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ミャンマーでは何故、反乱軍を国軍と呼ぶ?
最近のニュースを見ると、国軍がデモの人たちを。。。。という表現でされていますが、何故、反乱軍が国軍になるのでしょうか? 又、反乱軍の中には自国を憂う軍人はいないのでしょうか? 素朴な疑問ですがどなたかご教示をお願いします。
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反乱軍が国軍になったのではありません。 国軍が、政治をしたいと企んで、正しい政府を占領し、正規の政治家たちを牢屋に入れたり、最高施政者のアウンサンスーチーさんを自宅軟禁に身柄拘束したり、善良な民衆を殺したり邪悪な反乱を始めたのです。 国を守り国民を外敵から守る筈の国軍が、国民を殺し国政を私有化し始めた暴動です。 国連(国際連合)が、反乱軍に「暴動はおよしなさい」と言っても反乱軍が言うことを聞かないし、国際人権団体のアグネス インターナショナルが、正規の政治家たちを救うために出動寸前の状態です。 反乱軍の中には自国を憂う軍人はいる筈です。 だが、軍隊組織では最高指導者の命令に従うのが軍人の任務なので、個人的な行動は許されません。 命令に反したら最悪銃殺です。
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- eroero4649
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#3です。 >日本も含め、国際的にはクーデター政権がすでに認められているという解釈ですね。 いえ「日和見している」といったほうがいいと思います。前回の回答で使った本能寺の変で例えると筒井順慶ですね。 ミャンマー軍が強気な態度なのは、今はコロナで西側諸国の動きがとれないからというのもあるでしょう。先進国首脳が緊急会談をするということはあり得ません。リモートでやったところでそんなにまとまるもんじゃないですからね。経済制裁とて及び腰となりましょう。ましてや軍事介入(国連軍の投入)は絶対にありません。 日本を含めた各国の腰が重いのは、まず筆頭の理由としてはどこの国であれ自分の国(のコロナ対策)で精一杯で人の国のことに首を突っ込んでる余裕がないことと、なんだかんだでミャンマーに投資したいからです。 前回の回答で「ミャンマーには鉱物資源が豊富」と書きましたが、他にもミャンマーは中国より人件費が安いので工場などの進出で注目を集めているんですね。で、お約束でありましてやはり中国の進出がすごいわけです。彼らは軍事政権の後ろ盾でもありますから、もし軍事政権が続くなら中国企業がガンガン進出できる。 じゃあ西側諸国は民主政権を応援すればいいじゃないかと思いますが、民主政権は軍隊よりずっと「話が進まない」のです。だって軍隊は上意下達の組織だから、司令官が「やれ」といったら必ずその命令は実行されます。でも民主政権だとああだこうだと横やりが入って話がなかなか進まない。 もちろん、西側諸国の中でも様々な思惑がありますから一枚岩ではないわけです。政権の混乱に乗じて自国の権利を拡大させようという思惑もあります。 さらに話をややこしくさせるのは、ミャンマー国内におけるロヒンギャ問題です。人道的にロヒンギャを助けなければいけませんが、ロヒンギャ以外のミャンマー人はロヒンギャを蛇蝎のごとく嫌っているからロヒンギャを助けるとミャンマー人は気を悪くする。さらに加えて、圧倒的大多数のミャンマー人に支えられているスーチーさんもロヒンギャは保護できないわけです。だって自分の支持層がろひんぎゃへの迫害を望んでいるわけですからね。 中国人というのは全くもって抜け目がありませんから、軍事政権を支持しているように見せかけて、中国とミャンマーとの国境線の山岳地帯ではミャンマーの共産系反政府ゲリラを支援もしているわけです。 どっちに転んでも中国としては悪くない話です。 ミャンマー国軍がデモ隊を銃撃で弾圧するのは、他の方法で鎮圧することができないからだという意見もありますね。つまり、国軍は他に手が打てないというわけです。 >過去に策略などがあったとしても、イギリスは契約を守る国です。 再び植民地になることは無いでしょう。 そりゃあ、あまりに素直な見方ですよ。質問者さん、「アラブの春」って覚えていますか。その中で反米・反英路線だったリビアのカダフィ大佐は西側諸国が支援するアラブの春で反政府勢力によって殺されました。 「リビアの民主化が成功した」といわれましたが、それでリビアがどうなったかというと、内戦で国内は荒れ放題。