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国家資格化について

1、過去に、民間資格(検定を含む)が国家資格に格上げされたものに何がありますでしょうか 2、1の民間資格を取得していた者は、自動的に国家資格取得者として扱われるのか、もう一度、その資格に合格しないといけないのか、どちらでしょうか 宜しくお願いします。

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  • tzd78886
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回答No.1

古い話ですが、医師免許などがそうです。江戸時代までは医師は誰でも名乗ることができ、幕府や朝廷が資格を定めるものではありませんでした。特に名医と言われる人に弟子入りし、「認定状」のようなものをもらえば「箔」が付きましたけど、そうでない医師もたくさんいました。明治維新後、「それまで医師開業していた医師は継続して認めるが、これから医師を名乗るためには国家試験に合格する必要がある」と定めました。但し当時は医学校などを卒業している必要はなく、独学でも医師に弟子入りして勉強していても受験可能でした。医学校卒業が受験資格になったのは大正以降ですが、正式な医師免許を持っていなくても医師が留守の時などに代わりに診察する弟子を「代診」と呼んで黙認されていましたし、旧制中学卒業以上で代診経験者の中から希望者に試験を行い短期間で養成する、旧満州や朝鮮半島、台湾など「海外の日本の勢力範囲」だけで使える「限定免許医師」も存在しました。戦後限定医師免許は失効しましたが、有資格者の中から日本国内で医師として活動するための「試験」が特別に行われ、合格割合は非常に低かったものの、合格して戦後医師として活動した人も存在します。

gold19
質問者

お礼

丁寧且つ詳細な御回答ありがとうございます。医師の歴史について、とても勉強になりました。

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