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執行猶予中の地元での生活について
- 現在執行猶予中で地元に住むことができませんか?
- 地元に戻り普通に生活しているけど大丈夫?
- 自分が執行猶予中で警察から職質された後の対応について知りたい
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質問者が選んだベストアンサー
ざっくりいうと、職質された程度で執行猶予の取り消しはありません。 また、居住制限されているわけではないので、どこに住もうが、どこで働こうが問題ありません。 執行猶予とは「刑罰の執行を猶予し、猶予期間において刑事事件を起こさなければその刑罰権を消滅させる(=その刑罰を執行しない)」という制度です。ただし、「無罪」にするという制度ではありませんので、罪そのものがなくなるというものではありません。 この執行猶予期間中は、大きく考えて ・刑事事件を起こさないこと ・所在を明らかにしておくこと(保護観察の場合は特に) という条件が付きます。居住制限というものはありません。 ただ、執行猶予が付いた実刑判決を受けたとき、無罪放免になったわけではありませんので「周囲の目があるから」という理由で、居住地を移すという方はいます。最も、無罪を勝ち取った人でも「裁判にかけられた」という偏見から居住地を移される方もいるようではありますが。 要するに、あなたに問題がなければ地元に住むかどうかについては問題になりません。 警察が職務質問で身分照会(多くの場合は、データベース上にある人物リストのようなもの)で引っかかったとしても、「執行猶予期間」であれば特に問題にはなりません。 照会のときに出てきた内容によっては、もう少し詳しく調べられることはあり得るでしょう。例えば、麻薬取締法違反での逮捕歴があれば、その疑いで声をかけられたなら検査だったり持ち物チェックを求められることは多くなるでしょう。 警察から電話が来て「お前の執行猶予は取り消しだ」と言ってくることはまずありません。警察から連絡が来るとするなら、捜査協力(前述の「検査やチェック」など)です。 実際に逮捕されてしまう(暴力事件を起こしたなど)と、警察ではなく裁判所の命令で執行猶予が取り消され、言い渡された刑が執行されることになります。(+逮捕されて有罪判決を受けたらその「次の犯罪」の刑罰についても累計になります)