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「好き」と「嫌い」の分岐点
質問です。 26歳です。 人間の感性ってどこでどのように枝分かれしていくものでしょうか? 私は4人家族ですが、何故か私だけ生のトマトが嫌いっていう。嫌いになった理由もきっかけも自分でも分かりません。私以外の3人は皆好きでポテチ感覚で食べられます。対して私は克服しようとしても全然ダメですし、年をとっても解決できませんでした。 この違いって一体何なんだろうって疑問に思い、質問させていただきました。 「この映画は好き(嫌い)」 「この歌が好き(嫌い)」 「このアニメが好き(嫌い)」 「このドラマが好き(嫌い)」 「この本が好き(嫌い)」 「この食べ物が好き(嫌い)」 「芸能人が好き(嫌い)」 等等。人間の好き嫌いなんて人の数ほどあるじゃないですか。それが良いか悪いか、はどうでもよくて、そうやって人によって枝分かれしていく仕組みというかその根源的な理由またはきっかけを純粋に知りたいんです。 例えば、好きな男性のタイプを聞かれた場合。 「やっぱりイケメンがが好き」 「どうしてそう思うの?」 「かっこよくて男らしいから」 「どうしてイケメンのことをかっこいいとか男らしいって思うの?」 「どうして? うーん……」 と言う風に答えに窮してしまいます。好きになったそもそもの理由が自分でも分かってないからです。 別に誰かに「イケメンを好きになれ」と命令されたわけでも、洗脳を受けたわけでも、そういう宗教に入っているわけでも、そういう呪いをかけられたわけでもありません。 自分の意志で「イケメンが好き」となっているわけです。 逆に「嫌い」の場合 例えば、虫とかホラー映画が嫌いな場合 虫→得体の知れない、気持ち悪い、グロテスクな見た目➡毒を持っているかもしれない➡死ぬかもしれない➡だから怖い、嫌いという本能が太古の昔から備わっている ホラー映画➡自分が同じような目に遭うと嫌だから、人が〇ぬのが恐ろしい、昔そういうのを実際に体験したことあるからトラウマになっているから見たくない といったように明確な理由やきっかけがあるから「嫌い」ってなります。 「別にその個人の好みの問題なんだし、人の数ほど違いがあるわけだからそんなもんどうでもよくない?」って突っ込まれそうですが、これってどうでもいいようで、とても重要な問題だと思うんですよ。 もし一人ひとり好みが違うのであれば、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」も大ヒットしていませんし、BTSや嵐、AKB48といったアイドルたちのライブだって満員になっていない筈なんですよ。「好きの方向性」が一緒だからそういう者たち同士で集まってあんなに盛り上がるわけじゃないですか。 ですので、そういった意味では、何か目に見えにくい潜在的な何かしらのパターンやセンサーが備わっていると思うんですよ。 感性か、生まれ育ってきた環境か、人間関係か、トラウマか、遺伝か、そういうフェロモンを知らず知らず出していてそれを感知しているとか? また、もしご存知であれば、「好き嫌い」について記されている書籍や論文やこの研究をしている研究者がいれば教えてほしいです。 よろしくお願いします。
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- eroero4649
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嫌いに理由はありますけど、好きに理由はないと思うんですよね。 「なんでアイツ嫌いなの?」って聞かれたときには、明確な理由はいえると思うんです。いつも自慢話ばかりだとか、食べ方のマナーが悪いとかね。で、そこに引っかかる人はだいたい対象が誰であっても嫌いになると思います。「おじさんが嫌い」って人がある特定のおじさんだけ好きになるってことは滅多にないです。せいぜい「あのおじさんは嫌いじゃない」程度です。 一方、好きに具体的な理由はなかなかあげられません。「優しいから」といわれても、じゃあ自分に優しくされたら片っ端から好きになるかというとそんなことはないですし、なんだったら一目見ただけで好きになっちゃったり、声しか聞いたことがないのに好きになったり、あるいはネットゲームやSNSで顔も声も知らないのにやりとりをしているうちに好きになってしまったってことさえあります。 たぶん、脳科学的にも「好きのメカニズム」というのはよく分かっていないのではないかなと思います。 ご家族の中で質問者さんだけ生トマトが嫌いというのは「進化のゆれ」なのだと思います。同じDNAを分け合う親子兄弟の間であっても、それぞれに何かが少しずつ違います。その違いが「進化」につながるわけです。一代での変化はあまりに微妙でもね。 例えば生トマトに毒が入っていて家族みんながそれを食べて死んじゃっても、質問者さんだけは生トマトが食べられなかったから生き残ったということもあるかもしれませんし、どうにもならない状況で生トマトだけ手に入って、他の家族はそれを食べて生き残ったけど質問者さんは食べられなかったから生き残れなかったとしても、きょうだいは(食べられたから)生き残るわけで、つまりトマトが栄養になっても毒になっても質問者さんの血族のDNAは絶滅を免れます。 