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「今日」と「今日は」の違い
最近、海外の人に日本語を教える機会があります。 正式に日本語教室をやっているわけではなくて 「ちょっと私の書いた日本語を見てください」ぐらいな感じです。 自分は日本人なので「これは変」っていうのはわかるのですが それを説明するとなると、どういう違いがあるのだろうと思うことが多々あります。 例えば (会議冒頭で) (1)今日は、○○について話し合いをしたいと思います。 (2)今日、○○について話し合いをしたいと思います。 私なら、通常は(1)を使って(2)を使うことないと感じます。 (2)だと、メール等の連絡が回ってきて「日程決まっていなかったけど、今日会議しますよ」みたいな時に使うのかなと思いますが、どうでしょうか? (日記で) (3)今日は、東京へ行ってきました。 (4)今日、東京へ行ってきました。 こちらが難しくて、みなさんどんな風に感じますか?
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- kine-ore
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「今日」のような「時の名詞」は、格助詞なしに単独で連用修飾語になることができます。、 (2)’ 今日○○について話し合いをしたい、と思います。 この今日(きょう)は「(話し合いを)したい」を連用修飾しています。 ですから「今日(きょう)」と訓読みすればどちらも遣えます。 もし「今日(コンニチ)」と音読みすると(1)は挨拶語コンイチハと紛れやすく、(2)は昨今のような広い意味が混じるので、普通は「本日(ホンジツ)」と遣います。 (2)’’ 本日、○○について話し合いを行いたいと思います。 日記体ではデスマス調は遣わないので、 (3)今日(きょう)は、東京に行ってきた。…取り立てての事実説明。 (4)今日(きょう)東京へ行った。…単なる事実の記述。
- kon555
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いわゆる『てにをは』、助詞によるニュアンスの変化ですね。 日本語の特徴のひとつらしいので、外国の方は結構苦労するようです。 例文に挙げられているのは『は』ですが、これには対象を限定するような意味合いがあります。 これが例えば『も』とか『こそ』などになると、意味合いが完全に異なるように、助詞にはある程度の文意を伝え、強調する働きがあります。 今日は、○○について話し合いをしたいと思います。 今日も、○○について話し合いをしたいと思います。 今日こそ、○○について話し合いをしたいと思います。 この助詞を省略すると、『今日』というのが単なる日付を表す語句になるため、会議の開始には相応しくなくなるわけです。 何しろ今から始めるわけですから、わざわざ『今日』と言わなくていいよ、的な違和感が生まれます。 日記を前提としての「今日は東京へ行った」という例文の場合には、元々日付としての意味しかないため、『は』でも省略でも意味があまり変化しません。 ただ『は』には多くの対象から限定するような意味合いもあるため、明日や昨日と言ったほど近い日付では別の場所に行ったような感じがでますね。
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- Nakay702
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なるほど、ちょっと微妙な違いがありそうでなさそうで、紛らわしいですね。 それで、私は、《「今日」に対して、「今日は」と言う場合、2つの意味合いが加味される可能性があるのではないか》と考えました。 ①話を切り出す場合の第一声としては、「今日」というより、「今日は」の方がより自然である。例:「(さて、皆さん)今日は、政治について話し合いをしたいと思います。」、「今日は、(昨日までとは打って変わって)いい天気ですねえ。」 ②「今日」に対して、「今日は」という文言には、「いつもと違って、今日は」という「選択または強調」の意味合いが加味されると思います。例:「(いつもは仕事の話ですが)、今日は、社内旅行について話し合いをしたいと思います。」、「今日(ばかり)は、無礼講で飲み明かそう!」
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ご回答ありがとうございました。
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