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電気系の博士課程の就職
某国立大学大学院工学研究科修士1年の者で電子工学(デバイス系) を専攻しています。現在、就職するか、博士課程進学かで迷っています。 先生方はこの分野は博士課程までいっても就職に困らないと言っていますが それは博士課程に残ってほしいからいっているのではないかと思ってしまい ます。博士課程修了後の就職先としてポスドクがありますが、期限付きなので不安定なのではないでしょうか?僕はいずれにしても研究職につきたいと 思っています。アドバイスをよろしくお願いします。
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再度回答させていただきます。 皆さん念頭に置いているのは日本で"一流企業"や"大企業"と呼ばれている企業への就職だと思われますが、残念ながらこうした企業では博士はあまり重用されていないことは事実です。 それは人事や昇級が年齢によって決定されるため、博士新卒者の多くは27~30歳となり、この人事制度では割高な人材となってしまうからです。したがって大学名はほとんど関係ありません。 こうした硬直した人事で採用しているくらいなので、日本の大企業の多くは、新卒者に能力や専門性求めておらず、入社後のOJTによる教育を重視します。全く畑違いではないものの、希望した研究につけることはないと考えてよいでしょう。 私にも日本企業(メーカー、製薬、総合企業)の人事で働いている友人知人は多くおり、すべてからこのような人事を行っていると聞きました。 しかし、民間の独立した研究所(野村総研や三菱総研など)、ベンチャー、外資、一部の日本企業は事業部門ごと、研究分野ごとに採用を行っており、高度な人材を求めています。もちろん、新卒の一括した採用ではないため、こういったところに貴方がエントリーするのであれば、年功による昇級や賃金は求められません。完全年俸制で実力がものを言う世界です。 ただ、個人というよりも、研究部門や課での成果が重要視されるので、チームワークは重要です。巷に流布しているような完全個人プレーや能力主義のイメージとは合致しません。 一度、こうした人材の流れに身を置くと、転職は珍しくありませんが、転職しやすいです。 より条件のいいところ、より自分の高めたい専門性が生かせるところに移っていくことも、キャリア形成の手段となります。 このような人事、採用は中途(キャリア)採用の現状と非常に近いです。 なので、中途(キャリア)採用に積極的な企業は、博士などの高度な人材の採用にも積極的といっていいでしょう。 中途(キャリア)採用に積極的な企業のなかには、労働内容がきつくて退職者が多いので、中途採用に積極的というところもあるので、ちゃんと求めている経験や能力が具体的であるか、確認してください。 大学への就職はオススメできません。 基本的には退職者のポストを穴埋めする募集しかされず、仮に助手や助教として採用されても、給料は低いです。 准教授以上は給料が格段に上がりますが、テニュア(終身在職権)なのでこれをとれるかどうかは35歳までの実績にかかってきます。 日本の大学で40歳以上でテニュアはまずとれないと思ったほうがいいです。 もし、日本の大企業に就職するような希望を持っているとしたら、博士号の取得はオススメできませんが、需要はあります。 博士をとったからといって一概に就職が不利とは言えません。 大切なのは、博士で行う研究が、就職に結びつくのかどうか、貴方の能力が社会で必要とされているかどうかにかかっています。 また、民間企業の定年退職者であっても、博士号取得者に対して再雇用は大学は割と行っています。 特に私立大学では、工学、物理、化学の基礎科目は枯れた内容であるので、働いていた経験を踏まえて面白い講義を行える人の需要はあります。貴方がその年齢になる頃には世の中も変わっているでしょうから何とも言えませんが、現状では定年後のことまで考えると、決して博士号取得は損とは言えないと思います。 日本の現状は、残念ながら博士号取得者に優しいとは言えませんが、人材の流動性は高まって行くでしょう。 前も書きましたが、貴方が重視することが何なのかが最も重要です。
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- suzuki1029