現生人類に非常に近い種に、ネアンデルタール人があります。彼らはかなりマッチョだったらしく、我々より力が強い種だったのですね。だけどネアンデルタール人は絶滅して、現生人類は生き残りました。 その違いがなんなのかの理由はまだ分かりません。ただ、ネアンデルタール人が最後に住んでいたのではないかという遺跡がジブラルタル海峡で発見されていまして、そこで一つの事実が明らかになったんですね。 どうも、ネアンデルタール人は魚介類を食べなかったらしいのです。なぜネアンデルタール人が魚介類を好まなかったのかの理由は分かりません。しかし彼らの終焉の地は海岸にできた洞窟で、目の前には地中海の豊富な海産物があったはずなのに彼らはそれに手を付けようとしなかったのです。 もしかしたら現生人類は「好き」と「嫌い」の振れ幅が大きかったから生き残れたのかもしれませんね。
- horizon116
- ベストアンサー率42% (129/301)
「好み」については、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)に 関するものと、感覚(価値感等)に関するものを一緒くたに捉える 事は難しいだろうと感じます。 またそれらの半数以上は、経験によって変化するものです。 その分岐点こそ「経験」です。 例えで「理由を聞かれた場合」を示しておられますが、「好き」に 関しても「嫌い」に関しても「例え通り」には必ずしも成りません。 正に、好きは好き・嫌いは嫌いという感覚に基ずくものが存在する からなのです。 云わばno reason「理由は無い」というモノです。 いくら突き詰められても、好きは好き・嫌いは嫌いでしかない。 しかしその好みも経験で変化するものです。 逆に言えば、経験しないコトには比較対象も無いので変化出来無い 訳なのです。 年齢や経験の積み重ねで知見が広がるという事です。 それにより、好みや大切さ等の判断基準が変化するという事です。 また、流行モノについての考察が記されてますが、それらの事案を 「全員が好きだから」という解釈は成り立たないのです。 人々の中には、「つられる」という連鎖的な反応をする人も多いため です。 これについても逆があり、「反発する」という反応をする人も一定数 出現してしまうのです。 要すれば、好みだけでは無く「人の心理」なのです。 過去にも、「女子高生をターゲットにすれば売れる」という様な マーケティングスタイルをとる企業が多く出現したのも、この心理 を利用しただけなのです。 経験の少ない若い方、特には女子高生の「つられる」という心理が 見事的中し、商品が売れた訳ですね。 「つられる」であるから、中には興味の薄い子も無関心だった子も 多く存在するのですが、インフルエンサー的存在の子を中心とし、 一定広がって行くと「流れに乗らなければ」という心理が働くのです。 これらは、潜在的なパターンやセンサーでも無く、感性等でも無い 「単なる集団心理」なのです。 因みに、当方もトマトやチーズが大嫌いな少年でしたが、やはり 食の経験が増えると共に、大好きになりました。
- sutorama
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きっかけは変わらなくても、理由は変化すると思います 例えば、トトロ 最初に見たときは自分も子どもなので、メイ目線 時が経って自分が少し大きくなると、サツキ目線 大人になると、もう父親目線・母親目線・近所のおばさん目線のように、いつまでも新しい発見があって、その年代で楽しめる仕組みが、書かれているアニメなどに組み込まれています なので、好きな理由も嫌いな理由も、自分の成長に合わせて変化しているわけです 小さい子どもが、頭が痛いとして、その表現方法が稚拙ですよね まだ言葉を多く知らないので、言語での表現方法には限界もありますし、経験も少ないので、過去の痛さと比べての表現も難しいわけです トマトもそうでしょう 幼い頃に表現できなかった嫌いな理由が、今は26歳で知識も広がっているので、何かしらの上書きで表現できますが、きっかけは思い出せない・・ということだと思います 故に、好きには仕組みも組み込まれていますから、アイドルグループなどは特に、色々な目線の人たちが、それぞれの理由で好きになるように大人が構成しているわけです 好き嫌いの理由の多くは過去の経験からでしょう 同じ空間で同じ時間帯で、同じ経験を一緒にしても、経験や記憶の蓄積はひとそれぞれ千差万別です ただ、人のは帰属欲求がありますから、同じグループにそんざいしたいがために、無意識でもみんなが好きなものは自分も好きになるという本能もあるかと思います しかし、味覚や聴覚などの感覚までは左右されませんから、同列で語るには難しいかと思います 生活欲求 安全欲求 帰属欲求 承認欲求 自己実現欲求 について、少し知識を広げられると、今よりかは整理できると思います