国が国の体をなさなくなり、仕事もなければ将来に希望も持てなくなったリビアの若者はISの戦士としてイラクやシリアに行きました。 そういうことをしたくない人たちは、希望が持てない祖国を捨てて地中海を渡ろうとしました。しかし密入国ですから、漁船みたいな船に沢山乗って夜中にこっそりと渡ろうとするので、事故で転覆して大勢の無辜の市民が死んでいます。これが「アラブの春」とやらの現実です。そうさせたのは、当時の西側諸国の指導者たちですよ。 その西ヨーロッパ諸国は今、怒涛のように押し寄せてくる難民に悲鳴をあげていますが、あたしゃ内心ザマーミロと思っています。 話をミャンマーに戻せば、日本を始めとして世界中の国々は「どっちが勝つか」が分からないので今は傍観を決め込んでいるという感じでしょうね。 なぜ軍事政権がスーチーさんを殺害しないのかは正直不思議だなと思います。スーチーさんのカリスマ性は彼女本人によるもとというより、「建国の父」とも呼ばれるお父さんのアウンサン将軍によるものですから、タイの王様とか日本の天皇のような存在なのかもしれませんね。
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騒ぎが収まった後の利権を考慮しての日和見でしょうか。 本当に何とかしてあげたいところですが、自分になんの力もないのをつくづく感じます。 ありがとうございました。
- dragon-man
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反乱軍は正規軍がいて、それに対抗する軍隊のことを指します。現在ビルマに正規軍しかいません。反乱軍は存在しない。途上国を先進国の日本や欧米と同じ考えてはいけません。そういう遅れた国はたくさんあります。ちなみに中国には国軍は存在しません。人民解放軍は中国共産党の私兵に過ぎず、国軍ではない。ついでにミャンマーは欧米が勝手に付けた言い方で、正しい呼称はビルマです。日本をJapanと呼ぶのと同じです。
お礼
>現在ビルマに正規軍しかいません。 正にその通りですね。 選挙で選ばれた政権に従わない「正規軍」ということですね。 何かしら割り切れないものが有りますが、現実はその通りでしょう。 クーデーターが成功し、私物化された軍隊の「軍」が「国軍」でなんの力もない国民の生命が危険にさらされているのは、一旦、民主化が始まろうとした矢先だけに、非常に残念です。 日本も国際社会も現政権を既に認めているということですね。 ありがとうございました。
- eroero4649
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ん?今市民に対して発砲しているのはミャンマー国の正規軍ですけどね。 ミャンマーではクーデターが発生して、現在ミャンマー軍が政権を握っている状態です。本能寺の変と同じです。織田信長(スーチー氏)が本能寺に幽閉されているものだとお考えください。明智光秀も織田信長の家臣でしょ。 >反乱軍の中には自国を憂う軍人はいないのでしょうか? 自国を憂いたから、彼らはクーデターを起こしたのです。 ここはいろいろ事情がありましてね。ミャンマーという国は実は鉱物資源が豊富な国なのです。だからヨーロッパも中国も関心が高いのです。それでミャンマーは長いことイギリスの植民地でしたから、イギリスの支配が強いんですね。 それでイギリスに対して独立運動してきて、長いことかけて鉱物資源に対してもそれをイギリス人の手からミャンマー人の手に戻してきたというのがあるのです。それを誰がやってきたのかというと、軍事政権だったのです。 だから軍事政権側からすれば「イギリスから我々の資源を取り戻した」という自負があるのです。 けれどスーチーさんはイギリスに留学していた人で、夫はイギリス人。つまり軍事政権の人たちからすればスーチーさんは「イギリスの手先」に見えるわけです。 そしてイギリスという国は今のイスラエル(ユダヤ人)とアラブ人との間の根深い対立の基礎を作っただけあって、その地域の住民たちを対立させることにものすごく長けています。イギリスはそのやり方でアラブを植民地にし、インドを植民地にしました。 なのでイギリスがスーチーさんを「民主化運動のシンボル」にするのは非常に好都合なわけです。夫もイギリス人だし。 またスーチーさんという方は来日したこともありますが、そのときに彼女がとんでもなくワガママで面倒な人だということがずいぶん評判になりました。根がお嬢様ですからね。ほら、韓国でもナッツ姫とかいたじゃないですか。ああいう「ワガママなお嬢様」らしいのです。