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君主の高貴な色について
- 君主が身に着ける色には、古代ローマ帝国では紫が高貴な証として利用されていました。
- 英国王室はロイヤルブルーを象徴として利用しています。
- 中国の皇帝は黄色を高貴な色として利用していました。
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色に対する感覚は西洋(アラブとペルシャも含む)と東洋では、 違うので、一括りでは、述べられません。 紫は稀少な染料なので、手に入りずらいので、権力の象徴として、 支配者が使い、高貴な色として位置付け、他の者には使わせない様に、している場合が西洋、東洋を問わず、多いです。 稀少なのが、一番の理由でしょうが、色自体にも、人を惹きつける 魅力がありますね、プラシーボ効果に由るのかも知れませんが… 支配者が好む色は、西洋では、ロイヤルブルー、ペルシャンブルー で代表される、ブルー(青)ですね。 東洋は中国の皇帝は紅色を使い、他の者には使わさせませんでした。 その影響なのか、日本の仏教界では紅が一番で、紫が二番目です。 皇帝以下の重職の人は、紺色を使用です。 黄色は黄巾の乱の影響なのか、抵抗者が使用する事が多い様に、 思えます、黄金色の染料があれば、支配者が独占の色として、 衣服や旗に用いたかも? 西洋ではレッド(赤)、ブルー(青)の表現に対して、 紅、朱、茜、藍、紺、群青、翠、碧、などで表現される様に、 東洋人の方が色に対する感覚は細かいようです。 ------------------------------------------------------------------------------ フイリッピンの大統領選挙で、アキノ候補が支配者の色である、 赤、青系の色でなく、黄色を使用したのが、勝利した要因の、 一つではないかと勝手に推察してます。
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- D-Gabacho
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1. 皇帝や天皇の衣服の色には使いませんが、中国や日本でも紫は高貴な色とされています。たとえば、大化改新後に制定された七色十三階冠や奈良時代の衣服令で定められる最上位の官吏の衣服の色は紫でした。中国でも隋唐から元の時代までは同様です。僧侶の法衣も紫色が最上位で朝廷が勅許を与えた高僧のみ着ることを許されました。 ちなみに中国や日本では貝紫ではなくムラサキという植物の根(紫根)から紫色の染料をつくっていました。ムラサキに貝紫ほどの希少性はなかったようです。 4. 中国の皇帝の黄色は、ただの黄色ではなく「赭黄」という赤みがかった黄です。皇帝の衣服の色としてこの「赭黄」が使われるようになったのは隋唐時代からで、「赭黄」を皇帝以外が使うことは禁じられましたが、ふつうの黄色は下級官吏や庶民の衣服の色とされていました。必ずしも黄色が高貴というわけではありません。「赭黄」が皇帝の色とされた理由については不明です。一説には、太陽の色に近似し、太陽は帝王の象徴だから、ともいわれています。 5. 平安時代以降は中国と同じ「赭黄」です。それ以前は白だったと考えられています。 黄櫨染御袍 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E6%AB%A8%E6%9F%93%E5%BE%A1%E8%A2%8D