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花はなぜ綺麗なのか
概して、人間の感覚器官は、自らの生命を維持するために必要なものを「よい」と判断するようになっています。だから、食べ物を見て美味しそうと感じたり、マッサージを受けて気持ちいいと感じたりすることは、「人間が自分の生命を維持するために必要だから」という理由で納得できます。 さて、ふと目に入った花をみて「なんて綺麗なのだろう」と思ったことは誰しも経験することですが、その理由がわかりません。 何にでも意味や理由を求める態度は野暮だとは思いますが、敢えて聞いてみます。みなさんはどう思いますか、教えて下さい。
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- hyuhyuhyu
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#59の方に全面的に賛成です。私は牛や豚や鶏を見て(ああ、自分の生命を維持するのにこれらのタンパク質は良質で量も十分で必要だから「よい」と私の感覚器官(?)は判断してるんだな、、、)等と感じた事は一度もありませんが、、、。恐らく100人が100人「よい」とは思ってないと思いますよ。どの感覚器官の事を言ってるのかも全く意味不明ですし、ひょっとしてあなたは牛を見てよだれを垂らしてるのですか? この前提となっているあなたの感覚が間違っているという事を認識しない限りあなたの疑問は解けないでしょう。
- truth77
- ベストアンサー率37% (85/225)
私としましては、質問者さんの考えておられる > (人間が自分の生命を維持するために必要なものを選択するために)人間の感覚器官は、自らの生命を維持するために必要なものを「よい」と判断する(ようになっている) < という仮説が正しくないから、 > ふと目に入った花をみて「なんて綺麗なのだろう」と思ったことは誰しも経験する < という事象に対して、 >その理由がわかりません となるのだと思います。
お礼
アドバイスありがとうございます。 私も皆さんの回答を見て、「よい」と感じるもの全てが、生命を維持するために必要なものとは限らないというのがわかりました。
- yu-su-ke
- ベストアンサー率17% (8/46)
はじめまして、こんにちは。 早速ですが回答を書きこみたいと思います。 哲学と言うことなので様々な角度からお答えしても 良いですよね? 花は綺麗ですよね、道端に生えたタンポポも、春に咲き誇る桜も、山に咲く猛毒を持つトリカブトでさえ花は綺麗です。確かに花を見ると愛しく感じてしまいますね。 質問を読んではっ としました。私も以前そのような疑問を中学生の時から抱いています。私なりの答えを書いてみたいと思います。 率直に、花は一生懸命に生きていると思います。(当然と言えば当然ですが・・・・・) どんなに高い山でさえ、どんなに寒い場所でさえ、 花の種類は違えど、土があればひっそりと生えています。 種から芽を出し、花を咲かせるまでには大変だと思います。もちろん全ての種が花を咲かせることなんて出来ません。 彼らは精一杯生きて、最後、自分の持てる全ての力を 花に集中させ、綺麗な花を咲かせています。 まずその時点で私は愛しいです。 花はきっと自分の生きていること(生きた証とでも言いましょうか)を周りに示しているかのように私は感じています。そのためにも綺麗な花を咲かせているのではないでしょうか?そして様々な生き物とふれあい、生きていると思います。そう考えると人と同じく寂しがり屋なのかもしれませんね。 ・・・・・こんなことを考えているのは私だけなのかも しれません。しかもなんの根拠もありません。 一つの意見として留めていただけると嬉しいです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >花はきっと自分の生きていること(生きた証とでも言いましょうか)を周りに示しているかのように私は感じています。 花が色鮮やかなのは、自分の存在を周りに示すためだと私も思います。ただ、気づいてもらう対象が虫ならば、「花粉を運んでくれるから」という理由で納得できるのですが、人間に対して自分の存在を示す必要があるのかという疑問が残ります。本当に寂しがりやなのかもしれないですね。
- -pocha
- ベストアンサー率22% (2/9)
面白い意見のやりとりを読めて、嬉しいです。 この様な場を作ってくれた質問者さんに感謝の一片を示したく、思い切って私も意見を書き込んでみることにしました。 突拍子もない話ですが。 人類の言葉の形成の初期に出来ただろう単語は、 言葉自体…(文字より先にあった)「発音」に、 「言葉の意味するもののイメージ」が含まれていたのでは… 「はな」という言葉。 「うつくしい」という言葉。 世界のそれぞれの言語で、それはきっと、それぞれに美しい音で表されているのだろうと思いました。 「回答」ではなく「感想」ですね…。 (…視覚ではなく聴覚の分野になってしまいました。)
