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北守将軍と三人兄弟の医者です。分からないところがあります。おしえてください。
「北守将軍ソンバーユーは いま塞外の砂漠から やっとのことで戻ってきた。 勇ましい凱旋だと云いたいが 実はすっかり参って来たのだ とにかくあすこは寒い処さ。 三十年という黄いろなむかし おれは十万の軍勢をひきい この門をくぐって威張って行った。 それからどうだもう見るものは空ばかり 風は乾いて砂を吹き 雁さえ干せてたびたび落ちた おれはその間馬でかけ通し 馬がつかれてたびたびペタンと座り 涙をためてはじっと遠くの砂を見た。 その度ごとにおれは鎧のかくしから 塩をすこうし取り出して 馬に嘗めさせては元気をつけた。 その馬も今では三十五歳 五里かけるにも四時間かかる。 それからおれはもう七十だ。 とても帰れまいと思っていたが ありがたや敵が残らず脚気で死んだ 今年の夏はへんに湿気が多かったでな。 それに脚気の原因が あんまりこっちを追いかけて 砂を走ったためなんだ そうしてみればどうだやっぱり凱旋だろう。 殊にも一つほめられていいことは 十万人もでかけたものが 九万人まで戻って来た。 死だやつらは気の毒だが 三十年の間には たとえいくさに行かなくたって 一割ぐらいは死ぬんじゃないか。 そこでラユーのむかしのともよ またこどもらよきょうだいよ 北守将軍ソンバーユーと その軍勢が帰ったのだ 門をあけてもいいではないか。」 質問(1)「今年の夏はへんに湿気が多かったでな。 それに脚気の原因が あんまりこっちを追いかけて 砂を走ったためなんだ」 分かりやすい言葉で教えていただきます。よろしくおねがいします。
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今年の夏はとても湿気が多かったからね。 それに敵が脚気(病気の名前)になったのは、 私を追いかけるために、ずっと砂の上を走って いたからなんだ。 ということだと思います。お役に立てればうれしいです。
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- toko0503
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こんにちは。 カラリと晴れないで湿気の多い天気(humid)は、脚気に 悪いと昔は思われていたようです。 【脚気】(←かっけ・全身が疲れて、手足が重くなり、心臓や神経がやられて死んでしまう病気)(berberis) その上、そういう状態で、走りにくい砂漠の砂の上を こちらの軍を追いかけて、走ったために、よけい疲労がつのって(重なって)病死した、と言っています。
お礼
たいへんありがとうございました。すっかり分かりました。
お礼
教えていただきましてどうもありがとうございました。すっかり分かりましたよ。役にたちました。