたします。 これは文章の一部ですけど。 ここで「すまない」と「気がすまない」の二つを区別すると、相手にすまないと感じる場合は相手に対する甘えが温存されているが、気がすまないと感ずる場合は、相手よりもむしろ自分の気の方を重んずるといえる。したがって「気がすまない」性格の人は、幼児的な甘えをいちおう卒業しているということができ、甘えの充満した日本の社会では最も自律的なタイプに属するということができる。しかしこれは、こうやったら自分が気がすむということがわかっているいわば正常範囲の場合であっても、もし容易なことで気がすまず、むしろ絶えず気がすまなくて悩んでいるとすれば、病的である。正常の場合は、自分と気との間に一致があるが、病的の場合は、自分と気が分裂している。このような分裂が起きるのは、卒業したはずの甘えが実は卒業できておらず、恨みやくやしさが内にこもっているからであろう。このように正常か病的かによって、気を満足させられる度合いに違いはあるが、しかし「気がすまない」という表現はいずれの場合にも妥当するのである。  質問(1)「相手にすまないと感じる場合は相手に対する甘えが温存されているが」 甘えが温存されるというところが分からないのですが詳しく説明してくださいませんか。 質問(2)「幼児的な甘えをいちおう卒業しているということができ、甘えの充満した日本の社会では最も自律的なタイプに属するということができる。 このセンテンスの意味が分からないのですが。 質問(4)自分と気との間に一致があるが、病的の場合は、自分と気が分裂している。 気の意味は何ですか。

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  • Isa_
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回答No.3

(1) 相手に対しすまないと感じているのに、すまないと感じる点を改善せず、そのままでいるところに、相手に対する甘えが温存されている。 例をあげると、  Aさん「今日は当直かわってくれないか」  Bさん「いいよ」  Aさん「すまないな」 この場合、AさんはBさんの親切に甘えていると言える。 すまないと感じるならば、原因である当直をかわってもらうことをせずに済む方法を探し、すまないと感じなくて良いようにすることで甘えの温存は解消される。 (2) 依存性から脱却し自律性が見受けられるということ。 該当質問文の前に"したがって"とあることから、まず気がすまないと感ずる場合の「相手よりもむしろ自分の気の方を重んずるといえる」に注目します。 相手に対する甘えよりも自分の気がすむ方を重んじる、といった主体的な気持ちに自主性がみられることに基づいて考えると、 相手を頼ること(この場合は幼児的な甘え=依存的)を卒業し、自分の気持ちを律する段階(気がすむことができるか?=自律的)にはなっているということで、甘えの充満した日本の社会では最も自律的なタイプに属するということができる、といっています。 (4) 気=気がすむということ。よって、気がすむことの気は、気持ちの気です。 気持ちには気分や感情、気性、気質、それにこころや精神の動きなども含まれますが、著者が定義していなければ、ひっくるめて気持ちでよいと思います。 この文章の著者は、どれくらい「気がすまない」について書いて「気がすんだ」のでしょう。 文中の表現を統一させるために「気」の一字にこだわったのかもしれませんが、考えているうちにだんだん「気がすむ」「気がすまない」が気になってきました。 あまりうまく説明できなくてごめんなさい。 自分なりに考えてみましたが、質問の意図をはき違えているかも…。 日本語の勉強でしょうか、頑張ってくださいね。

aifen
質問者

お礼

おそくなってごめんね! 詳しい説明をいただきましてどうもありがとうございました。すごくやくにたちましたよ。いい勉強になりました。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

「気」で悩んでいらっしゃるようですね。 質問のまとめの「気の意味は何ですか。」だけについてお答えします。 「気がすまない」の引用文の文脈で「気」という言葉を用いるのは現代日本語として普通の用法ではありません。 「気」という単語は、単独では「精神的エネルギー」という意味で用いるのが普通です。 それに対して、「気がすまない」の引用文中では「気性(きしょう)」の意味で用いている感じがします。それならば、「性質」と同じ意味です。 ではなぜ「気性」「性質」と表現できないのか、というと、「気がすまない」が慣用的なひとまとまりの表現で「気性がすまない」「性格がすまない」と表現することはないからです。 「気がすまない」をテーマとして書く以上、「気性」「性質」のことを、この文章では特に「気」と表現したかったのだと想像できます。

aifen
質問者

お礼

おそくなってほんとうに住みませんでした。 ご説明を聞いて、「気」についての意味が分かりました。すごくやくにたちました。ほんとうにありがとうございました。

回答No.1

質問(1) 甘えが温存されている   相手に対する甘えが心の奥底に残っている状態のことを指していると思われます。   質問(2) 幼児的な甘えをいちおう~   気がすまないと考えることが出来る人は、 現代の日本では珍しく幼児的に甘えるという傾向から脱却出来ている人だといえる。   質問(4) 自分と気との間に一致があるが~   自分=正常なときの自分の考え 気 =その時の気持ち   一応、答えましたけど、 この文章を書いた人ってプロの方ですか? あまりにも文章が稚拙だし、 書いてある内容もちょっと首を傾げたくなります。 もし宜しければ、著者名を教えてください。            

aifen
質問者

お礼

おそくなってごめんね。 外国人の私にとってほんとうに詳しい説明だ思います。見てすぐ分かりました。本当に私の勉強に役立ちましたよ。感謝の気持ちがいっぱいです。 ところでこの文章の著者は土居健朗です。文章の名前は「甘えの構造」です。ほんとうにありがとうございました。