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空母はどの程度の波まで耐えられる?
知床観光船の沈没事故報道で、同業者が3m程度で危険と行ってましたが、ニミッツ級の米空母(「ジョージ・H・W・ブッシュ」、「ロナルド・レーガン」など)はどの程度の波まで航行できるのでしょう? 乗組員の操船技術にもよると思いますが、一般的に大型台風に突っ込んでも何とか沈没せずに航行できるのでしょうか?
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太平洋戦争中の1944年に、アメリカ軍の艦隊が台風に突っ込んでしまうという事件がありました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E5%8F%B0%E9%A2%A8 アメリカ海軍の1日での損害としては、真珠湾攻撃に次ぐレベルなので時期(終戦1年前)も考えるとまさに「神風」ではあったといえるでしょう(日本はこの事実を知りませんでした)。 このときにハルゼー提督は戦艦アイオワに乗船していましたが、アイオワは天下の戦艦なので損害は軽微でした。アイオワは約5万5千トンで、全長は270メートル、幅は33メートルあります。 そしてニミッツ級空母は、全長333メートル(東京タワーと同じですね)、幅は41メートル、排水量は約10万トンになります。運がいいと横須賀で見ることができますが、その大きさは別格というか、歴史的建造物が海に浮かんでいるって感じです。海上自衛隊の「いずも」も2万6千トンあって第二次世界大戦当時の戦艦や正規空母とほぼ同じ大きさなのですが、横に並ぶと可愛く見えます。 気象衛星で天気を監視している現代において空母が台風に巻き込まれるというのはあり得ませんが、まあ我々素人が操船するのでもない限り悪天候で転覆するということはないでしょうね。 ところで聞くところによると、例の観光船の船長は埼玉県の出身、他の乗組員も東京都調布市の出身だそうで、つまり地元の人ではありませんでした。出港当時はまだ波が穏やかだったそうですが、地元の人はこれから海が荒れることは分かっていて、地元の漁師さんが船長に「これから海が荒れるから、出港はやめろ」と警告していたそうです。 じゃあ船長が海をナメていた、と思いがちなのですが、これまた報道によるとその漁師さんの警告に船長は「社長に怒られるから出港しないわけにはいかない」と答えていたとか。その観光船の会社は世間でいうところのブラック企業で、人の出入りも激しかったそうです。船長も本当は辞めたかったけれど、そういうわけにいかなくて仕方なく続けていたという話もあるみたいですね。
お礼
大型空母なら、まず沈没する心配は無いということですね。 ありがとうございました。