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石鹸の界面活性について
界面活性剤には合成とそうでないものがあるようですが、ある、ホームページでは、石鹸は、アルカリでしか界面活性効果を発揮しないため、河川では分解してしまうと書いてありました。また、他のところでは、石鹸は、界面活性剤の濃度が高いので、生分解性が高くても環境に良くないと書いてありました。 私は、前者から判断したのですが、石鹸は、アルカリでしか界面活性効果を出さないなら、濃度は高くても、環境に対して、負荷を与えないのではないかと思いました。でも、後者だと濃度が環境に関係するという記述があり、いまいち納得できる結論が出ません。 なぜ、アルカリでしか効果を発揮しない石鹸の界面活性剤は、濃度が高いと環境に負荷を与えるのでしょうか。水の軟水硬水などが関係しているのでしょうか。
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- sentakun
- ベストアンサー率28% (21/74)
はじめまして、私はクリーニング業者です。 私も3年前まで、合成洗剤を使い続けてきましたが現在は重曹かせっけんで洗っています。 あまり汚れていない物は重曹に過炭酸ソーダを30%混ぜて洗います。 ひどい汚れには、炭酸塩が20~40%入ったせっけんに過炭酸ソーダを30%混ぜて洗います。 せっけんのコツは、温度を20~40度でよく溶かして泡が出てから洗濯物を入れて洗い、洗い終わった時に泡が少し残っているとベストです。 私は、柔軟材のかわりにEMWというEM研究所から出ている微生物の液体を入れて、排水溝のヘドロが綺麗に消えてなくなり、手がすべすべに なりました。 この洗濯方法ですと、せっけんは24時間で水と炭酸ガスになり、せっけんカスはEMが食べてくれますので環境負荷はなくなります。 それどころか、元々あったヘドロまで食べてくれるので、環境浄化洗濯として、講習会でお薦めしています。 ご興味があれば、ご連絡ください。
- anima-mundi
- ベストアンサー率37% (23/62)
次のサイトが参考になると思います。 ・http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/SoapOrDet.htm ・http://liv.ed.ynu.ac.jp/ こちらのサイトで紹介されている本も参考になるかもしれません。(http://mscience.jp/book.htm) 天然だろうが合成だろうが、メリット、デメリットを双方が持っているのだと思います。あとはそれぞれの特性を把握した上で、臨機応変に使うしかないのかもしれませんね。
- nacam
- ベストアンサー率36% (1238/3398)
石けんは、アルカリ性のま状況でしか界面活性作用がはたらきません。 しかし、石けん自体が、アルカリ性の性質を持っているため、石けんが含まれた水は、アルカリ性の性質となり、界面活性作用を持ちます。 石けんのカルカリを中和するには、酸が必要になります。 酸性の中で石けんは、脂肪酸を放出し、界面活性作用を失います。 石けんや脂肪酸は、水中の微生物によって分解されます。 石けんは、合成洗剤に比べ、生分解性にすぐれていますが、石けんが多くなりすぎますと、微生物が過剰発生し、微生物が脂肪分を分解するための酸素が不足し、ヘドロのような状況になったり、赤潮のような状況になってしまいます。 そのため、 >河川では分解してしまうと書いてありました >石鹸は、界面活性剤の濃度が高いので、生分解性が高くても環境に良くないと書いてありました。 のどちらも正しいのです。 対策としましては、石けんや洗剤を使用する量を減らす事が最善であると思います。 そのために、水を石けんのアルカリだけでアルカリ性を維持するのではなく、アルカリ補助剤を加える事により、石けんの使用量を減らせます。 (アルカリ補助剤として、よく使われるのが炭酸ソーダです。) また、汚れのひどい物には洗剤を使用し、汚れの少ない物には石けんを使用する事も有効だと思います。 ただし、洗剤の中に塩素の含まれる物は、微生物を殺す作用があります(それを利用して殺菌効果を謳っていますが)から、使う場合は、必要最低限にしてください。 タンパクシツ分解酵素(黄ばみ予防に使用)の多いものも、微生物の組織を破壊しますので、やはり使用は最低限に抑えてください。 蛍光材(白さを強調するために使用)も、発ガン性が指摘されているものもありますので、ご注意ください。 水の硬度ですが、硬度が高いと石けんが脂肪酸カルシウムとなり、界面活性作用を発揮しにくくなりますので、必然的に石けん使用量が増えてしまうため、石けんの濃度が高い場合と同じ事になります。 また、脂肪酸カルシウムは、カビが大好物ですので、カビに対しても考慮しておく必要があります。 水の硬度が高い時は、炭酸ソーダなどを加えてください。
- 0913
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石鹸自体がアルカリなので、石鹸成分の濃度が上がればアルカリ度も増します。