突然失踪した共同経営者が10年後に出資金返金を要求
有限会社開業1年で失踪、以来11年以上連絡がとれなかった共同出資者(共同経営者)に出資金などの返金を求められています。
友人Aと二人で2001年4月に資本金300万円(1口5万円で30口ずつ折半)で有限会社を設立、雑貨店兼飲食店を開業しました。
出資金を含めた開業資金は合計約1,200万円で、
各自が負担した約600万円は各自の貯金と親からの借入で調達しました(公的な融資等は一切受けず、全て個人で用意)。
20万円ほど私が多く準備金を出したので、Aの合意のもと私が代表取締役に、Aは取締役に就任。
少額ながらも報酬(給料)は私とAで同額(金額は同意のもと決定)、
別に返済金として各自に同額を支給していました。
Aは自身の収入を増やす為に、私には内緒で夜は水商売もしていたようです。
そのため度々遅刻や欠勤を繰り返していましたが、私は仕方ないと黙認していました)。
しかし開業から1年もたたない頃、Aがなんの前ぶれもなく失踪。
Aの親も兄弟も友人も皆連絡がとれないとのことで、
なすすべもないまま2013年の今も私は一人で店を営業しています(Aが担当していた飲食部門はアルバイトを雇って存続しています)。
ちなみに登記簿も定款も設立当初のまま、Aは書類上では会社役員のままです。
一度は軌道にのったかと思えた会社(店)経営ですが
年々厳しくなり10年近く赤字決算のまま、私もこの3年程はまともに報酬を受けられず、
貯金を崩しては会社に貸与する状況が続いております(会社自体は他所の融資等は現在も一切受けておりませんが)。
これ以上の存続は不可能かと考えていた先日、Aの友人と名乗る女性が突然店にやってきて
「開業時にAが負担した資金をAに返金してやってほしい」と言うのです。
その女性は以前、法律事務所に勤めており多少は知識もある、とも言いました。
驚いた私は「この11年、私がどんな思いで店を継続させてきたか…。逆に当方がAを訴えたいぐらいです」とお伝えしました。営業中でもあったので、その女性は「また電話する」と言って帰られました。
女性によるとAは2002年頃からワインバーの雇われ店長を始め、数年後に経営権を得ているようでした。
私はどうしたらいいのでしょう。途方にくれています。
11年以上消息もわからず連絡もとれなかった役員に、何らかの返金をする義務があるのか。
開業時のままの定款は変更すべきなのか。変更しないままだと法的な問題があるのか。
定款の役員簿からAを削除できるのか、その議決権は自分にあるのか。勝手に定款を変更して逆に訴えられないか、削除したところで返金義務(もし、それがあるとしたら)は残るのか。
仮に会社を倒産させて個人事業に変更した場合はどうなのか。
もともとは親友だったA、
だからこそ受けた精神的苦痛ははかりしれず、
いつかまた共に笑い合えたら…と思って来ました。
けれども、もしAが法的措置を行使してくた場合を考えると眠れなくなります。
いろいろ調べていますが、さすがに同じケースが見当たらず困っています。
お知恵を貸していただけないでしょうか。
お礼
そうですね、私は自営生活長いですが相方はサラリーマン経験しかなかったですから、少々天狗になっているのだと思います。 もうすぐ決算ですので、2期目のスタートはきっちり取り決めをしようと思います。 ありがとうございました。