こんばんは。s_yoshi_6です。
まず最初に、この前awayuki_chさんが質問されたNo.963042の件についてお詫びをさせて下さい。
先日は、差し出がましい忠告をしてしまい申し訳ありませんでした。
私の回答のお礼欄に書かれた文、そして、前回の質問の引用元であり、今回も引用されているNo.956436の質問の#1さんの回答に対するお礼欄の文を拝見しました。
awayuki_chさんが、No.956436の回答者の方々に気をつかわれて、No.963042の質問をされたのにも関わらず、それに気付かずにあのようなことを書いてしまいました。
そのような理由で、あの質問を立ち上げられたのだとしたら全然失礼ではないし、相手の方も気を悪くされるなんてことは絶対にありません。私の思慮不足だったと反省しています。
今回はこのことをお伝えしたかったので、ご質問の「与える」の件に関しては、他の回答者の方々がおっしゃっている通りで、特に申し上げることはなかったのですが、これだけだと回答が削除されてしまいますので、「差し上げる」の方について少し書かせていただきますね。
「与える」については、#1の方がおっしゃるとおり、「目上の者が目下の者に授ける」という意味合いを持っている点が、注意すべきところだと思います。
ということで、「ポイントも一回しか与えられませんし」だとという言い方では、相手を低く見ている印象がありますので、「ポイントも一回しか差し上げられませんし」の方が良いと思います。「差し上げる」は「あげる」の立派な謙譲(自分を低めて、相手への敬意を表す)表現です。
ちなみに「貸して差し上げる」という表現も、それ自体は決して失礼なものではありません。例えば、
1)「私は○○様に私の持っている本を貸して差し上げた」
という言い方は、決して失礼にはあたりません。むしろ上品な良い表現と言えます。
これがご質問の場合と異なっている点は、「~して差し上げる」をいう言い方を、敬意を表す相手に向かって直接使っていないという点です。
これを直接○○さんに
2)「○○様、私の持っている本を貸して差し上げます」
と言った場合には、話し手の奉仕の気持ちの表れである「~して差し上げる」という言葉が、「あなたのために貸してやっている」というような、やや恩着せがましい印象を与えることがあります。「~して差し上げる」に限らず、「~してあげる」「~してやる」も同様です。
しかし、奉仕をするのが話し手本人ではなく、第三者であった場合にはまた印象が変わって来ます。例えば、○○さんと××さんと話し手の3人がいる場面で、(上下関係としては、「○○>××=話し手」という感じ)
3)「××さん、○○様にあなたの持っている本を貸して差し上げたら?」
いう言い方は特に問題はないと思われます。
なお、上記の3つの場合はいずれも「貸して差し上げる」を「お貸しする」と言い換えても構わないと思います。
ただ、このあたりの使い分けは確かに難しいと思います。
#3さんのおっしゃるように
>「今度また、手伝いに来てあげるね」
という言葉に押し付けがましさを感じて嫌う人もいれば、そのようなことは特に何も感じず、素直にありがたいと思う人もいます。これは「差し上げる」を使う場合も同様です。
また、相手に面と向かって「差し上げる」を使うのは押し付けがましい、と言いましたが、その行為が相手にとって、恩を着せるに値するほど十分大きな利益となる場合には、使っても不自然でない場合もあります。(例えば「私があなたの願いをかなえて差し上げます」など。なおこの場合「私があなたの願いをおかなえします」とはあまり言いません。)
すみません、最後の方は混乱させてしまったかもしれません。ちょっとうまく説明できていない部分もあると思いますが、とりあえずご参考まで。
お礼
s_yoshi_6さん いつもお世話になっております。 差し出がましい忠告なんてではないと思います。 私にはとても役に立つ誠意を込めている忠告です。 ぜひともお気にしないでください。(^0^) 詳しく説明していただきありがとうございました。 「~して差し上げる」という言葉はシチュエーションによってイメージが違いますね。 大変いい勉強になりました。 また、最後の一段落はなんとなく理解できました。 本当にありがとうございました☆