お礼
花に限らず、視覚以外の感覚についても、同じような問いは立てられると、私も思います。 言葉に対する美的感覚についてですが、私も-pochaさんに同感で、「好ましいもの」を表す言葉は、美しい音や発音しやすい音になることが多いような気がします(「母」という言葉に濁点をつけただけで「ババ」になったり)。言語学ではこういう研究もあるのかもしれないですね。面白い視点を教えていただき、ありがとうございます。
- ikkannsann
- ベストアンサー率7% (4/52)
美あるいは醜という要素が実体として存在するのか 人間の感覚能力にそなわった{前にも書きましたが、動物もある程度保存本能からくる識別はあるようです} 条件反応のようなものなのか 美醜というのは価値観のことなのかどうか わたしは自分のものの見方からして、生存に有利かどうか というのがポイントになるかと思います かんがえてみればこの問いは相当深いものがありますよね
お礼
美的感覚には、本能的な要素と後天的な要素の両方が関わっていると考えています。美的感覚が生まれる過程では、生存に有利かどうかというのも多いに関係していると私も思います。 参考になりました。ご回答ありがとうございます。
- Doors9999
- ベストアンサー率12% (1/8)
PHI(Φ)について引き続き、もっと良いURLがありました。 すみません。パイではなくファイでした。フィーが一番近い発音だとの事です。 花の美について中途半端なコメントで反省しています。
お礼
No.54にあるページと共に拝見しました。 PHI(Φ)は日本語で言う黄金率ですね。生物の体を構成する部分だけでなく、美術品の中にもこれを見ることができると聞いたことがあります。多くのものに共通する数値や法則は、神秘的な感じがしますね。 参考になりました。ご回答ありがとうございます。
- Doors9999
- ベストアンサー率12% (1/8)
PHIはギリシャ語のパイで黄金比率1.618平たく言うと日本では中学で円周率として習います。でも単なる円周率でなく数学上最も美しい数値といわれています。参考URLを記入します。今人気の小説The Da Vinci Codeでも自然界の多くのものがこの比率に拠っていると記載されています。例えば巻貝の渦巻きの間隔は常にこの比率、人間の身長とへそから下の比率、ミツバチのオスと雌の比率、驚くほど多くの例が挙げられています。
- Doors9999
- ベストアンサー率12% (1/8)
すみません。私は花にまったく興味がなく「なんて美しい」とは思いません。いやではないですが花に感動することはありません。また、マッサージを気持ちが良いからと進められて何度か試しましたが、私にとっては苦痛なだけです。少しも良いとは思いません。 少数意見でしょうが、花に興味がない人も私のように存在します。 意見するようで申し訳ないのですが、自分が良いと思うことは全ての人が良いのだと盲目的に根拠にすることは哲学ではないような気がします。 美しさは時代や個人によりその基準が異なります。 ひとつだけ確かな美があるとしたら、PHIだけかもしれません。 では、質問者の意図とするなぜ花は多くの人に好かれるのか?私の結論は別に花でなくても良いのですが、自然はそれだけで完全なる物だから。全て美しく完璧でその上生きているから。生きとし生けるものは全て美しい。ということかなと思います。とくに花は美しいものだということを刷り込まれているためかと思います。ゴキブリという言葉に嫌悪感を持たれる方もいらっしゃるようですが、甲殻類の昆虫ということではカブトムシのメスとと形状に大差はなく先入観が大きいのかと思います。 ここから、少し質問者の回答からずれますが、補足説明としてコンテンポラリーアートの存在があります。 コンテンポラリーアートに流れる精神は、この自然がすでに美しいものなので、これをそのまま描いたり、彫刻したものは美しいものに決まっている。芸術とは自分自身のオリジナリティーで美を生み出すことだと私は理解しています。多くの人には理解できないものもありますが、時代を経て理解されていくものもあるかと思います。
お礼
