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「5段活用」は英語で何と訳しますか
「5段活用」「上一段・下一段活用」などの用語を以前国語で習いましたが、 この「5段」と「1段」の「段」を、英語で訳すと何が適切でしょうか。 「step」「level」「stage」のあたりが日英辞書で出てくるのですが いまひとつわかりません。 ご教示くださいませ。 宜しくお願いします。
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無理に訳せば 5-row verbs, 1-row verbs five-tier conjugation, one-tier conjugation になるでしょうが、無意味ですよね。 アメリカの有名な言語学者 Bernard Block という人が 1946 年に書いた論文があります。 https://www.jstor.org/stable/pdf/596327.pdf (もし読めなければ、お近くの大学図書館ならダウンロードできると思います) VOWEL VERBS The base of a vowel verb ends in -e- or i . The endings of the inflectional categories are added directly to the base. Indicative(直説法)tabéru/kariru Non-past presumptive(推量・非過去)tabeyóo/kariyoo Imperative(命令)tabéro/kariro Provisional(与件)tabéreba/kariréba Infinitive(不定詞)tábe/kari Past Indicative(直説法過去)tábeta/karita Past Presumptive(推量・過去)tábetaroo/karitaróo Conditional(条件)tábetara/karitára Alternative(選択)tábetari/kariári Gerund(動名詞)tábete/karite CONSONANT VERBS 面倒くさくなったので、もうやめます。 活用の名前や分類そのものは人によって変わりますが、 五段活用:consonant verbs 一段活用:vowel verbs これは変わりません。 辞書的に説明するなら、 verbs whose stems end with a consonant verbs whose stems end with a vowel e or i a consonant-stem verb a vowel-stem verb ending in -e or -i ここまで書いて、もっといいサイトがあるのを思い出しました。 初めからこれでよかったんですが、もったいないので、このままにしておきます。 https://en.wikipedia.org/wiki/Japanese_verb_conjugation
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- Biolinguist
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ああ、しまった。 「混じる」も五段活用だった。 「イル」も 「要る」「煎る」が五段活用 「居る」「射る」が上一段活用。 やっぱり「そういうものだ」と覚えるしかないか。
お礼
色々と考えてくださいましたのに、お礼が遅れて申し訳ありません。 (ちょっと慌ただしくしておりました。) 「混じる」の五段活用はわかります。 (もしかして他の語と打ち間違えられましたか。) 「要る」「煎る」……気付きませんでしたので、教えていただけてとても嬉しいです。 どうもありがとうございました。
- Biolinguist
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>「consonant verb」と「vowel verb」という用語を使用して >動詞分けを説明したら、学習者には少し難しいような気がしました。 >だから「5 dan verbs, 1 dan verbs」 >「Group 1, Group 2」「う-verbs, る-verbs」 >という名称が主に使用されているということですね、おそらく。 その通りです。 母音と子音の区別が付く人なら「consonant verb」「vowel verb」も面白がってもらえるかもしれないけど。 五段活用は regular verbs 上一段活用は -i verbs 下一段活用は -e verbs 「来る」「する」は irregular verbs とか。 >> anai の a、imasu の i は、子音の後でだけ現れる >これは u、 eba の e、 oo の o も同様という意味ですよね? 終止形活用語尾 -ru の r は母音の後だけ現れる。 語幹が子音で終わるときには、子音連続になってしまうので、消える。 kak-ru → kak-u kari-ru (そのまま) mise-ru(そのまま) -(y)oo の y も母音の間でだけ挿入される。 kak-oo(×kak-yoo) kari-oo → kari-yoo tabe-oo → tabe-yoo > 1. 「借りる」「降りる」「出来る」などが一段活用であることは >「そう覚えるしかない」 そうですね。 ほとんどの「イ段+ル」は上一段活用です。 例外は「要る(いる)」くらいでしょう。 例外がある以上、そう覚えるしかないとも言えるし、 数が少ないから、例外だけ覚えればいいとも言える。 まあ、そう覚えるしかない、というのが教える方も教わる方も一番簡単でしょう。 >2. 「え」の音で五段活用なのは、「帰る」のみか 「エル」で終わる動詞なら、「帰る」「返る」だけでしょうね。 「エ段+ル」なら、「蹴る」「照る」「減る」「しゃべる」「滑る」があります。
