「質問者からの補足」を拝見しました。
まずもって、膨大な検索結果をご教示くださり、ありがとうございました。
@googleの検索では、An acid rain is falling. 37500件 Acid rain is falling. 682000件 Acid rain is falling.にはAn acid rain is falling.が含まれるので、実質的にφAcid rain is falling, は644500件です。 同様に、An acid rain began to fall. 8件 φAcid rain began to fall. は1722件です。
⇒この数値やネイティブさんの言われることなどを要約し、私の主観を付け加えさせていただけば、Standard Englishとしては、通常An acid rainは用いられない。しかし、「主観的なIdiolect としては、Acid rainと並んでAn acid rainを用いることもある」、と(暫定的に)結論してもいいかと思います。
@a useful informationも使えないと複数のネイティブに言われてきました。英語関連の海外の文法サイトにはa useful information VS useful informationといったようなタイトルで議論されています。形容詞がついてもaはつかないとネイティブ達が言っています。mass nounだからだそうです。ということは形容詞がついてもmassである性質は変わらないことになります。 私自身は、acid rainもuseful informationもどちらも一つの特定の種類・様相を表すものなので個別化されるはずだと思うのですが、現実に可算扱いされていないのでどうすることもできません。現実に対応するしかないと思います。
⇒仰せのご指摘、全面的に了解いたしました。とりわけ、a useful informationに関する私の前言を取り消させていただきます。どうも失礼しました。そして、どうもありがとうございました。
ただ、今後についてですが、言語変化の観点から見て、a useful information VS useful information論は、(根拠もない「予感+希望的観測」で恐縮ですが)a useful informationも是認される方向へ進むかも知れない、という気がしております。
@an acid rainとa useful informationについてのNakayさんの見解を再確認してスレッドを締めたいと思います。
⇒以上、はなはだ簡単ですが、ご返信申しあげます。
お返事遅れましたこと、申し訳ありませんでした。「臨機応変」というのが効かない性分のため、頭が何かに「占領される」と、なかなかほかのことに意識が回らず、その間は懸案の問題があっても、完全に忘れてしまうという「病気」を患っております!? すみませんでした、どうかご寛恕のほどを。これに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。
質問者
お礼
再度の回答ありがとうございました。
不可算名詞に形容詞がついても数えられないものがあることについて賛同いただきありがとうございました。よって、「流動性・可変性が非常に高い不可算名詞は、形容詞が付加されても、属性空間ではなく3次元空間で優先的に扱われるため不定冠詞がつかない」というふうにまとめておきます。useful information, acid rain, heavy traffic, fine weather, bad news, good advice ---
ここで、ネイティブや検索結果の取り扱いについての私の姿勢を表明しておきます。
定冠詞か不定冠詞かという問題であれば一応の論理が働きますから、ネイティブに匹敵するだけの理論的および実践的知識を持つことが可能です。ですから、ネイティブにお伺いを立てる必要はあまりないと思います。
ところが、無冠詞か不定冠詞(あるいは定冠詞)かということになるとわけが違います。こればかりは、英語国民の長年の言語習慣や生活習慣やものの感じ方など我々nonnativeには計り知れないものがあります。必ずしも論理が通用するとは限らないと思います。もちろん、ネイティブによっても個人差があるでしょうから、彼らの多数意見を参考または尊重するということで暫定的な決着をつけるしかないことが多いと思いますが、私自身はそうするしかないと思います。
今回もありがとうございました。
次回の質問投稿は、以前、at presentとin futureと題したものの再投稿です。<in the past in the future>です。昨年10月の投稿の際にはNakayさんから一応の回答をいただいて私なりに納得していたのですが、その回答を現場で生徒に説明するのは相当に難しいと思いました。そこで、もっと説明しやすい方法がないか探るために再検討してみました。よろしければ、またおつきあい頂けるとありがたいです。
