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花はなぜ綺麗なのか
概して、人間の感覚器官は、自らの生命を維持するために必要なものを「よい」と判断するようになっています。だから、食べ物を見て美味しそうと感じたり、マッサージを受けて気持ちいいと感じたりすることは、「人間が自分の生命を維持するために必要だから」という理由で納得できます。 さて、ふと目に入った花をみて「なんて綺麗なのだろう」と思ったことは誰しも経験することですが、その理由がわかりません。 何にでも意味や理由を求める態度は野暮だとは思いますが、敢えて聞いてみます。みなさんはどう思いますか、教えて下さい。
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せんえつながら1つ補足をば。 少々ヤボな回答なので、参考程度に聞いていただければと。 進化論の観点でいえば、動物は「生きていくのに必要なもの」の他に、「男女の営みを行うのに有利なもの」を積極的に獲得するという特性があります。 自然などの花などを美しいと思う心を持っているだけで、そういう人は異性にとって魅力的なのです。 だから、そういう心を持たない人達は、現代社会のような無味乾燥な世界でないと、異性にモテないので子孫を残していけないのです。
- goo_taro01
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花が美しいと感じるのは、その人の意識と共通する部分が有るからです。 植物が花を咲かせる時はある目的を持った時です。 同じような目的を持った意識の状態が共感していると思います。 この共感する部分の事を美しいと感じるのだと思います。 人の意識は植物より多様ですから、色んなものを美しいと感じることができます。 また、この多様性が人格を形成する大きな要因になっているようにも思えています。 多いほど良いようですね。(^.^)
お礼
「植物が花を咲かせるある目的」とはなんでしょうか? 私が思いつくのは、人間でいう性交です。自分の種(情報)を相手に届けるということです。 人間は「植物が性交しようとする意識」に共感を覚え、その共感を美しいと感じる、ということでしょうか(「目的」の内容が飛躍していたらすみません。)。 だとしたら、自分にはそういう実感がありません。 花を見て「綺麗だ」と感じているとき。同時に、あるいはそれより先に、花の意識を感じたとは思えません。もちろん、無意識に感じているというのであればありえますが、いかんせん実感がないのでなんとも言えません。そう感じるか、感じないか、人それぞれなんだと思います。 蛇足ですが、植物の場合は、種(情報)の伝達が風であったり虫であったりします。虫は人と違う波長の光を認知することで、自分に必要な意味世界を形成しています。虫の目で花をみると、蜜のある中央部分が周りとは違う色で強調されているそうです。虫の目から見れば、花はきっと「おいしそうな色」をしているのでしょう。
補足
(すいません、お礼を忘れてしまいました。) 参考になりました。御回答ありがとうございます。
- minizuku
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#4です。 >猫がなにを思っているのか、ただ日の出を眺めていた。猫も日の出を綺麗だと思うのでしょう。 猫が日の出を眺めていた事が、猫が日の出を綺麗だと思っている事、にはならないのでは。。。 その猫を見た人が猫に感情移入し、猫も日の出が綺麗だと思っているのかもしれないと、思った。 私には、そう考えるほうが正しいような気がします。 文学の世界では成り立つ話でしょうが。
お礼
確かに、「猫のみぞ知る」ですね。希望的観測でした。
- HPLC
- ベストアンサー率22% (280/1224)
なんとなくなんですが...ぜんぜん自信ないのですが... 人間は美人に惹かれますよね。 美しい人=優れた素質を持つ。 男性も女性も優れた子孫を残したいと言う本能があって美女美男を求める傾向があるんじゃないかな。 人間の美的感覚っていうのはその本能に関係しているような気がします。 良くわからないですけど、人間の美的感覚っていうのは 「人間がより優秀な子孫を残す為に必要だから」 ひょっとしたら大間違いかも(笑)
お礼
