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赤色偏位とコロナ

遠くにある恒星からの光の方が周波数が低く、宇宙が膨張している証拠みたいです。大発見ですね。光速超えで膨張しているという意見もあります。でも光速超えは物理的に不可能と思います。 巨大な恒星は高重力高磁力、水素分子や水素原子が大量に引き寄せられて、荷電粒子濃密なコロナを形成していると考えられるので、恒星本体からの光は濃密なコロナを通過する際に周波数のスペクトラムが変化してしまうような…。 遠くにある恒星で観測可能な恒星は比較的大きな恒星に限定されるようなので、濃いコロナを持つ恒星だけ観測できている可能性はありますか。

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  • Nakay702
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回答No.1

以下のとおりお答えします。 >遠くにある恒星からの光の方が周波数が低く、宇宙が膨張している証拠みたいです。 ⇒遠くにある恒星からの光の周波数が低くなるのは、その距離に比例した速度で膨張(後退)するからで、ドップラー効果(赤方偏移)の計測のおかげですね。 >光速超えで膨張しているという意見もあります。でも光速超えは物理的に不可能と思います。 ⇒「光速を超えて遠ざかる」と言われるのは銀河や恒星でなく、「宇宙の泡構造」のボイド(超空洞)部分だとされています。ボイドとは、宇宙の大規模構造において泡沫状に分布する超銀河団が膜のような形となって包含している「銀河がほとんど存在しない領域」のことです。具体的には、1枚の銀河フィラメントと他のフィラメントとの間に光を発する天体が、約1~1.5億光年程度にわたってほとんど存在しない巨大な空間です。 ということで、物質が移動する速度でなく、空間が広がる速度のことですので、それで光速を超えることが「物理的に可能」であり得る、というわけですね。 >遠くにある恒星で観測可能な恒星は比較的大きな恒星に限定されるようなので、濃いコロナを持つ恒星だけ観測できている可能性はありますか。 ⇒可能性は考えられますが、確信は持てません。数十億光年より遠くにある恒星は、(濃いコロナを持つとしても)恒星とは確定できないのが普通のようです。多くの場合それは、いわゆるクエーサーとして認識されます。 クエーサー(Quasar)とは、非常に離れた距離に存在しながら、かつ極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体のことです。クエーサーという語は準恒星状(quasi-stellar)の短縮形で、強い電波源であるQSS(quasi-stellar radio source 準恒星状電波源)と、比較的静かなQSO(quasi-stellar object準恒星状天体)とがあります。最初に発見されたのはQSSですが、QSOの方が多く発見されているそうです(日本語ではかつて準星などと呼ばれていました)。クエーサーは電波・赤外線・可視光・紫外線・X線・γ線のあらゆる電磁波で観測されるといいます。

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