- ベストアンサー
10兆円基金法成立で研究力向上の課題
- 10兆円の基金を設け、大学へ運用益配分
- 学内外から業績は厳しく評価される
- 博士課程進学者が減少し、研究力向上に影響
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以下のとおりお答えします。 まず、お書きの要約を単文ごとに吟味します。 >10兆円規模の基金を設け、国が「卓越」と認めた一部の大学に運用益を配って、研究力を高めようという法律が成立した。 *必要な部分ですが、字数節約のために、もっと縮めるといいですね。 ⇒国が「卓越」と認める大学に基金を配って研究力を高めようという法律が成立した。 >だが業績は学内外から厳しく評価されており、流動性が失われるとも考え難い。 *おっと、かなり飛びましたね。間にある大学の内部事情や研究者のことは無視ですか。ここで言う「評価」とか「流動性」の意味をきちんと把握していますか。 ⇒他方現場では一定の雇用期間を超すと無期雇用への切りかえを求められるという規則があるので、経営の苦しい国立大学は期限が来る前に大量の雇い止めを行うのではないかとの懸念が広まっている。 >優秀な学生が研究の世界を敬遠することこそ憂うべきであり、現に博士課程への進学者は減り続けている。 *どんな理由で「優秀な学生が研究の世界を敬遠する」ことになるのですか。それを先に言うべきだと思います。 ⇒任期に限りのある不安定な境遇では、次の職を得るために、研究テーマは成果が確実に見込めるものに流れがちで、野心的な研究は敬遠される。 >政府は博士課程への進学向上にさせる為に足元を固めなければ、研究力の向上は望めない。 *「足元を固め」は抽象的な表現なので、その具体的な内容に言及しておきたいですね。ちょっと長くなりますが、後で再考します。 ⇒だが、自由な発想で安心して研究に打ち込める環境を用意することは極めて大切だ。国際卓越研究大学法の成立に当っても、安定的な身分の研究者や正規雇用の職員を増やすために人件費の基礎となる国立大への交付金などを充実させるように求める付帯決議が採択された。無期雇用が増えれば競争する必要性が薄れ、研究の停滞や人材の固定化を招くのではないかと心配する声もある。だが業績は学内外から厳しく評価されており、流動性が失われるとも考え難い。雇い止めによって優秀な学生が研究の世界を敬遠することこそ憂うべきで、この課題を解決しなければ研究力の向上は望めない。 添削文をまとめます。 卓越性が認められる大学に基金を配って研究力を高めようという法律が成立した。他方現場では一定の雇用期間を超すと無期雇用への切りかえを求められるので、経営の苦しい大学は期限前に雇い止めを行うのではないかと懸念されている。任期に限りのある不安定な境遇では、次の職を得るために研究テーマは成果が確実に見込めるものに流れがちで、野心的な研究は敬遠される。だが、自由な発想で安心して研究に打ち込める環境を用意することは極めて大切だ。上の法律の成立に当っても、安定的な身分の研究者や正規雇用の職員を増やすために国立大への交付金などを充実させるように求める付帯決議が採択された。無期雇用が増えれば、競争する必要性が薄れ、研究の停滞や人材の固定化を招くのではないかと心配する声もある。だが業績は学内外から厳しく査定されるし、流動性が失われるとも考え難い。雇い止めによって優秀な学生が研究の世界を敬遠することこそ憂うべきで、この課題を解決しなければ研究力の向上は望めない。(426字) *これでは、字数制限の倍以上ですので、さらに縮めることが必要です。その際、単文単位で捨象するのでなく、「全体を圧縮」する形で要約することを心がけます。 上記添削文を圧縮します。 基金配分で大学の研究力を高めるための法律が成立した。他方、大学では経営苦による雇い止めが懸念されて野心的な研究が出にくい。安心して研究できる環境を用意することが大切だ。それで交付金の充実を求める決議が採択された。厳しい業績審査などにより、競争喪失や研究停滞という懸念は払拭できる。雇い止めによって優秀な学生が研究の世界を敬遠することこそ憂うべきで、安定した研究基盤を確保することが今緊急に求められる。(200字) *何とか制限字数内に収めましたが、完全な要約と言えるかどうかは分かりません。ご判断をお任せします。
その他の回答 (1)
- Biolinguist
- ベストアンサー率69% (354/513)
70点。 ・任期に限りのある不安定な境遇 ・安定的な身分の研究者や正規雇用の職員 ・自由な発想で安心して研究に打ち込める環境を用意すること などの主要部分がすっぽり抜け落ちている。 「だが業績は学内外から厳しく評価されており、流動性が失われるとも考え難い。」 これは反論に対する反論であって、主張の根幹ではない。
お礼
大変助かりました。 ありがとうございます。