お礼
お礼が遅くなり、大変失礼しておりました。 度々ご丁寧にありがとございます。 「エ段+ル」ですと色々な例があることを知り、とても勉強になりました(これまで気付きませんでした)。
- Biolinguist
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母音動詞と子音動詞の違いは、語幹が母音で終わるか子音で終わるかの違いです。 子音動詞 kas-anai kas-imasu kas-u kas-eba kas-oo 母音動詞 食べる tabe-nai tabe-masu tabe-ru tabe-reba tabe-ro 借りる kari-nai kari-masu kari-ru kari-reba kari-ro ちょっと専門的に言えば、 anai の a、imasu の i は、子音の後でだけ現れる。 これは子音連続を避けるためだけに挿入される母音だから。 ×kas-nai 母音の後では挿入されない。必要ないから。 ×tabe-anai, kari-anai ×tabe-imasu, kari-imasu ru の r は母音の後でだけ現れる。 子音の後では現れない。 これも子音連続を避けるため。 ×kas-ru
お礼
早速のご説明をありがとうございます。 実はお恥ずかしながら大変驚いてしまいました。 そして初めのご回答にある > verbs whose stems end with a consonant > verbs whose stems end with a vowel e or i これらの意味が、今ようやくわかりました。 私自身、理解できたと思うのですが、 もし日本語教師が英語話者に「consonant verb」と「vowel verb」という用語を使用して 動詞分けを説明したら、学習者には少し難しいような気がしました。 だから「5 dan verbs, 1 dan verbs」「Group 1, Group 2」「う-verbs, る-verbs」という名称が主に使用されているということですね、おそらく。 > anai の a、imasu の i は、子音の後でだけ現れる これは u、 eba の e、 oo の o も同様という意味ですよね? Biolinguist 様、規約違反になってしまい大変申し訳ありません。 ひょっとしたら、Biolinguist 様でしたらご存じかもしれないと思い、 以下についても、この場で伺ってよろしいでしょうか。 誠に恐れ入ります。 1. 「借りる」「降りる」「出来る」などが一段活用であることは 「そう覚えるしかない」と私は思っていたのですがもしかしますと、 何かちゃんと規則性(?)があるのでしょうか。 2. 「帰る」は五段活用ですが「え」の音で五段活用なのは、 この動詞のみかと私は思っていますが、正しいでしょうか。 そしてこれは「そう覚えるしかない」と考えて正しいでしょうか。 お手隙の際で構いません。 どうぞ宜しくお願い致します。 ご親切に心より感謝申し上げます。
- princelilac
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小学生に「五段活用」と言っても理解できないように、外国人に「五段」とか「あいうえお」とかは理解できません。欧米ではAEIOUつまり「あえいおう」が常識であり、何故それを並べ替えるのかにとは、????? となるはずです。 要はstep, level, stage のどの語で定義しようとも、上のような変化を説明語句として付けなければ無意味です。
お礼
ありがとうございました。
お礼
今回もまた素晴らしいご回答をどうもありがとうございます。 最後にいただいたリンクも、とても参考になりました。 非常に基礎的な確認で誠に恐縮なのですが、伺ってもよろしいでしょうか。 「五段活用」を「consonant verbs」と呼び、「一段活用」を「vowel verbs」と呼ぶ理由は、 以下の解釈で正しいでしょうか。 <五段活用:consonant verbs> これは、例えば「飲む」ですと「ま行」に基づいた活用であり 「帰る」であれば「ら行」に基づいた活用となるから「consonant verb」としている。 「買う」や「会う」は(わいうえお)は「わ行」扱いということでしょうか。 <一段活用:vowel verbs> これは例えば「食べる」を「ば行」と捉えず、母音が「え」であること、 「見る」は「ま行」と捉えず、母音が「い」であることに主眼を置いて活用するために 「vowel verb」としている。 お手隙の折にご教示くださいますと嬉しいです。 宜しくお願いします。