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successの盆の発音の疑問

以前からnativeが発音したsuccess(ful)を 耳で聞くとseksas...と聞こえることが不思議でしたが たった今下記でblog主のUK人がGacktの英語interviewの発音を批評する中で https://www.youtube.com/watch?v=zDdAXhzfiaI sΛ(aとoの間の音の記号が無いのでlambdaの大文字で代用)ksesfuと発音した以外は完璧な英語であると言いました。 50年間の疑問があらわになりました。 この語は発音規則違反の例外たる珍しい単語です。 何故 s(ア:エ)を前後の音節で逆転させるのか 発音学的分析に詳しい方にお尋ね。

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  • Nakay702
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回答No.3

>何故 s(ア:エ)を前後の音節で逆転させるのか ⇒ひと言で言うと「アクセントとの関係」で、「逆転のように感じられる現象」が起きたからである、と言えると思います。 日本語のような「ピッチ(高低)アクセント」と違って、「ストレス(強弱)アクセント」を持つ英語では、アクセントの存否が調音にも聴覚上にも大きな違いをもたらすようです。 例えば、democracyを〔デモクラシー〕のように発音すると、ネイティブは「?」という顔をしますが、(日本語の音韻に対応させるとそうなることを説明すると)、それならむしろ、アクセントのかからないところを端折って〔(デ)モクラスィ〕のように言うほうが分かりやすい、と聞いたことがあります。 express [ikspre's] の、[pre's] に当たる部分はアクセントのかかる音節ですので、実際の調音は [prε's] となり、強調の度合いに応じて [iksprε':s] と延ばしたり、「ア」に近づいたりすることがありますね。他方、[iks] に当たる部分はアクセントのかからない音節ですので、実際の調音は [iks], [eks], [əks] などの異音として実現される可能性があります。 これをカタカナで表せば、〔(イクス)プレス、(エクス)プレス、('クス)プレス〕などとなりますね。我々日本人は概ね〔エクスプレス〕と言いますが、ネイティブは〔'クスプレス〕、つまり、非アクセント部の母音をあいまい母音風に調音をすることがよくあります。(調音上の「無意識の経済化」と言えるかも知れません。なお、この〔'〕と表記した部分は、聞こえるか聞こえないような [ə] の代用のつもりです。) さて、肝心なsuccessですが、これの発音記号は [səkse's] ですね。[se's] に当たる部分はアクセントのかかる音節ですので、実際の調音は [sε's] となり、強調の度合いに応じて [sε':s] と延ばしたり、「ア」に近づいたりすることがありますね。音響スペクトログラフを見て分かったことですが、これら強勢の [ε'] や [ε':] の発音時間は1000分の3~5秒くらいで、この「時間の延び」が、余計に聴覚上の「ア」に近い印象を与えるようです。 他方、[sək] に当たる部分はアクセントのかからない音節ですので、実際の調音は [sək], [sʌk], [s'k] などの異音として実現される可能性があります。つまり、カタカナで表せば、〔(セク)セス、(サク)セス、(スク)セス〕などとなります。我々日本人は概して〔サクセス〕と言いますが、ネイティブは〔セクセス〕または〔スクセス〕、つまり、非アクセント部の母音を「あいまい母音と似た音」に調音することがよくあります(やはり調音上の「無意識の経済化」と言えるでしょう)。これら弱勢の [ə], [ʌ], ['] などの発音時間は1000分の1~2秒くらいで、この「調音の短さ」が聴覚上余計にサ行のぼやけた音「セ」や「ス」に近い印象を与えるようです。(日本語の音韻構造、日本人特有の聴覚映像がそう感じさせる要因の一つかも知れません。) 以上述べたような意味で、「s(ア:エ)を前後の音節で逆転させる」と感じられたのは、日本人として正確な音感による聴取の結果と思われて、敬服申しあげる次第です。

x8956
質問者

お礼

音声学に詳しい方が分析くださったことに対して深謝申し上げます。 >むしろ、アクセントのかからないところを端折って〔(デ)モクラスィ〕のように言うほうが分かりやすい おおっ、これは私が考えておることなのです。 同じ意見を聞けて実に嬉しく存じます。 〔'クスプレス〕は私もこのように発音しております。 問題の語の前後2音節の時間分析に感謝します。 量的な根拠で気分が良くなりました。

