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デモクラシーについて
デモクラシーについての添付画像の内容において、皆様はどのように考えますか??
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- HAL2(@HALTWO)
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Democracy (民主制) と独裁制は対義語です。 つまり独裁政治とは Democracy の反対にある政治体制です。 民主制が引っ繰り返って反対側の独裁制に行ってしまうという事は、元の民主制が民衆からそっぽを向かれる程の失態を演じ続けた結果、優秀な頭領に率いられた独裁制の方が遙かに良いと民衆が感じてしまうという事です。 民主制の欠点を考えるよりも独裁制の圧倒的な利点を考えた方が理解し易いのでは? 独裁制が圧倒的に有利な点は「国家の意思決定が非常に素早い事」にあります。 なにしろ 1 人で決めるのですから「戦だぁっ! 突っ込めぇ! 根絶やしにしろぉっ!」で直ぐに軍を動かせます。 一方、民主制ですと「戦うべきだっ!」という人々と「いやいや話し合いで何とかすべきだ」という人々とが「ああだ、こうだ」と騒ぐだけで一向に対応策が決まらないうちに敵に攻め込まれてしまい、議員総出で民衆を捨てて逃げ出すなんて事も起こり得ます。……「会議は踊る、されど進まず」なんて言葉があるほど意思決定が遅いのが民主制ですので、命に関わる事は予め対応策を決めておかないと、ICBM が飛んで来てから迎撃するか否かなんて決められません(^^;)。 古代民主制は村や町程度、都市と言っても 1 万人もいない都市での投票制だったことから原始共産制とも言えるもので、市民が広場に集まって物言いたい者が壇上で演説すれば数日のうちに投票が行われて都市国家の意思決定が行われたものですが、現代のように 1 億人なんて人口の国家に数多くの政党が蠢き合う間接民主制ともなると肝心な政治なんてどうでも良く、政権与党の揚げ足を取ってばかりで国会を空転させて税金を無駄遣いしたり、議席を確保するためだけに共闘し合ったりといった行為が目に付くようになり、市民も政治に興味を失ってしまいがちです。 民主主義が「熟成する」という事は民主主義が「糸を引く、お腐れ状態」に陥るという事でもあり(笑)、民衆が政治に無関心になると TV や YouTube で観た事聞いた事がある者に投票するなんて事になり、政治のことは知らないけれど兎に角人気があって名前を知っている者を熱狂的に支持する Fan 投票みたいな事になって独裁者が生まれる土壌が育成されたりします。……今の日本では独裁制にはなりにくいものですが、途上国では、権力欲に溺れた者だけが政治活動 (権力闘争) を頑張って一般民衆は政治なんてどうでも良いと無関心と言うより無知であるが故に、未だに独裁制が猛威を振るっていたりします。 健全な民主制が発展維持される条件は民衆が政治に関心を持ち、投票権を有す一人一人が国家或いは自治体の運営に一票の責任を感じてきちんと投票に参加する事です。