>「人間がより優秀な子孫を残す為に必要だから」 書いているHPLCさんも気づいていることだと思いますが、これがそのまま理由にはならないと思います。「花を見て綺麗だと思うこと」と「人間がより優秀な子孫を残すこと」との関係が見えてきません。なぜ「花を綺麗だと思う人間が優秀」なのかがわかればよいのですが。 参考になりました。御回答ありがとうございます。
補足
(お礼を書いた後に書いてます。) 今、書かれた内容を理解しました。 つまり、美人な人を見て「綺麗だ」と思うのと同じように、花をみて「綺麗だ」と思うとうことですね。自分はこの二つの「綺麗だ」の感じがそれぞれ違うので意味が汲み取れませんでした。HPLCさんが本当に同じように「綺麗だ」と思うのであればそれが答えになると思います。 蛇足ですが、動物の子供(犬、猫など)を人間がかわいいと思うのは、「こどもの目、鼻、口などの顔のパーツが中央に寄っているから」というのを聞いたことがあります。HPLCさんの回答も、あながち外れていないかもしれません。しかし、美人と花の共通性が自分にはわかりません。 参考になりました。御回答ありがとうございます。
#3です、お礼拝見しました。 まだ少し時間があることと、自分の回答が説明不足と感じましたので、再度ご回答させていただきます(野暮ですね。 自然の一部と言うよりは、自然の法則にしたがって、合理的だから美しく感じると、表現した方が私の意図が伝わったと反省しております。 感官器官は、生命維持に影響を受けることは私も理解していますが、重力の法則に従って、安定した存在観そのものにも美が感じられるのではないかと思った次第です。 愛していなくても、美しいものは美しいのでは、愛はもう少し別なような気がしますが、私は愛はほんとに不得意で、意見の相違ですね(笑。
お礼
>安定した存在観そのものにも美が感じられるのではないかと思った次第です。 海を綺麗と思う時は、海にある種の安定感を感じます。花については、私はむしろ「咲いている花が、やがて枯れてしまうというその儚さ」が花の美しさを引き立てていると思います。しかし、それは後から考えて思うことで、ぱっと見ただけで、花の時間性を自分が感じとっているかどうかはわかりません。なかなか難しいですね。 度々の御回答ありがとうございます。
- minizuku
- ベストアンサー率23% (20/86)
人が花を見て綺麗だと思う事に不思議だと感じます。 そして「生命維持の為の感覚器官」が、何故美味しそうと思ったりするのかも不思議です(生後の学習だけで美味しそうと判断する訳ではないと思いますから)。 改めて考えると、「生存」の為の器官と、情緒的な反応の器官とは別のような気もしてきます。 虫が花に集まるのは生存器官によるものですよね。 でも人は花を愛でるだけの理由でそれに価値をおきます。 昆虫と人間は次元の違うところで反応し、 花にひきよせられています。 海や夕陽などへの情緒的反応や、その他にも人間だけが特有に反応する現象なども数多くあり、 花への反応同様に、考えると疑問は深まるばかりです。 また一方で、自然が作った警戒色も不思議に思います。 赤と黒と黄色の毒蛇カラーなどは、その蛇が「自分は危険な存在」だと相手に知らせる為の配色だと言われています。 自然の中で暮らす様々な生物同じように人間も、 その警戒色を見て危険を感じ取るなんて、 その理由も私にとって謎という他はありません。 蜜を舐めに来る動物と、それをきれいだと思い求める人間と花に集まる理由は異なっていますが、一方で警戒色をまとった毒蛇には、動物も人間も同じように危険を感じとるのは何故でしょうか。 きっとこの場合には、両者とも生存維持器官が反応するからでしょうね。 でも何故?それを考えると、造化の神が両者に、避けなければないない色だとして、共通に植え付けた本能と思う他は説明がつかないようです。 では人間は何故、花を綺麗と思うか。 もしかすると世界の創造主は、空も飛べず水に潜って暮らせない人間にだけ、感情という機能を試しに与えたのかもしれません。 花を愛で夕陽に感動する、この世の唯一の生物、それが人間です。 お尋ねの回答にはなりませんが、これらの事から「人間らしい」とは何かを糸口にする事によって、 お尋ねの回答にちかづく事も可能であるような気がしてきます。
お礼