>すみません。私は花にまったく興味がなく「なんて美しい」とは思いません。いやではないですが花に感動することはありません。また、マッサージを気持ちが良いからと進められて何度か試しましたが、私にとっては苦痛なだけです。少しも良いとは思いません。 以前にも、同じような意見がありました。私は花の美しさは本能的なものだと思ったのですが、文化的(後天的)な要素が強いのかもしれません。 >ひとつだけ確かな美があるとしたら、PHIだけかもしれません。 すいません、PHIというのを知りません。教えていただければ幸いです。 >とくに花は美しいものだということを刷り込まれているためかと思います。ゴキブリという言葉に嫌悪感を持たれる方もいらっしゃるようですが、甲殻類の昆虫ということではカブトムシのメスとと形状に大差はなく先入観が大きいのかと思います。 「美しい花」というイメージが、文化的に受け継がれていると私も思います。しかし、「美しさ」を託されたのが、ゴキブリではなく、なぜ花なのか疑問が残ります。花は親和的な自然の象徴だと思うのですが、形や色や大きさ、咲いているシチュエーションなどによって象徴となりやすいのだと思います。ただ、それだけでは、花が良い印象を与える理由として物足りない気もします。 >補足説明としてコンテンポラリーアートの存在があります。 コンテンポラリーアートに流れる精神は、この自然がすでに美しいものなので、これをそのまま描いたり、彫刻したものは美しいものに決まっている。芸術とは自分自身のオリジナリティーで美を生み出すことだと私は理解しています。多くの人には理解できないものもありますが、時代を経て理解されていくものもあるかと思います。 「この自然がすでに美しい」というとき、全体としての自然から特定のものを選び取っている気がします。たとえば、動物の排泄物や、噛み殺される動物の子供なども立派な自然なのですが、それらに「美」を感じない人の方が多いと思います。そういった選択性は必ずしも明確な根拠があるとは限りませんが、「花」は多くの人に美しいという印象を与えるので、選択の根拠があるのではないかと思います。
- give-me
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その理由は、無意識に、人間が生物として孤独と思っているからではないでしょうか。 知能が発達して、他の生物よりも優れていると思う中で、他の生物とは本質が違う、 孤立した存在と感じているのだと思います。だから種としての寂しさを埋めるため、 花(もちろん犬や猫など動物も)を愛でるのではないでしょうか。 ん~でも、やっぱゴキブリは嫌いだなぁ~。
お礼
お礼が遅れてしまって、すいません。 人間は他の生物よりも知能が発達しているので、孤独に対して敏感だというのは私も同意です。 時には、花の美しさが寂しさを埋めることもあると思います。花の美しさが持つ独特の「癒し」が他の動植物ではなく花にあるというのは不思議ですね。
- ikkannsann
- ベストアンサー率7% (4/52)
美あるいは醜といってもおなじことですが それはどこから来るのでしょう 風景でも心地よいものもあれば,不気味な感じの こともある ここちよいものには近づきたくなり,反対に 不気味なものからは遠ざかりたくなる この質問を見ていろいろ考えています 花をみて美しいと思うのはおまけでしょうと 乱暴なことを書きました 美となにか... 美は至る所にある、と 云う人が居ます 心境によって世界がうつくしく見えたり なにも目に入らなかったりします 美の構造はおそらく 宇宙の構造に根ざしているのでしょうか
お礼
宇宙というとちょっと広すぎる感じがしますが、人は自分の価値観によって生活世界を編み上げるので、この価値観が世界(人が生きている宇宙)と相関関係になっていると思います。多くの人に共通する価値観は、本能的なものが多く、その意味も見つけやすいのですが、花の場合は多くの人が「綺麗」と思うのに、意味を見つけるのが難しい。また、多くの人に共通する価値観は、本能的なものの他に、文化的に与えられる価値観というのもあり(本能的な価値観ほど共通性はないけれども)、花を「綺麗」と思うとき、その両方が関係しているのだと思います。過去の回答から、No.37、No.38(関連してNo.43)、No.39、No.42などは興味深いです。自分なりの考えは、No.29のお礼に書かせてもらいました。よろしければ、参考までにお読み下さい。
お礼
アドバイスありがとうございます。 >私は牛や豚や鶏を見て(ああ、自分の生命を維持するのにこれらのタンパク質は良質で量も十分で必要だから「よい」と私の感覚器官(?)は判断してるんだな、、、)等と感じた事は一度もありませんが 私は「花を綺麗だ」と思う理由を人が感じているとは言っていません。たとえ感じていなかったとしても、因果関係から理由となるものがある可能性は否定できないと思います。 私の仮定が間違っているというご指摘ですが、私は初めから「よいと感じるもの全てが生命を維持するために必要なものとは限らない」というのは意識していました。端的にいえば、例外的なものもあるということです。 同様のご指摘は以前に頂いており、No.27の回答と補足を読んでいただければ私の考えは理解して頂けると思います。また、前提にこだわることなく、単純に「花はなぜ綺麗なのか」と考えてもらっても結構です。