- ベストアンサー
「壊れた机」-「壊れた」の品詞
英文で「a broken table」の broken は、 動詞 break の形容詞的用法かと思います。 一方、日本語の「壊れた机」の「壊れた」も、 同様に動詞の形容詞的用法と言うのでしょうか。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
名詞の前置き修飾機能をする動詞の過去分詞の形容詞的用法は、日本語では動詞に助動詞を付与することで、その連体形ではいわば連体詞的な機能として「~ている」「~てある」という存続の意味を表します。 壊れた机:「壊れ」(自動詞「壊れる」の連用形)+「た」(完了の助動詞「た」の連体形)+「机」(名詞)
その他の回答 (3)
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
#3です。 >「壊れた机」の「壊れた」は「形容詞と同様の働きをする」というのみであり、たとえ名詞の前にあっても「形容詞」とは決してみなされない、どのような使用方法であっても動詞であるという解釈でよろしいでしょうか。 : 「形容詞と同様の働き」という見方がまず問題です。 日本語では、名詞「机」のような体言を修飾する機能は、用言(動詞・形容詞・形容動詞)および助動詞の活用付加によって果たされるとともに、さらには活用のない「連体詞」も加わります。 (「小さい秋」は形容詞連体形ですが、「小さな秋」なら連体詞です。) 英語の「分詞」用法では補えないほど多様な機能を日本語では用言の活用に助動詞や助詞が付くことで果たしています。 英語では「壊された机」とは「壊れた机」なのか「(誰かが)壊した机」なのかといった文脈が補語なしには不明になります。 This is a broken table.=これは壊された(壊れた)机です。 This is a table broken table by Tom.=これはトムによって壊された(トムが壊した)机です。 ですから、動詞の「分詞」化で体言の形容をする英語の視点からでは、動詞に助動詞を付加して活用で多様な表現が可能な日本語の語法は対比にはなりません。 特にアスペクト表現は全く英語にはないもので「~テイルと~テアルの対立」は難解です。 「a broken table」が日本語では、壊れた机、壊された机、壊した机、壊れている机、壊れてある机、などと多様化します。 ですから動詞の活用に加え付属語の助動詞が、しかもその活用も加わることで、日本語はいちいち補語を並べなくても簡潔にして多彩な表現が得られる仕組みなので、「どのような使用方法であっても動詞であるという解釈」とだけでは理解が困難です。日本語は活用する用言に更に活用する付属語と活用しない付属語が加算されて成り立つのであり、その面からしても英語とは全く異なる文法形態であるからです。
お礼
度々ご丁寧にありがとうございます。 繰り返し読み直してみたところ、前回のご回答を読み誤っていたことに気がつきました。 「名詞の前置き修飾機能をする動詞の過去分詞の形容詞的用法」の部分は、英語の broken を指しているため「動詞の過去分詞の形容詞的用法」という文言を使用されたのですね。 なぜかその文言が「壊れた」にも共通すると誤読していました。 大変失礼致しました。 ただいま全て合点がいきました。 誠に有難うございました。
>「a broken table」の broken は形容詞です。 そうですよね、余計なこと書いてしまいました。 https://sandwicheikaiwa.com/adjectives/
お礼
いえいえ。
動詞である「壊れる」の連用形「壊れ」に助動詞の「た」がついたもので、ある時点で、それがあったと確認した意味を表します。 ところで、「broken」は「break」の過去分詞形ですよ。
お礼
ありがとうございます。 broken は動詞の過去分詞ですが、「a broken table」の broken は形容詞です。
お礼
ご回答を誠にありがとうございます。 「壊れた机」の「壊れた」は「形容詞と同様の働きをする」というのみであり、 たとえ名詞の前にあっても「形容詞」とは決してみなされない、どのような使用方法であっても動詞であるという解釈でよろしいでしょうか。