前回の回答で例文には脈絡がないと書きましたが、実際の会話で脈絡なく A heavy rain began to fall. だけを喋って、それで会話が終了することはあり得ません。つまり、出会って挨拶も何もなく、最近の話題に触れることもなく、話し手が A heavy rain began to fall. だけを喋って、聞き手が何も返事をすることもなく、挨拶もせずに別れてしまうということが、実際にはあり得ないと指摘しているのです。辞書や文法書には載っていそうな例文ではありますが、実際には上のような状況はあり得ないのです。
短くても会話として成立していれば「いつ降った雨のことを言っているのか」が両者の間で了解ができています。そして「その時の雨が激しかった」と展開します。例文ではその点が全く不明なのです。
rain は基本的には無冠詞で使います。しかし形容詞(例えば heavy)が着くと不定冠詞 a を伴うことがあり、雨が降り出して、やむまでの「1回の降雨」「聞き手の印象として短時間の雨」というニュアンスになります。
>不定冠詞がつくことは個別のものであることの表明なので、
とありますが、質問文の中の a heavy rain は個別の大雨ではなく、数ある大雨のうちの一例に過ぎません。
the heavy rain とすれば
①前後の脈絡なしだと、「人類創生以来、唯一の激しい雨(ノアの方舟のような)」となり、現実的ではありません。
②実際の会話の流れの中で、「雨(rain)」という単語が使われていて、「いつの雨のことなのか」が了解できた時点で、「その時の大雨のせいで…、(The heavy rain ...) 」と繋がる可能性があり、こちらの方が現実的です。
質問者
補足
再度の回答ありがとうございました。
<前回の回答で例文には脈絡がないと書きましたが、実際の会話で脈絡なく A heavy rain began to fall. だけを喋って、それで会話が終了することはあり得ません。つまり、出会って挨拶も何もなく、最近の話題に触れることもなく、話し手が A heavy rain began to fall. だけを喋って、聞き手が何も返事をすることもなく、挨拶もせずに別れてしまうということが、実際にはあり得ないと指摘しているのです。辞書や文法書には載っていそうな例文ではありますが、実際には上のような状況はあり得ないのです。
短くても会話として成立していれば「いつ降った雨のことを言っているのか」が両者の間で了解ができています。そして「その時の雨が激しかった」と展開します。例文ではその点が全く不明なのです。>
-もっともなご意見だと思います。ただ、今回は単純に分析の対象として扱って頂こうと思ったので、前後関係を付与しませんでした。それに、A heavy rain began to fall. が正しくなくて、Heavy rain began to fall. が正しいと見なされるような前後関係を作る自信がありませんでしたから、そうしませんでした。逆に、Heavy rain began to fall. が正しくなくて、A heavy rain began to fall. が正しいとい見なされるような前後関係を作る自信もありませんでした。
というのは、無冠詞か不定冠詞かという選択においては、常に話者の判断が優先されるからです。具体的に言うと、流動体としての雨を意識させるような前後関係を作っても、話者がそういうふうに意識しなければ、すなわち一回の降雨と意識すればA heavy rain を使うことになります。逆のことも言えます。どのような前後関係を付加しようとも、所詮は話者の主観で決まることです。
よって今回の質問に関して言うと、前後関係を確定させることについては意味がないと考えました。もう少し私の質問をよく読んでから回答して頂けるとありがたいです。
<rain は基本的には無冠詞で使います。しかし形容詞(例えば heavy)が着くと不定冠詞 a を伴うことがあり、雨が降り出して、やむまでの「1回の降雨」「聞き手の印象として短時間の雨」というニュアンスになります。>
-その通りです。私もそのように書いたつもりです。
<the heavy rain とすれば
①前後の脈絡なしだと、「人類創生以来、唯一の激しい雨(ノアの方舟のような)」となり、現実的ではありません。
②実際の会話の流れの中で、「雨(rain)」という単語が使われていて、「いつの雨のことなのか」が了解できた時点で、「その時の大雨のせいで…、(The heavy rain ...) 」と繋がる可能性があり、こちらの方が現実的です。>
-今回の質問の趣旨がおわかりになっておられないようです。定冠詞の使い方は私の質問と無関係です。①は英語として存在しないと思います。②はたしかにそうでしょうが、こういうケースを忘れていませんか。Waking in the rain always makes me goomy.
