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空母
第二次世界大戦では、アメリカも日本も空母がありましたが、 この空母は始めどこの国が考え建造したものなのでしょうか?
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艦艇から飛行機を運用するのは、各国で抗争され、 まず、 米国は1910年に巡洋艦「バーミンガム」に仮設したカタパルト滑走台からライト式陸上機の離艦に成功した。翌年には装甲巡洋艦「ペンシルベニア」の後部に着艦用甲板を仮設し、離着艦に成功した。これらの成功はいずれも仮設甲板を使用し、港内に停泊中の艦からのものであり、実用性は乏しかった。 第一次世界大戦では、英国や日本は水上機母艦を運用し、搭載した水上機をクレーンで水面に吊り下ろして発進させ、ドイツ軍基地を攻撃した。 英国は、巨砲を有する超大型巡洋艦として建造中の「フューリアス」t)の砲を下ろし、前甲板と後甲板を完全に飛行甲板に改造した。世界最初の本格的な航空母艦であったが、艦の真中には巡洋艦時代の高い艦橋と煙突がそびえていた。 更に完成度の高い空母として、英国は建造中の高速商船を改設計し、航空母艦「アーガス」を建造した。この艦は艦首から艦尾までの飛行甲板上に全く邪魔物のない構造(全通甲板)で、その後の小型空母の模範となった。 一方、アメリカは給炭艦ジュピターを改造した空母「ラングレイ」を建造した。 第一次世界大戦は終了したが、各国は海上航空兵力強化を、はかり、 初めから航空母艦として設計された艦で、最初に起工された艦はイギリスの「ハーミーズ」であったが完成が遅れ、最も早く竣工(完成、1922年)したのは日本の「鳳翔」だった(ハーミーズの完成はその翌々年の1924年であった)。 このあと、海軍軍縮の影響で、 日本 - 赤城、加賀 アメリカ - レキシントン、サラトガ イギリス - フューリアス、カレイジャス、グローリアス フランス - ベアルン と戦艦・巡洋戦艦改装の大型空母が、完成し、 その運用結果を生かし、 アメリカ - レンジャー、ヨークタウン級2隻(ヨークタウン、エンタープライズ)、ワスプ 日本 - 龍驤、蒼龍、飛龍 と新設計の空母を建造した。 、
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- river1
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#1さんの後ろに付け足しする形で 世界で最初のエンクローズ型の空母はアメリカ海軍の「サラトガ」「レキシントン」でイギリス海軍の「アークロイヤル」以降の新造艦がこの形を採用しています。 エンクローズ型の空母は、開放型空母に防御力が高いが、艦載機の搭載量が少ないということがありました。 イギリス海軍の方針は、海外に広く散らばった植民地政策から小型空母を数多く保有する考え方で、日米の空母運用方針とはあきらかに違いが最初からありました。 多数の空母を一つの艦隊にして作戦運用をしたのは、大日本帝国海軍の真珠湾攻撃が世界で最初の空母集中運用作戦でした。 ご参考まで
お礼
いろいろな意味で真珠湾攻撃は次の時代をこじ開けたような 戦いでもあったようですね。 参考意見をいただき、ありがとうございました。
お礼
船と飛行機を結びつけて考え出したのはアメリカだったのですね。 その後の、空母の歴史まで教えていただきありがとうございます。