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デフレ解決の方法として・・
ある論客も云っていましたが、日銀が現金をどんどん刷れば「インフレ」になると仕組みを説明していましたが、もちろんこれほど現実は簡単な理屈ではいかないでしょうが、基本そういう方針でいま問題の「デフレ」のことも解決していくのではないでしょうか?
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https://www.fx-cube.jp/content/490 はい。↑のHPの説明にもあるように、あの「アベノミクス」というやつがその「じゃんじゃんお金を刷る」というものでした。 乱暴にいうと日本銀行券、すなわちお金を印刷する日本銀行がお金をじゃんじゃん世の中に出して、それでまず円安を起こそうとしました。例えば米ドルの流通量に対して日本円の流通量が倍になったら、1ドル=100円が1ドル=200円になりますよね。 円安が起きると、米ドル換算にすると日本企業の株価が割安になりますから、外国のお金持ちが割安な日本企業の株を買おうとなります。そうすると株価が上がります。 また円安だと海外に日本製品を輸出するとドル換算で割安になりますから、自動車を始めとした輸出産業には追い風です。そして輸出する企業の業績が良くなれば、そういう会社の株も買われてそれもまた株価を上げる要因になります。 それが「アベノミクス」です。当初このアベノミクスは、円安にして株価を上昇させるところまでは成功しました。ただ、これでその恩恵を一番受けるのは、元々株を持っていた資産家だけです。 株価が上がったり、企業の業績が良くなることで、賃金が上昇する。そうすると人々の手取りが増えて国民の生活が向上する。それがアベノミクスの最終的な目標でしたが、「国民の収入が増える」には至らなくてアベノミクスは成功か失敗かでいえば、失敗に終わりました。 そして今、質問者さんのいう「現金をじゃんじゃん刷る」という行為を全世界規模で行っています。それがこのコロナ禍で起きている「各種給付金」です。日本でも給付金の類いが沢山出ましたが、税収が増えたわけではないです。とにかくお金を配らないと生活が破綻する人たちが大量に発生しますから、とにかくお金を刷って、配っているのです。 これはアメリカもそうで、お金を沢山刷って国民に給付しました。ヨーロッパでも同じことをやっています。 つまり今、世界中でお金(お札)がジャブジャブの状態となっています。だからコロナ禍で経済状態が悪いのに、日本でもアメリカでも株価が上昇しているのです。 とりあえず手元にあるお金をみんな株を買うことに回しているからです。なので最近は株高、株高といわれていますが、それはむしろ株の値段が上がっているというより、現金の値段が下がっていると考えたほうが自然だろうなと思います。 そして最後に。日本はもう「デフレ」ではありません。世の中の値段はじわじわと上昇しています。例えば食品などはよく見ると、値段が変わっていなくても中身の量が少なくなっています。 吉野家の牛丼も、一番安いときは290円くらいで提供されていましたが、今は税別で352円です。 気になる賃金の上昇は、コロナ前までは少しずつ上昇していましたが、このコロナ禍によって失業する人が大勢出ている事態となっています。その一方で、ホンダなど業績が良い企業もちょくちょく出ています。
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そういう話は十年以上も前から目にしていますから、そう簡単ではなさそうです。
- kzr260v2
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私が最近理解した理屈は、お金と税金の関係、という角度からみたインフレやデフレです。 今のお金は「金(ゴールド)と交換を保証」みたいなものではありませんし、税もお米で納付したりはしません。 お米が税の時代は、まさに国の運営に税が必須だったわけです。この時代なら「財政の健全化」や「緊縮財政」に意味がありました。しかし、現在のお金はいわば「税金支払い用のクーポン券」と言えてしまいます。以下は参考にした書籍です。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322009000360/ 私たちは「便利なので、このクーポン券でやり取りしてるだけ」で、本来の用途の税金として納税すると、お金は「消え」ます。 では、現代の税金の意味は?と聞かれると、「デフレやインフレの調整をするもの」と答えられます。つまりインフレが進んでいる場合には増税し、デフレが進んでいるなら減税をする、という感じです。 実際、消費税開始時はインフレでしたので、デフレ傾向にしたという効果がありました。しかし、デフレが進んだにもかかわらず消費税増税を繰り返しましたから、さらにデフレが進むことになりました。それが日本のこの30年の流れです。 私たちに「血税」とか「国は税金で成り立っている」という概念があるのは、良くないことのようです。「お米で納税していた時代」ではないからです。最近はIMFも「財政の健全化は必須ではない」とスタンスを変えてきているようですし、あのドイツですら最近は反緊縮の傾向があるようです。 ※ 今の日本は、米国と太平洋戦争したころと同じで、正しく現実を見ず、基本的観測でものごとを決め、悪化していることも理解しようとしてません。「戦争」をしてないだけで、国民に多大な犠牲をしいているのは全く同じです。残念ながら私の予想では、更に悪化し、更に国民の犠牲が増えて、最悪な自体になってから変わることになると覚悟してます。(あきらめている、とも言います。) 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
- kon555
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現金が増えれば現金価格の下落であるインフレが発生します。原理的に間違いなくそうです。 ただインフレはインフレで過剰になれば多大な問題があるため『インフレにするために現金を刷る』というわけには中々いきません。 一番いいのは「適度なインフレ」なのですが、過剰にも不足にもならないように適切なコントロールが必要であり、現在も政府と日銀はそれを模索している最中です。
お礼
分かりやすい解説、ありがとうございます。