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外来語を形容する場合の語尾について
- 外来語を形容する際は形容動詞を使用するという考え方は一般的ですが、必ずしも正しいわけではありません。
- 語尾に「い」が付いても、漢字に含まれている場合は漢語とされ、形容動詞となることがありますが、必ずしもすべての場合に当てはまるわけではありません。
- 「嫌い」「桁違い」「ぞんざい」の語尾の「い」は単なる偶然ではなく、形容動詞として受け入れられています。
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>「嫌い」「桁違い」「ぞんざい」の語尾の「い」は偶然に過ぎず、単純に形容動詞として受け入れるしかない 「嫌い」「桁違い」については偶然ではありません。 「嫌う」「違う」という動詞が元にあり、その連用形が「嫌い」「違い」です。動詞の連用形は、名詞としてよく使われます(釣り、泳ぎ、歩き、など)。ただ「嫌い」「違い」は動詞というよりも、嫌っている状態、違っている状態を表すので、形容する名詞となったのです。そこに「な」がついて形容動詞化した、と考えられます。 同じ「う」で終わる動詞でも「買う」「問う」「味わう」などは状態を表すわけではないので「な」をつけるのは無理がありますね。 「ぞんざい」については元が「ぞんざう」という動詞ではないので、「寛大」「不明」などと同じです。 .>外来語を形容する場合は形容動詞とする、という考えは正しいですか。 正しいと言えます。ご慧眼ですね。これによって日本語は、外来語を日本語にどんどん取り込むことができます。
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- marisuka
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ご返信ありがとうございます。読んでいただけてうれしいです。 例に出された助詞「に」の前の語は、すべて「~すること」と言い換えられます。そして「に」は「~のために」という、目的をあらわす助詞だと言えます。 「飲みに」であれば「飲むことのために」と言い換えられる、と解釈できます。 であれば、「飲みに」の「飲み」は名詞扱いされているととらえていいでしょう。私が例としてあげた「釣り」「泳ぎ」「歩き」などは、後ろに「が」をともなって、「釣りが好きだ」「泳ぎがうまい」「歩きがつらかった」などと言えますので、名詞になっています。質問者様が例として挙げられたものの中には日本語として主語の位置に収まらないものもあろうかとは思いますが、動詞の連用形は名詞と同じ資格を持っているといえるでしょう。 こんな説明でよろしいでしょうか。
お礼
度々ありがとうございます。 わかりました、そのような意図で「釣り・泳ぎ・歩き」をあげてくださったのですね。 その点についてを、まずは伺うべきでした。 大変失礼いたしました。 度重ねて、ご丁寧にありがとうございました。
- f272
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外来語は形容動詞になる 漢語は形容動詞になる 和語は形容詞になる というのが原則です。和語についてもう少し詳しく言えば 和語であっても派生語であれば形容動詞になる という原則があります。「嫌い」は嫌うという動詞を形容詞化したものですし,「桁違い」は桁+違うを形容詞化したものです。「ぞんざい」は由来のよくわからない言葉ですが,江戸時代くらいにできた割合新しい言葉です。こういう新しい言葉は形容動詞になるのが原則です。
お礼
早速のご回答をありがとうございます! すごく気になっていましたので大変嬉しいです。 とても助かりました! どうもありがとうございました。
お礼
どうもありがとうございました。
補足
ご回答をありがとうございます。 大変勉強になりました。 ご教示いただきましたなかに 「動詞の連用形は、名詞としてよく使われます(釣り、泳ぎ、歩き、など)」とあります。 恐れ入りますが、この件について少々伺ってもよろしいでしょうか。 ここでおっしゃったのは「釣ります」「泳ぎます」「歩きます」の「ます」を除いた部分のことかと思います。 以下の「~に行く/来る/帰る」の文法を用いた例題をご覧ください。 1. そのレストランに、食べに行く。 2. 今日、飲みに行く。 3. 忘れ物を、取りに来る。 4. 家族に、会いに帰る。 5. 宿題を、しに帰る。 上記の助詞「に」の前の語も、すべて「名詞」として使われる動詞の連用形ということでしょうか。 大変興味深いです。 お手隙の折にご返信いただけますと助かります。 よろしくお願いします。