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免震ゴム について・・・
近い将来来ると言われている東海地震などの対策として、最近よく耳にする、免震ゴムや、免震装置についてですが、すでに建てた家に取り付けるようなものはないのでしょうか??私の家は築20年であと少しだけローンが残っています。とてもじゃないですが、今からまた新しい家を購入などできません・・・そこですでに立っている家に取り付けるような免震ゴム 、装置はないのでしょうか??全くの素人なもので馬鹿らしい質問かも知れませんがお知りの方がいましたらお願いします。
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既存の住宅に免震装置(すべり支承、オイルダンパなど)を取り付けることは可能です。耐震性能も他の耐震補強に比べれば「飛躍的」に良くなりますが、コスト的に問題があります。 住宅メーカーなどで新築の免震住宅を建てる場合は、その工法自体が大臣認定を取得している為住宅個別に認定を取得する必要はありませんが、補強として免震装置を後から取り付ける場合は個別で大臣認定を取得する必要があります。要するに手続きや設計図書の作成に余計に手間がかかるので、それなりの設計料が発生するということです。 また工事も、ジャッキアップを伴う基礎の補強工事と免震装置の取付工事、さらに給排水管などを免震配管に盛り返る工事となりますので、莫大な工事金額になると思われます。 新築の免震住宅が普通の住宅に比べ高級車一台分のコストアップになるといわれているので、後付け免震補強の場合前述のコストアップ要因を考えれば高級車3~4台分くらいになるのではないかと思われます。 恐らく新築で免震住宅を建てるのとほぼ同額だと思います。
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一般に免震ゴム(積層ゴム)は住宅に採用されていません。 これは免震ゴムは、ある程度重量があって初めてその性能が発揮するからで、住宅はビルに比べて軽量のため性能を発揮しづらいためであります。 このため住宅メーカーは専用の免震装置を独自に開発して、採用しています。 そのため一般的に販売されている積層ゴムを、住宅に適用するのはかなり困難と思います(住宅メーカーの物以外だとブリヂストンの多段積層ゴムやゴム製品ではなく滑り支承型の免震装置ならもしかしたら可能かもしれません。なお、多段積層ゴムは特許のためブリヂストン以外では製造・販売できません)。 また、免震構法を採用する場合は、建築基準法で決まっている耐震設計の範囲外ですので、特別な設計・審査(免震評定)が必要で、建築主事建築確認の代わりに国土交通大臣の認定が必要です。このため、一般の設計事務所や工務店では技術的に対応できませんので、設計・工事を依頼するとなると免震設計の実績が豊富な東京建築研究所や大手設計事務所・大手ゼネコンに依頼することになると思います(住宅メーカ製ならそのメーカーが免震をしていれば可能)。 次に工事についてですが、免震ゴムを入れるには、基礎を強固に造らなくてはなりませんし、入れるために家自体をジャッキアップする必要がありかなり補強が必要です(上野の西洋美術館などで大手ゼネコンでの実施例はある)。場合によっては新築工事よりも難工事です。このため、施工はやはり大手ゼネコンに依頼する必要が出てきます。 また一般に免震装置は軟弱地盤ではその効果を発揮することは困難なので、採用にあたっては地盤の調査も必要です。 以上のように設計も施工も難度が高く一般レベルでは技術的に対応できませんので、簡単にというわけにはいきません。 むしろ耐震診断を受けて耐震補強をした方がよろしいと思います。
- seapapajp
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皆さん免震装置を付けることができればいいのですが、現在の横揺れを吸収する免震装置はゴムや金属ボールなどを用い地面の揺れを建物へ伝わらないようにして建物の慣性の法則(外部から力が作用しなければ同じ場所へ留まろうとする)により揺れを小さくする手法を用いています。しかしこれはあくまで横揺れに対して効果があり縦揺れに対しては全く効果はありません。この方式は、地面側と建物側に当然稼動部を支えるための強度が必要となってきます。一般の住宅はご存知のように地面に建物の基礎(コンクリート)を造り、その上に木の柱と梁等で建物を造っています(建築中にご覧になっていると思います)。免震装置を設置するのならコンクリートの基礎と建物の間に建物と同じ面積の鉄骨の枠を入れる必要があるのですが家は基礎が建物の基本的強度(基礎の平面積分の接地面積が必要)となっているので部分的にジャッキ等を用いて持ち上げることができません。基礎ごと持ち上げて、その下に造るしかないのですがかなりの費用となります。費用的には建て直されたほうが安いかもしれません。参考ですが、高層ビルなどでは、免震と抑震があり、後者は、壁の一部に比較的柔らかな金属の壁を作り、建物が揺れようとするとその金属の壁がゆがむことでエネルギーを吸収し結果的に揺れを抑える効果がある方法もあります。(地震後新しいものと取り替える)一般住宅で可能なのはこの「抑震」だと思うのですが既存の住宅向けの技術が早くできることを望みます。
