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両性界面活性剤は自分で消毒効果を打ち消し合わないの
普通の石鹸は陰イオン系、逆性石鹸は陽イオン系の界面活性剤で、それぞれ混ぜて使うと陽・陰が中和されて効果がなくなると中学校で習ったような。 それならば両性界面活性剤(両性石鹸)は最初から消毒効果がないのでしょうか?
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>普通の石鹸は陰イオン系、逆性石鹸は陽イオン系の界面活性剤で、それぞれ混ぜて使うと陽・陰が中和されて効果がなくなる ちょっと違う。 まず、普通の石鹸は、洗浄剤。 逆性石鹸は、殺菌剤であって、石鹸ではない。 全く別物と考えてください。 石鹸は、殺菌効果があるのではなく、菌を洗い流す効果があると考えてください。 逆性石鹸は、殺菌効果がありますが、油汚れは落とせません。 両方を混ぜて使うと、中和するのではなくて、沈殿が生じてしまいます。 マグネシウムなどの濃度の高い硬水で、石鹸を使うを泡立たないというのと同じと考えてください。 しかし、陽イオンと陰イオンがあれば、必ずくっついて、沈殿するという訳ではありません。 塩化ナトリウム、つまり、塩は、塩素イオンとナトリウムイオンに分かれて、水に溶けます。陰イオンと陽イオンは、共存できるのです。 両性界面活性剤(両性石鹸)は、その共存できる状態になる界面活性剤だと思ってください。 だから、強い殺菌力を保てるのです。 厳密には、この説明は、正しいとは言えないかもしれない(実際には、もっと複雑)が、わかりやすい説明としては、許される範囲だと思います。
お礼
よくわかりました。ありがとうございます。