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M119、その他105mm榴弾砲
榴弾砲って曲射で打つ砲ありますけど、 砲自体は鉄の筒で榴弾と呼ばれるものは弾のほうですよね? 榴弾砲は榴弾しか打てないのでしょうか? 105mm戦車ライフル砲の弾は打てないのでしょうか? 戦車ライフル砲と榴弾砲って何か違うのでしょうか?
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>ただそれだけの違いなら戦車砲弾を榴弾砲で榴弾砲の装薬を使えば、期待の性能は出ないものの打てるとも理解できるのですがいかがでしょうか? 榴弾砲と戦車砲の弾は、ピストル弾やライフル弾と同様に弾頭と発射薬が一体化していますので現場で切り替えることは出来ません。 (軍艦の大砲だと発射薬の個数を切り替えて射程を調整する方式も有りますが…。) あと、弾の長さ(発射薬の量の違い)もだいぶ違いますので、最初から共用する事を前提に設計していないと、榴弾砲に戦車砲の弾は装填(閉鎖機のサイズの問題)できないと思います。 372mm M119 105mm榴弾砲 607mm or 617mm ロイヤル・オードナンス L7 105mm戦車砲 あと、大砲ってちょっとした条件の違いで添付した写真の様に砲身が断裂する繊細な物です。 戦車だったら人員は車内にいますから、多少は安全ですけど、野戦砲だと人員は生身で大砲の周辺にいますから、事故を起こしたら砲兵は全滅です…。 (そばに砲弾が大量に有りますし…。) あと、野戦砲は短時間に連続発射する必要が有りますので、放熱性(砲身などを不必要に分厚くできない)も考慮[砲身を適度に薄くする等]する必要が有ります。 放熱性が悪いと、砲弾が熱で勝手に発射[暴発]される危険性が有りますし…。 ⇒南アフリカのG5 155mm榴弾砲はこれで事故を起こしている…。
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- pri_tama
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>105mm戦車ライフル砲の弾は打てないのでしょうか 南アフリカ共和国製のG7の発展型には、105mm戦車砲用のライフル弾を撃てるのが有ると聞いた事が有りますが、これは極めて稀な例だと思います。 >戦車ライフル砲と榴弾砲って何か違うのでしょうか? 端的に言うと軽い弾を高速で撃つのが戦車ライフル砲で低速でも良いから重い弾を撃つのが榴弾砲[弾道を湾曲させる事で射程を稼ぐ]です。 まあ、現在英米では野戦榴弾砲の高速化が戦場を一変化させる技術として絶賛研究中(HVP/ERAP等)です…。 (英米は野戦榴弾砲を高速化して極超音速ミサイルの迎撃能力を持たせて、万単位で存在する野戦砲にてミサイル迎撃の役割を代替する事を目指しています。) ⇒高速な砲弾を標的に対して電子誘導できる目途がたった事が、この挑戦への契機であったりしますが…。 戻りまして、弾の速度を速くする為に必要なのは、弾頭を軽くすると共に発射薬の量と性質(弾が砲口抜けるまで、発射薬の燃焼[爆発]が続いていなければならない)を変えてやらなければなりません。 この発射薬の性質の違いは、端的に言って大砲の砲身や薬室およびその大砲の仰角を支える台座等に大きな負荷となり、砲身や薬室を分厚くして、台座の駐退機は性能を強化する必要が有ります。 (先述の南アフリカ共和国のG7は、英米の同口径の野戦榴弾砲と比べて倍近い重量[長口径なので単純比較できませんが]が有ります。) ⇒重すぎる野戦砲は、移動が極めて困難になり、必要な時に必要な場所に大砲がいないと言う、運用上の制約となります。 まあ戦車は、その重量(数十トン)で大砲の反動を抑えられますが、野戦砲は、重くても数トンですから高初速の砲弾を撃つのに求められる技術が如何に難解かは、想像出来るかと思います。 (ちなみに、日本の10式戦車は、44 tの車重のみでは砲の反動を抑えきれなくてサスペンション等の複合的な作用で必要な命中精度を確保していると聞いています…。)
お礼
ご回答ありがとうございます。 戦車ライフル砲のほうが頑丈で燃焼速度の遅い爆薬に耐えられるというのは理解しました。 ただそれだけの違いなら戦車砲弾を榴弾砲で榴弾砲の装薬を使えば、期待の性能は出ないものの打てるとも理解できるのですがいかがでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました、これ確かに弾が入らなさそうですね。