- kaya1102
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No.3のkaya1102です。 免震装置が市販されているとは知らず不勉強でした。 参考urlを辿ってみましたが、新築の施工順はありましたが、既存建築の施工順はありませんでした。 工法的な措置が有るのでしょうが、既存建築に対しては、 どういう手順で行われるのか興味有ります。 重ねてお詫び申し上げます。
参考情報です。 最近市場導入されている住宅用免震装置は、IAUのもので、積水ハウスなどが導入しました。 IAUでは広く販売していますので、**万円ほどで加入できます。ただ建築コストは***万円ほど上がります。 某所にて戸建て住宅の建築中のものを見ましたが、これは「大きなおもちゃ」というのが正直な感想でした。お金に余裕があれば面白いかもしれませんが、、、、、
- 参考URL:
- http://www.iau.jp/index.htm
- kaya1102
- ベストアンサー率25% (2/8)
免震と御質問にありましたが、耐震の事を云われていると仮定して回答します。 木造住宅の免震装置とは学術研究用の用途で開発したとは聞いた事ありますが、 市販されているとは聞いた事ありません。 効果の程は2のAttorneyさんが触れた通りで良いと思いますが、 御質問者のpancrasesaikouさんが云われる免震関係の部材や工法とかメーカー主導で販売されている様です。 例)フクビ工業 http://www.fukuvi.co.jp/ars/index.html 耐震補強リフォームとか類似の言葉で検索すれば山と出てくるでしょう。 一般的に耐震補強とは金物=金具で部材の結束力を高める。 壁倍率を上げる=後付や異質の筋交い並びに筋交い状の部材を付加し、壁自体の強度を上げようという考えで、2つを重複するモノや別の工法的に対処するなど様々です。 施工例を見た限りでは補強された部位は強くなるかも知れませんが、建物全体のバランスを考えた場合、 私見では?でした。 幾ら結束力や壁自体を補強しても接合面が駄目なら、私は意味のない事と思います。 メーカーさん各々の考えがありますから一概には云えないでしょう。 御心配であれば、信用の於ける施工店、業者に骨組みと基礎、出来れば屋根のチェックをお願いされては如何ですか? そこで不具合が発見されたら対処法をキチンと納得してからの対処で遅くないと思います。
取り付けは出来ません。初めから構造が異なっています。 ただ如何にお話しするようにそもそも取り付ける意味はありません。 免震装置はビルなどでは狭い面積に背が高いので非常に有効な装置です。が一般住宅では精々3階建て、特に木造では家自体が軽いので、はっきり言いますと不要です。 a.揺れに対する抵抗力 きちんと耐力壁が入っていれば、倒壊することはまず考えられません。現在の法律では非常に厳しい基準です。基礎については法律で一定以上の強度で作られているので問題ありません。ちなみに免震システムでも基礎に掛かる力はほとんど同じです。(免震は基礎と本体の間に入り、上の木造は軽いので) 鉄筋コンクリートや鉄骨造りであればこれはまず破壊するのが容易でないほど頑丈です。 b.揺れたときの家の中の家具倒壊 唯一免震システムが威力を発揮する分野ですが、普通に家具に倒壊防止金具をつけても同じ効果が得られます。 c.地盤の液状化、崩壊 免震システムがあっても駄目です。 これはそこに家を建てるときの地盤補強がしっかりしているか、そもそも液状化しやすい、しにくい場所なのかという問題であり、問題ある地盤の上だと、その場所から引っ越さなければ解決しません。 以上のことから免震のメリットはわずかにbの話の程度しかありません。 なお、木造住宅の場合には、以下の点が重要であることが阪神大震災の教訓として得られました。 a.地盤については液状化地域では被害が大きく、岩盤に杭基礎とした頑強な鉄筋コンクリートの建物でも被害を受けた。 b.木造で倒壊したのは、土台や柱が腐敗したりシロアリ被害に遭っていたものが大半であった。 c.一番被害をもたらしたのは火災であった。 つまり、たとえ20年前の建物でも、土台、柱が健全であれば、倒壊することはありません。 火災による延焼をくい止める方が大変重要です。これには地域ぐるみでの防災活動が重要になるでしょう。
- cha-chako
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一般住宅用免震装置は、まだ実用に耐えうるものがありません(?) 一部、某大手から、新築時に基礎と家屋間に取り付けられるものが発表されましたが、効果のほどは不明。 ビルの場合は、各大手企業が盛んに取り入れていますが。 ビルは工法が限られるため、効果測定が求めやすい(?)ためと思われます。
お礼
ありがとうございました。参考にさせていただきます。