その他の回答 (2)

  • koncha108
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回答No.2

successだけが例外と言うわけでも無いと思います。むしろ私に取っては日本語発音で一度覚えてしまったあらゆる英単語が実際には記憶を覆す発音をしている様で、例外に聞こえます。successは[səksε's]ですが、最初のSの後の[ə]は曖昧母音で、力なくアともオともつかない音を出すと説明されることが多いと思いますが、実際には元のスペルの発音に少し引っ張られるそうで、結果として単語事に同じ[ə]でも単語によって聞こえ方が違います。次のSの後の[ε]は日本語のエと違って口を横に広げて発音するので、その状態だと仮にエと言おうとしてもエに聞こえずそれが質問者さんにはアに聞こえたと言うことでは無いでしょうか。英語の発音を日本語のカタカナやローマ字で表すのは無理がありますが、仮に日本語のアイウエオを発音しようとしても、日本語とは違う口の開け方をして発音すると違って聞こえます。例えば人命のBobはアメリカ英語では発音記号の[bɑb] ですが、[ɑ] は日本語のアに聞こえるものの実際には口を大きく縦に開けて「オ」と言おうとした時の音に近いのだそうです。バブでもボブでも無い。そう言うのを日本人耳は勝手に聞き覚えのある音に変換してしまう様です。私も一時期はネイティブの様な発音を身に付けたいと思って調べたりしたのですが、そうすると英単語全てに関して本当はどう発音しているのか聞いて耳と口で記憶し直す必要があり、到底無理と断念しました。そもそも妙にネイティブを真似たつもりで発音しても通じなかったりする割に日本的な発音をすればこちらの癖を感じ取ってくれて通じたりします。 ちなみに、YoutubeのYoshikiさんの英語とてもお上手で、Twisted Helixさんも褒めていますが、でも私にはsuccessful 以外全体的に日本人発音と思いました。Twisted Helixさん自身が外国人なまりの日本語だけど、とてもお上手と言うのと同じ。

x8956
質問者

お礼

(題名に変な漢字誤変換が有りますね) 私は中学高校時代にFENで耳を訓練し、その上で 辞書の発音記号と運用法を実践して身に付けたので 発音に敏感でして、 山手線のアメリカ人と話した時に発音をほめられたことが有るほどですし RSAに招待講演で呼ばれた際には 相手大学の教授からお前の発音は正しいが 調査で来ておる筑波大の学生の発音がおかしくて理解不能と 言われたことが有ります。 ですから 一般日本人は(そして多分とくに東日本人)は母語を口を開けずにあいまい発音することに東京都50年間在住中に気付いたので英語ではなおさら訛ることはわかります。 しかし本例は、interview応答での他の全体は褒められておりますから特殊です。 私はNHKの日本語の発音の誤りまたは訛りを毎日通報するほどですから 本例の第一第二音節のnatitveによる発音が逆転しており(「ように聞こえる」とはあえて言わず)、 辞書に有る記号通りに発音しておらぬ音、つまり phoneticsに違反する音に聞こえることがふしぎなnodesu. Gacktが辞書の記号通りに発音しておるにもかかわらず、 私の考えではblog主は自分の方が訛っておることに気付かずに、 nativeだからと言って間違い発音と決めつけておることが不思議です。 大学の音声学の教員に尋ねぬと分からぬ問題ですね。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 問題は簡単です。  「以前からnativeが発音したsuccess(ful)を耳で聞くとseksas...と聞こえることが不思議でした」というところが間違っています。 success は [səksε's]、 successful は [səksésfl] ですから初めからカタカナで書けば sアks エで、逆転はありません。  [ ʌ́ ]は、アクセントの強勢のあるときにだけ使う音ですから successful にはありません。だからseksas と聞き間違えていただけです。