確かにこの疑問は人間の価値判断を問うものだから、「人間らしさ」と深く関わっていると思います。 >花を愛で夕陽に感動する、この世の唯一の生物、それが人間です。 というのは少し大袈裟だと思います。 ひとつこんな話を聞いたことがあります。 砂漠に旅行に行ったMさんは、そこで見る日の出はさぞかし綺麗だろうと思い、それを見ることを決意し、眠りにつきました。次の日、目を覚ましてみると、すでにほんのり空が白んじている。急いでテントから出て砂丘を登り、日の出を見ようとすると、先客がいました。一匹の猫が、何を思っているのか、ただ日の出を眺めていた。 猫も日の出を綺麗だと思うのでしょう。 参考になりました。御回答ありがとうございます。
野暮な質問ですね(笑、答える奴も野暮ですが。 おっと、皆さん失礼しました、私だけの事ですから・・(汗。 花が美しいのはなぜか? 美しいのは、花だけでなく、空も海も、山も木々も美しいですね、蜘蛛の巣も、蜘蛛自体も良く観れば美しいものです、ゴキブリは気持ち悪いですが、あの黒は、なかなかの色ですね、からすの濡れ羽色で美しいものです(苦。 つまり、世界(自然)は美で溢れています。 逆に醜いものを作れる才能は、私たちが一番のようです。 花が美しく感じられるのは、私たちが、まだ、自然の一部だと言う有り難い証拠のような気がしますが。 乱文失礼致しました。
お礼
人間は自然の一部だから、同じ自然の一部である花を綺麗だと思い、慈しむということですね。 しかし、それだと「ゴキブリのような愛されない生き物(愛している方、ごめんなさい)は自然ではないのか。」という疑問が生まれます。 やはり、もっと利己的な理由だと私は思います。 参考になりました。御回答ありがとうございます。
- muhatarou
- ベストアンサー率15% (6/38)
自分好みの色、花弁、香り・・・魅了された時に綺麗だなって思います。 ふと目に入った花全てに対して「綺麗」と思う人は少ないかと思います。 自分の好み(美的感覚)に一致した時(素敵なものが見れた)綺麗と思うんではないでしょうか。 一般人一個人の考えです。
お礼
確かにそうだと思います。 それでも、その美的感覚がなぜ人間にあるのかが不思議に思えます。美的感覚がなくても生きて行けそうですが、それがあるということは、なにか理由があるのだと思います。 個人的には、人間はただ「生命を維持するため」に生きているのではなく、「生命を充実させるため」に生きているからだと思うのですが、綺麗な花を見ることが生命の充実とどう関係があるのか説明できません。案外、人間も植物のように生きるために光を食べていて、おいしい光を放つのが「綺麗な花」だったりして、と思うこともあります。 参考になりました。御回答ありがとうございます。
- thsawachan
- ベストアンサー率30% (126/410)
ただ美しく咲いているだけだから、綺麗だ。と思うのでは? ただ生えている草を見て、愛おしい。と思ったり。 ただ転がっている石をみて、けなげだ。と思ったりしませんか? 花や草や石は自ら何も欲しませんし(表面上は)人に危害も加えません(触らなければ)。 が、 私は、草負けして以来、草むらに近づくと体がかゆくなりますが、似たような経験から花に近づくと体に虫唾が走ったり、精神に以上をきたしたりする人もいるでしょう。 月を見て狼に変身する男もいます。 こういう見方をすると 花もやはり人間の生命維持の必要、不必要に関わっているのでは?と思います。 変に触ったら死ぬ花もありますしね。 花や草もステーキや刺身と同じような気がします。
お礼
おもしろい例ですね、たしかに価値判断は経験によって変わっていくものだと思います。 thsawachanさんが草花に対して感じるマイナスの感覚は、生命維持の理由で納得できますが。プラスの感覚については理由がわかりません。それが「おいしい」とか「体にいい」とかなら、わかりやすいのですが。 参考になりました。御回答ありがとうございます
お礼
>進化論の観点でいえば、動物は「生きていくのに必要なもの」の他に、「男女の営みを行うのに有利なもの」を積極的に獲得す るという特性があります。 「花に対する価値観」が、セックスアピールになっているということですね。確かにそういう部分はあると思います、ある程度の幅はあるだろうけど。 ということは、「花に対する感受性の強い子孫」が多く残っていくことになります。しかし、それだけでは世界を生き抜くことは難しい。故に、女性は「よく働く、よく稼ぐ人」にもセックスアピールを感じるのですね、その逆もありえますが(笑)。話がそれました、すいません。 参考になりました。御回答ありがとうございます。