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迷走神経ってなんですか?
迷走神経ってなんですか?
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進化の歴史を見直すと、イメージしやすいかもしれません。 初期の生物はミミズのような管状でしたが、人間にも腸という形態で残っていて、腸など内臓には沢山の迷走神経があります。腸間膜には血管や神経細胞が多数あることがわかっていましたが、最近になって腸間膜を独立した臓器と認定するようになりました。これにより腸間膜の情報が集めやすくなったり、研究がすすむことが期待されます。内臓の迷走神経でのトラブルとしては、排泄と関連した迷走神経反射があげられます。迷走神経反射の具体例は、排泄により失神するとか、排泄しきると収まるショック症状などがあります。 呼吸器や耳や目などに関連した迷走神経もあります。例えば、しゃっくりは、ここの迷走神経のトラブルです。しゃっくりを治める方法に、下を向いて水をコップ1杯飲むとか、耳の穴に指を押し入れるなどする、といった方法がありますが、迷走神経が関係しているからこその効果です。これらは、エラ呼吸から肺呼吸に切り替わる際に、エラに関する神経が余ったり、飲み込むための神経と、呼吸の神経が複雑にからまったために、しゃっくりが発生し、少し変なしゃっくり解決方法に絶大な効果がある理由です。つまりカエル以降、しゃっくりが出る可能性があります。 ということで、腹部の迷走神経は、脳が発生する前からある古株で、目・鼻・耳・舌・呼吸あたりにも迷走神経があるという感じです。いずれも、その時その時で必要な進化ではありましたが、進化を重ねる内に複雑に絡み合い、予想外の動作をすることがある、というのが実状のようです。 遠い未来に、人類が新たな生物をデザインできるようになったとして、これらの進化の上で絡み合った部分をなくしたとしたら、新たな生物と人類には、共感できる部分が減る可能性がありますね。組み込んだら組み込んだで、恨まれそうです。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
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- copemaru
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脳の下部「延髄」から出る副交感神経です。
お礼
皆さんありがとう