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京都に届けるお狩場の獲物は何でしょうか
江戸将軍家のお狩場での獲物はどういうものがあったでしょう? 四つ足の猪や鹿はまさかありませんよね。 白鳥というと鶴か鴨でしょうかね。 仕留めた獲物を下人がさばいて京都の朝廷というか御所に届けたそうですが、どんな鳥だったのでしょう?
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1.鹿、猪、兔など四つ足も獲っていました。 このサイトは面白いです。 松戸市 江戸時代の大イベント 小金原の将軍御鹿狩 https://www.matsudo417.com/matsuyomi/?p=1986 一部抜粋します。 「享保10年3月27日午前1時過ぎに江戸城を出立した吉宗一行は、(中略)松戸町に午前6時に到着。(中略) そして、五香に建てられた御立場に将軍が到着したのは午前8時。御立場は塚を高く築き上げたもので、高さ5・5m、頂きには二間四方の御殿が建っていた。将軍はここで狩場を見渡し、指揮をとった。 現地には、前夜から泊まりがけで来ていた騎馬5百、歩行2千人の旗本武士が待機していた。 吉宗も最初から騎馬で参加し、自ら鹿猪を仕留めたが、犠牲動物のあまりの多さに哀れを感じたのか、終わりには網を切って数千頭を逃がしたという。 鹿826頭、猪5頭、狼1頭を百姓にかつがせて午後4時には帰城した。」 2.将軍家にも朝廷にも、白鳥や鶴を料理する「白鳥包丁」や「鶴包丁」という儀式がありましたから、「白鳥」と言えば白鳥だと思います。 3.京の朝廷へ献上するのは、冷蔵する技術がない時代ですから、瑞鳥である鶴を生きたままだと思います。 この資料によれば、北海道松前藩は、生きたままのタンチョウを江戸へ送っています。 生きた鶴は飼育用に好まれたそうで、特にタンチョウは人気があったそうです。 食用には、ナベヅルやマナヅルがよいのだそうです。 特定非営利活動法人 タンチョウ保護研究グループ会「Tancho」 http://www6.marimo.or.jp/tancho1213/Tancho28.pdf#search='%E5%BE%B3%E5%B7%9D+%E7%8C%AE%E4%B8%8A%E5%93%81%E3%81%AE%E9%B6%B4+%E4%B8%8B%E8%B3%9C%E5%93%81%E3%81%AE%E9%B6%B4' この資料の終わりの方に「江戸時代の史料から探るツルと人との関係史 ―ツルを獲り、飼い、食べていた頃の話―」があります。
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- jkpawapuro
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「鶴の御成」ですね。 寒の入りに狩場で鶴を狩り、鏡酒二樽に生き血をいれ従者一同飲み、鶴を天皇に献上するとのことです。
お礼
ありがとうございます。 「鶴の御成」ですか。 素晴らしいご回答をありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 素晴らしいご回答です。 勉強になりました。