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和語の語感に関して

和語の語感に関しての質問です。 教科書に、和語の語感は、「親近・卑俗」と載っています。 漢語は「硬質・難解」外来語は「洗練・スマート」となっていました。 これは誰が決めたんでしょうか? すべての日本語のなかで、和語がすべての品詞で活躍しているのに、卑俗とは、なぜでしょう? お分かりの方、ご教示ください。

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  • staratras
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回答No.3

教科書にどのような文脈でその言葉が登場するか、全体を見なければその当否を論じることは適切ではないかもしれませんが、あえて私見を述べます。 >和語の語感は、「親近・卑俗」と載っています。漢語は「硬質・難解」外来語は「洗練・スマート」となっていました。 これは、「同じ意味の単語それぞれの語感を比較した場合にそのような語感の差異の傾向がある」ということであって、「和語・漢語・外来語全体がそうである」という意味ではないでしょう。 たとえば「連れ合い」「配偶者」「パートナー」や「口づけ(口吸い)」「接吻」「キス」を比較すれば、そのような語感の違いの傾向が感じられるのではないでしょうか。しかしそれは別に和語一般が「卑俗」だとまで主張しているのではないと考えられます。 余談ですが「口吸い」という言葉は、幼い我が子秀頼に宛てた豊臣秀吉の書状にも登場する(やがて参りくちをすひ可申候=近々そちらへ行って「口吸い」をしますよ)「歴史のある」言葉です。当時の日本の最高権力者(天下人)に、高齢になってから授かった息子を溺愛する子煩悩な父親の一面があったことを示すという意味では、「親近・卑俗」という語感の表現があてはまる用例ではないかと思います。

betweenjande
質問者

お礼

来年日本語教育能力検定試験を受けるので、○○○の(言っていいのかわからないので伏せます)検定試験用の教科書で勉強しています。 その中に書いてありました。 卑俗の理由は全く書いてありません。 例もありませんでした。 ただ、語感:親近・卑俗とありました。 しかし、今回お教えいただいて、納得できました。 日本語独特の表現(特に親密な関係でのこと)は、輸入言葉ではなく、古来からある和語が多いのかもしれません。 なぜきっぱりと、卑俗と書いてあるのか少し不思議でしたので、皆様のお知恵を拝借しました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • SPS700
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回答No.2

 馬鹿なことを書いた教科書もある、ということでしょう。

betweenjande
質問者

お礼

お教えくださってありがとうございました^^

  • fujic-1990
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回答No.1

> これは誰が決めたんでしょうか?  その教科書を書いた人。その教科書の出版を最終的に決定した人(おそらく出版会社の編集長) > 卑俗とは、なぜでしょう?  その教科書を書いた人が、和語をあまり知らないからでしょう。  昔、「日本語は非論理的な言語なので、論理的な思考ができない。全部英語にしてしまえ」と言った人がいましたが、日本語の論理構造の中で育って、英語を話せないまま育ってしまった人が、論理物理学でノーベル賞を取っています。  「カニは甲羅に似せて穴を掘る」という言葉がありますが、日本語を使って論理的な思考を表せない人が自分の能力のなさを、日本語のせいにしたがっていただけなのです。  和語を卑俗と思う人は、卑俗な和語しか知らないのでしょう。  外来語は、最近も「レガシー」とかなんとかを連発する傾向があることからもわかるように、なにか立派なことを言っている「感じ」がしているのだろうと察せられます。

betweenjande
質問者

お礼

丁寧にご回答くださいましてありがとうございました。 日本語教育能力検定試験用の教科書(24冊セットになったとっても分厚いもの)に出てきて、卑俗、なんて言われると、なんだか和語を使うのがいやになっちゃうな、、、と思い、皆様に聞いてみようと思いました。 どうもありがとうございました