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中国と日本との違い
中国と日本ですが、日本では昔から民衆が一丸となって事に対処するのに対し、中国ではそういった考えがないように思えます。 (特に江戸時代幕末等)これは何故なんでしょうか? 中国では天皇家がいないのはどうしてですか?
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中国は「弱肉強食」の文化だからです。中国大陸では、三百年以上続いた国はありません。滅ぼしては滅ぼされの連続です。つまり、誰もが敵なのです。そして、中国大陸には様々な民族がいます。言語も多様です。それらが一団となることは難しいのです。 翻って、日本は単一民族単一言語の島国です。そして、万世一系の天皇家が続いてきました。幕末/日露戦争/日清戦争/大東亜戦争はいずれも外敵との戦いですが、そういう時に一団となり易かったのです。 中国に天皇家が無いのは、上記の理由です。中国の皇帝は「武力」でその地位を得ましたが、やはり「武力」でその地位を奪われました。日本の天皇はそうではありません。武力でその地位を得たのではないのです。「徳力」で治めたから続いたのです。(本当は「治めた」という言い方はおかしいのですが。)
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- himat_ex
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人民蜂起いっぱい有りましたよ。ただ、土地の規模が大きすぎるのと、いっぱい有りすぎて埋もれてしまって目立たないのと、中国史の教育なんて日本ではやらないので知られていないだけです。天皇家みたいのがないのも、そういった革命で都度都度滅ぼされてしまっているので家として残っていないのです。唯一最後の中国皇帝は革命で追放されたものの病死で時世は「チキンラーメン食べたい」だそうです。で、子孫は日本にも居り、ちょっと遠いけど天皇家とも縁戚があります。
- fujic-1990
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孫文は中国人を評して「流砂の民」と言いました。固まることを知らず、誰かが強い力で握りしめていないとバラバラに崩れ落ちてしまう人たちだと。 陳舜臣さんだったかと思いますが、「日本の自然は穏やかで『一丸となって頑張ればなんとかできる』程度の厳しさだったから」と評していたように記憶しています。 台風などもありますが、姿勢を低くしてやり過ごし、翌日には協力してもう槌音が響く(復旧工事の音がするという意味)、そんな社会だったから、と。 それに対して中国の自然は苛酷で一致団結しても無力で、それぞれに耐えるのと違わなかったという話。だから逆に、堯にしろ舜にしろ、民衆の力を統合して治水に成功すれば王様になれたわけです。 つまり、両国民の人間性の違いは、「自然の苛酷さの違い」ということになります。 > 中国では天皇家がいないのはどうしてですか? 天皇はいませんが、皇帝はいましたよ。天皇と皇帝は同格です。 だから、「皇帝(天子)は一人」と思っていた隋の煬帝は遣隋使が持ってきた例の国書(日のぼる所の天子、・・・ つつがなきや)を見て怒ったわけです。 中国の皇帝の家系が天皇家のように長く続かなかったのはなぜか、というお尋ねなら、所詮は日本人どうしで争って政権をやりとりした日本と違い、中国では「異民族」が交代交代に(あるいは併存して)国を作ったからでしょう。 一度日本の最高位に着いてしまった天皇家だから、同じ日本人から尊重を受けて、貴族や武士も「自身の正当性」を保障する手段として利用できました(天皇から正一位に任じられたからエライ、征夷大将軍に任命されたから德川はエライ、的に)。 だから、利用できた天皇家は潰されずに続いてきました。 中国では異民族ですから、漢族の王様は俺たちモンゴル人にとっては関係ナイ話。邪魔だから廃位させてしまえ、殺してしまえ、になるから続きませんでした。完全に潰しておかないと反乱が起きるかもしれませんからね。