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理系の場合、一流企業の研究職はマスターが必須ですが、逆にドクターまでいくと就職は非常に厳しくなります。 (皆さんが言われるとおりです) もしドクターに残ることを勧めている教授が大きな研究成果を上げ企業の研究部門とも深い繋がりがあれば話は別ですが、 そうでなければ一流企業の研究職はムリですし、工場技術者としての就職も難しいと思います。 M1という事は、今が就職活動のピークを迎える状況になっているハズで時間との勝負です。 すぐ教授に「ドクターとして残らない」ことを話し、就職活動を開始すべきです。
お礼
ご回答ありがとうございます。
いちおう私は学歴がすべてと言っているわけではありません。 研究職という枠はこの不況でさらに少なくなっていますから、夢だ希望だということはもう言っていられないのです。博士に進学することはそれだけリスクもありますから、よく考えろと言っているのです。 実際これだけ枠が小さくなってくると旧帝大どころかそのレベルでも上位の大学しか基本的に博士は取らないと思います。実際に企業の人事がそういうのだから間違いありません。 もともとの学力からしても、果たしてそこまでの実力があるのか疑問です。修士で少しでもいいところに行って、ひょっとしたら研究職に回してもらえるかもしれない、と思うくらいで我慢したほうが身のためです。貴方の大学がどこかもわかりませんが、博士の就職は本当にきついです。私の意見を馬鹿とかいう人もいるとは思いますが、学歴だってその人の能力が直視できる形で表に出たものですから、ちゃんと受け入れないと、高望みをしすぎると本当に失敗しますし、みっともないと自覚しましょう。 学歴関係ないというのは一流企業の昇進候補は一流大ばかりなのでこれ以上学歴で優劣は付かないという意味でしょう。
- erstesgrun
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私は有機化学系の大学院研究室で博士をとって、企業で研究職をしています。 貴方とは分野が異なりますが、博士の就職は社会で需要のある専門性を身につけているほど就職しやすいといえると思います。 つまり、博士課程修了時点での貴方のスペシャリティを、企業なり大学なり研究機関が欲しているかが重要になってくるので、その専門知識の需要や将来性、実際その分野を研究している企業の有無をしらべてみて下さい。貴方の周りでこうした情報を一番持っているのは、おそらく大学院の先生方でしょうから、もっと突っ込んで、大学院の先生方に聞いてみることをオススメします。 その博士課程修了した先輩はロールモデルとして参考になるでしょう。 修士卒なら、就職の門戸は広いとはおもいますが、自分が追究したい世界や深めていきたい研究を仕事にできる可能性は低くなります。昨今、企業は修士卒にあまり専門性を求めておらず、学士と比べ研究や学会発表を経験してきた人材としての評価しかないと言っていいと思います(もちろん全く畑違いのことはさせられませんが)。 働きながら博士を目指すことも十分可能ではありますし、食べていくために、まず働くことを重視するなら、就職されるのも良い判断だと思います。が、貴方が何を重視するかが最も大切なことです。 旧帝大の博士でも就職は難しいとか、全然役に立たない情報が入ってくるとおもいますが、無視しちゃって下さい。こういうことをいうヤツは、大学歴しか見ていないただの莫迦です。実際は上記の通りで、大学名よりもそこで何を身に付けたかが需要です(有名大学の方が実績のある先生が多いという事実は無論あります)。 博士は海外では大変重用されています。論文で実績がないと、働き口は見つけにくいですが、日本よりは門戸が広いです。 また、弁理士など、博士を持っているからこそ、付加価値を持たせられる資格もあります。まずは情報を集めてみて下さい。
どこの国立大かによって全然事情が異なります。 国立っていっても、ぴんきりですから。 とりあえず就職の強い東大ですら余りが出る時代です。 貴方の大学を言えとは言いませんが、よく考えないと、就職に失敗してしまいます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 失敗しないよう頑張りたいと思います。
- kagakaka
- ベストアンサー率23% (12/51)
やはりドクターまでいくと逆に就職は厳しいと思います。 よほどこれはという技術がなければ、年齢高い人を新卒としてとるほど 甘くはないですよ。 それに、企業に就職したことない大学教員がわかるはずもありません。 私はあまりオススメしません。
お礼
遅れまして申し訳ございません。 ありがとうございます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 僕は技術者より科学者思考で配属先がどこになるか分からない修士での 就職ではなく危険な橋を渡るようですが博士での就職をしたいと決心しまし た。自分の研究分野は社会的に必要されていると思います。