回答は私の質問と関係のあることに絞ってください。
Heavy rain began to fall
まずはこの文からですが、前後の脈絡がなく一文だけを抜き出してありますが、この時の過去形は激しい雨が「いつ」降ったのか、必ずこの文以外で明らかになっているはずです。辞書の例文では時を表す言葉が省略されてることが多いのですが、それが実際の場面でそのまま使われるという訳ではありません。激しい雨はいつでも、どこでも降る可能性はありますが、この例文では「特定の一回きりの雨」(例えば昨日、大阪で降った雨)のことを表します。だから文頭に A (a) が必要なのです。
質問者
補足
---回答ありがとうございました。
ご意見によれば、Heavy rain began to fall. は「特定の一回きりの雨」を表すので、文頭に A (a)
が必要とのことですが、そこから帰結することはHeavy rain began to fall. が誤りの文だということですね。googleで検索すると、Heavy rain began to fall. 126000件、A heavy rain began to fall. 72800件です。126000件の中にはA heavy rain began to fall. 72800件も含まれるので、φHeavy rain began to fall. は72800件ということになります。この事実をいかに説明なされますか。
また、私がこれまでにこの問題で問い合わせたネイティブは両方を認めることが多かったですが、A heavy rain began to fall. を認めなかった人も結構いました。
私の投稿文をお読み頂ければわかると思いますが、判断は話者の主観にゆだねられはずです。例えば、Yesterday heavy rain began to fall in Osaka. は何の問題もなく承認されると思います。話者がheavy rainを昨日、大阪で降った特定の雨ととらえればaがつくでしょうし、そうした意識がなければ無冠詞です。
<「特定の一回きりの雨」(例えば昨日、大阪で降った雨)のことを表します。だから文頭に A (a) が必要なのです。>ではなくて、<「特定の一回きりの雨」(例えば昨日、大阪で降った雨)を表現したいと話者が思う時、話者はA (a) をつける。>と言うべきではありませんか。
お礼
再度の回答ありがとうございました。 不可算名詞に形容詞がついても数えられないものがあることについて賛同いただきありがとうございました。よって、「流動性・可変性が非常に高い不可算名詞は、形容詞が付加されても、属性空間ではなく3次元空間で優先的に扱われるため不定冠詞がつかない」というふうにまとめておきます。useful information, acid rain, heavy traffic, fine weather, bad news, good advice --- ここで、ネイティブや検索結果の取り扱いについての私の姿勢を表明しておきます。 定冠詞か不定冠詞かという問題であれば一応の論理が働きますから、ネイティブに匹敵するだけの理論的および実践的知識を持つことが可能です。ですから、ネイティブにお伺いを立てる必要はあまりないと思います。 ところが、無冠詞か不定冠詞(あるいは定冠詞)かということになるとわけが違います。こればかりは、英語国民の長年の言語習慣や生活習慣やものの感じ方など我々nonnativeには計り知れないものがあります。必ずしも論理が通用するとは限らないと思います。もちろん、ネイティブによっても個人差があるでしょうから、彼らの多数意見を参考または尊重するということで暫定的な決着をつけるしかないことが多いと思いますが、私自身はそうするしかないと思います。 今回もありがとうございました。 次回の質問投稿は、以前、at presentとin futureと題したものの再投稿です。<in the past in the future>です。昨年10月の投稿の際にはNakayさんから一応の回答をいただいて私なりに納得していたのですが、その回答を現場で生徒に説明するのは相当に難しいと思いました。そこで、もっと説明しやすい方法がないか探るために再検討してみました。よろしければ、またおつきあい頂けるとありがたいです。