- ベストアンサー
原発の耐久年数と延長について
- 原発の耐久年数はメーカーの設計基準によって決まっており、国は60年以上の延長も可能としています。
- 国は定期メンテナンスによる部品交換を行っており、経年劣化した部品は定期的に取り替えられています。
- 一部の交換できない部品はユニットごと交換されており、原子炉のメインのエンジンなども交換が可能です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
<原子炉のメインのエンジンみたいな場所も交換出来るのですか? 出来るか出来ないかで言えば、日本の場合、出来るタイプの原子炉を使ってるので出来ます。 因みに、メインエンジンは原子炉の中ではなく、外にあるので比較的楽に交換は可能で、分類としては外燃機関になります。原子炉で一番問題なのは燃料棒を入れておく貯蔵タンク(要するに燃料タンクですね)ですね。密封型と比べたらば解体やら部品交換は楽な方らしいのですが、問題は外した後の部品の保管場所で現在そういった場所はほぼ満杯状態だと聞いた事があります。
その他の回答 (2)
- shoebill
- ベストアンサー率45% (41/91)
原子力発電所の施設には部品交換できるものと、部品交換が難しいものがあります。 パイプや電線類は交換可能で、蒸気を運ぶパイプが腐食した場合、原発を停止し、パイプ交換などの修理をするという報道がみられます。 しかし、原発の中心部ともいうべき圧力容器などは、いわば核反応が起きる部分で、長期の放射線の影響を受けた材料としての劣化の可能性があり、これによる使用期間をどうするかが耐久性能の問題だと思われます。 おそらく、科学的には、個別の原子炉ごとに材料検査などで劣化の程度を判断することが望まれるのであって、60年を超えても劣化程度から運転可能なものや、60年に満たなくても劣化して運転に疑問がでるものがありうると思います。 一律に運用期間を延長することとは別に、個別の原子炉の劣化の程度をどう判断するかということが必要と思われます。 なお、圧力容器については、放射線(中性子)を浴びることによる材質(鋼鉄)の劣化をどう測定するかという方法の問題もあります。原子炉の中に試料片を入れておいて、それを適宜取り出して材質劣化を測定することが行われていますが、資料片の数が何年分まであるのか不安です。 理論上は、自動車エンジンをまるごと交換するように、圧力容器そのものを交換するというメンテナンスも在り得るのでしょうが、仮に圧力容器を交換したとしても放射性廃棄物をどうするかという問題があります。それに、圧力容器単体を交換するというエンジニアリング技術はまだないでしょう。 廃炉にして、新しく建て替えることでしか対応できないと思われます。
- ryuzin
- ベストアンサー率44% (255/570)
補足ですが、燃焼そのものは原子炉の中で行っています。そこがエンジンでは?と言われたら微妙ですが、原子炉の中身は燃焼室のみで発電したりする部分は外付けになっているのだと思えばいいかと。複雑なのは内燃機関とそう変わりありませんけどね。
お礼
みんなありがとうございます