そしてそういう人の「あるある」で、カメラが回っているときとか大衆の人前での外ヅラは良かったりするのです。 まあそんなこんながありますから、国軍としてもスーチーさんに対して言いたいことは山ほどあるわけですね。 ここが発展途上国における民主主義の難しいところです。大衆はどうしても分かりやすい方向に流れるわけですが、それは発展途上国においてはマイナスに作用することもしばしばあるわけです。 けれども高度成長期の日本でも学生運動なんてのは盛んでしたし、韓国も民主化運動で大勢の犠牲者を出しながら経済成長をしてきたので、発展途上国が強い経済成長をするときにああいうことが起きるのはもしかしたら歴史の必然みたいなものなのかもしれませんね。
お礼
>今市民に対して発砲しているのはミャンマー国の正規軍です ⇒ 日本も含め、国際的にはクーデター政権がすでに認められているという解釈ですね。 >自国を憂いたから、彼らはクーデターを起こしたのです。 ⇒ 国民の選挙で成立した政権を軍は憂いたのですね。 それは、再び、英国の傘下に組み込まれる恐れを憂いたと解釈していいですね。 >スーチーさんはイギリスに留学していた人で、夫はイギリス人。つまり軍事政権の人たちからすればスーチーさんは「イギリスの手先」に見えるわけです。 ⇒この状況は理解できますが、かといって、自分から見たら、軍隊を私物化しているように見える現政権では逆戻りしているのではと思います。 選挙で選ばれた人々の成果が見れる前にクーデーターが起きたのですから、これは完全な退行だと思います。 多くの方がそうであれるように、私はスーチーさんという方を存じ上げておりません。回答者の方もそうではないでしょうか。 過去に策略などがあったとしても、イギリスは契約を守る国です。 再び植民地になることは無いでしょう。(スーチーさんは正しい方に見えます) 軍は麻薬などの現状の利権を無くしてしまうのを恐れただけでは無いでしょうか。 ↓ https://globe.asahi.com/article/14159075 >大衆はどうしても分かりやすい方向に流れるわけですが、それは発展途上国においてはマイナスに作用することもしばしばあるわけです。 ⇒ ミャンマーでは選挙が出来てそれを国民の大多数が指示していれば、当初は失敗もありますが、国民の力で方向修正がきくのではないでしょうか。 日本や韓国の進展は「軍政権」ではなかった為に混乱期を乗り越えましたが、ミャンマーは「軍」が仕切っていて、それが国を私物化しているようにも見えます。 逆行は残念な限りと思います。 ありがとうございました。
「政府側の軍隊」=「国軍」 今回の反乱軍は「国軍」です
お礼
クーデターで政権を奪取した方の軍隊が「国軍」となるわけですね。 何か不本意ながら、現状は。。。 クーデター軍 ⇒ 国民が選んだ元政権に対しては賊軍だけど現政権では「国軍」という位置づけですね。 既に現政権が認められているということになりますね。 ありがとうございました。
- tzd78886
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「反乱軍」と呼ぶ場合、別に「政府側の軍隊」がある中で一部の軍人や政府と無関係の人たちが独自に作ったものを指すからです。今回はれっきとした政府の軍隊であり、しかも一部の軍人が起こしたものではありません。天安門事件で人民軍が国民を「鎮圧」したときとほとんど同じです。違うのは中国は政府が一体になっているのに対し、ミャンマーは政府そのものが一体ではなくしかも軍隊が強い権力を持っていて抑えることができないという点です。
お礼
そう言えばその通りですね。 現状はクーデターを実行した軍隊が「国軍」となるわけですね。 何かしっくりしないものが有りますが、現実はその通りかもしれませんですね。 クーデター ⇒ 国民が選んだ元政権に対しては賊軍だけど「国軍」という位置づけになりますか。 ありがとうございました。
お礼
国軍が仕切る政治は本当に良くないと思います。 日本でもそういう時期があったのでしょうね。 ミャンマーの今はこんな感じでしょうね。 「国軍 ⇒ 反乱 ⇒ 国軍のまま政権も強奪」 ビルマの竪琴 のシーンとの対比が大きいです。 自国を憂う軍人はいるけど、何かする場合は死を覚悟ということでしょうか。 女性のチェー・シンさん(19)が頭を撃たれて死亡したニュースを見ましたが、彼女はSNSに既に死を覚悟した書き込みをしていたようです。 ある意味、フランスのジャンヌダルクみたいな神格化された存在になりそうな感じがあり、内紛は簡単には収まらない様な気がきます。 ありがとうございました。