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原子力発電所の津波対策と地盤高さ
発電所の津波に対する防波堤(防潮堤)について、設計高の基準は、どのような基準で決められているのでしょうか。 又、原子炉建屋の地盤高さは何を基礎にして設計されているのでしょうか。 1.津波高さ。 2.最高高さの津波が発生する年数(100年に1度発生、150年に1度発生等)。 3.防潮堤の設計基準は、何が根拠でしょうか。 4.防潮堤の耐久性は何年としているのでしょうか。 5.地盤高さの設計根拠 宜しくお願いいたします。
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「その地域の直近のプレート」が基準です。 だからその基準は原発ごとに異なります。 福島原発だと宮城県沖が最も近いプレートであり、 宮城県沖のプレートは大地震が起きにくいのでM8.0以上の地震は起きないとされていました。 地震の周期は約100年です。 だからチリの巨大地震か宮城県沖のM8.0程度を最も大きい想定として、 1.高さ6m程度(立地は10m) 2.100年に1度 というのが福島原発の基準です。 だからより近い三陸の女川原発ではもっと基準が厳しく、 1.高さ10m程度(立地は約15m) 2.100年に1度 となっています。 大地震が起きるプレートが直近になかったり、 周期が1万年など極端に長い場所の原発ではこれより基準がかなり甘くなっています。 防潮堤はその想定に合わせて建設されます。
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- kei1966
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全部はわかりませんが、最高の高さの津波に合わせて作る気はなかったようです。 明治くらいからしかちゃんと津波の高さを測った結果の信ぴょう性がなかったのでしょう。 157年前の安政の南海地震で15m、関東大震災で12m、115年前の明治三陸地震で38.2m、最近の北海道の奥尻16.8mです。 その結果を見れば15mを超える津波は120年に一度。しかも原発にピンポイントに15mの津波が来るとは考えにくいと判断したのかもしれません。しかし現実には5~6mの防潮堤しか作ってませんね。そうそう原発は初期投資が非常に少ないことを売りにしていましたから、そこには最低限しかお金をかけなかったのではないかと思います。安全性や確率なんて馬鹿げていると思いますが、いつものように数値を調整してこれだけ安全で安くできると原発をたててきたんでしょうね。 コンクリートで作っているものですからねえ。公共物の建築は100年なのですが土木はわからないのでちょっと調べてみました。が、でてこない・・。でも、材料に関して200年超耐久を目指すと書いてあるのを見つけました。やはり200年は少なくとももたない。 (ちょっと前に200年住宅っていうのがあったのにいつの間にか長期優良ってなったでしょ、あれも基礎コンクリートが200年持つものができないというところから変わってきたと聞いています) 先の回答の方がサイトを出してくれていますが、どうやら10m地盤を削ったのは海水利用したかったかららしいです。確かに当初から海水を真水に買える装置の話はしていたのでそれを冷却水にしていたようです。すごい工事費をかけて土を削り結果的にあだになったということのようです。 設計基準を見て答えてないのは恐縮です。 特別に定められているらしいのですが見つかりません。
お礼
有難うございます。 工事費比較等でこれに決めたとかの資料があれば納得しますね。
- mdhcf960
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津波の想定高さは、東電によると地震や津波の専門家に聞いた情報をもとに決めたといっています。 実際に記録に残っている津波の高さは、明治三陸大津波で大船戸市38.2mというのがあるらしいですがそんなに高い防潮堤をつくている原発は無いです。記録にデータが残っている範囲の高さで決定している事は間違えありません。古文書の記録はあまり考慮してないようです。古い文書は津波の高さとかを正確に記録していなかったり、被害の大きかったところは村全体が壊滅して記録が残らなかったり、文字をかける人が少なく交通や通信手段が今のように便利ではなかったので正確なデータを得る資料としてはごく最近まであまり重要視されていなかったと思われます。http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110519ddm003040129000c.html 福島第一原発について、設置した場所の高さについては、以下のリンク先に「整地面レベルの決定に際しては、過去の記録あるいは何らかの科学的推論にもとづく最大の高潮や津波時の海水面レベルの上昇の想定値に多少の余裕を与えて最低の許容レベルが決定された。」とある。 http://tokyopastpresent.wordpress.com/2011/04/27/%E6%95%B7%E5%9C%B0%E3%82%92%E6%A8%99%E9%AB%9810m%E3%81%AB%E5%89%8A%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%BC/ 中部電力浜岡原発にてついて、防潮堤の高さは15mとされているらしい。これについては私はやや不安を抱いている。 鎌倉の大仏には昔大仏殿があったが室町時代の明応地震で倒壊したとある。海岸から800mも離れた場所にあるのでそこまで津波が来たらしい。また、一説には津波で船が流されてきて大仏の肩にぶつかって傷をつけたという記録があるという。現在、鎌倉大仏の左肩にそれらしき傷が残っているのが確認されている。このことが本当だとすると、大仏の高さは台座も合わせて13.35mあり、標高は約11mくらいあるから、肩までの津波はおよそ20mの高さがあった計算になる。 現在、東電の柏崎原発や北陸電力の志賀原発(しかげんぱつ)も15mの防潮堤の建造を計画している。
お礼
有難うございございます。 聖地面のレベルについて、なんとなく判りました。 でも、すっきりしないですね。
お礼
有難うございました。 ご回答を頂きました、基準についてもう少し勉強したく どのような書籍、その詳しい内容等、どこに行けば閲覧が可能でしょうか。 図書館等で判るのでしょうか。開示されているのでしょうか。 原発のある市町村、県、原発資料館などで閲覧できるのでしょうか。 宜しく、お願い申し上げます。