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平成に伝説的経営者があまり登場しなく感じる理由

昭和時代の日本で実績を残した伝説的経営者(売上高1兆円規模のいわゆる大企業をその時代に創業したり、中興の祖として発展させ、今でも語られる人)を挙げると枚挙に暇がない一方で、平成の時代にもいるとは思いますが、昭和に比べてかなり少ないのではないか(体感で10分の1ぐらい)と感じます。 これにはどういった理由がありますか? 単純にビジネスマンがマスコミに出てこなくなっただけでしょうか?

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  • eroero4649
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回答No.7

明治維新によって大日本帝国が作られたわけですが、その創業の志士たちの話は有名ですね。大久保利通、伊藤博文、大隈重信、板垣退助、福沢諭吉など多士済済です。 ところが、昭和初期くらいの頃になるとまあほとんど有名な人は出てきません。そして大日本帝国を滅亡に追い込んだ太平洋戦争辺りになるとロクでもない連中ばかりが出てきます。近衛文麿とか松岡洋右とか、あんまいい話は聞かないですよね。 その明治元年から昭和20年の敗戦までが、おおよそ70年です。 そして昭和20年の敗戦から現在までが74年です。 つまりまあ、そういうことなのだと思います。昭和初期の軍人や政治家のダメっぷりと現在の経営者や政治家のダメっぷりはよく似ていますよ。昭和初期、ノモンハン事件という軍事衝突で、敗北の責任は現場が押し付けられて現場の指揮官が自決させられたなんて話を聞いたことがあるでしょう? 経営者がヘタをこいたのに、現場の管理職に責任を押し付けられてリストラされただの、過労自殺しただのなんて話は枚挙にいとまがないじゃないですか。例えば新国立競技場のゴタゴタで現場監督が無理なスケジュールを押し付けられて過労自殺したってこともありましたよね。

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回答No.11

私は、吉野家の安部社長はすごい人認識しているので、平成でいないってことはないと思っています。 あと、女性社長で一代でDeNAを創業した南場社長は、徹底した母親目線でIT事業ができることを示したおもしろい人です。 伝説には時間と規模が要りますが、日本経済が伸びていない中で大きく伸びるのは困難です。 この中でいろいろすごい人はでていると思いますが。 ダイソーとかCoCo壱番屋の社長も独特の経営論を持った人みたいですよ。

  • sayoyou
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回答No.10

日本経済は政府の経済愚策でデフレの泥沼にはまり込んで行ったからです。 デフレであるにも関わらず緊縮財政と構造改革を中心としたインフレ抑制の経済政策が改革として行われ続け、日本経済は更なるデフレにはまり込んで行きました。 デフレ期に行われるインフレ抑制政策とはすなわちデフレ推進です。 結果、デフレの泥沼で日本企業は借金返済をひたすら繰り返すという事態に陥ったのです。政府の経済愚策によりデフレが悪化することで、多くの日本企業は担保価値の下落やデフレよる市況の悪化により企業活動が困難になるほどに財務が悪化しました。そのため経営者は「事業縮小、投資縮小、リストラの促進」をひたすら繰り返すばかりとなり、日本企業はどんどん弱って行きました。 例えばその典型が東芝です。90年代まで東芝はこの先需要がどんどん拡大するであろう半導体技術を数多く保有していました。しかし東芝の経営者たちは、それらの技術に関わる人、技術、特許を次々に売りに出しました。そうすることで財務を健全化させることが経営の優先事項とされたからです。 その結果、その技術を買い、人を取り、特許を得た韓国系企業や中国系企業が、その後に大躍進することになったのです。 先日も最後の最後の虎の子の技術を売りに出し、東芝は本当に空箱状態になりました。現経営陣による説明によれば今後は公共事業などを儲けの主軸にするのだとか。 そしてそんな投資をほとんど行わない無借金経営の企業が上場企業の過半数を越えるなど、多くの日本企業が空箱状態になって行きました。世界ではどんどん借金を増やし投資額を拡大させ研究開発や人材獲得を増やして事業を拡大させていました。 日本の政治家はそんな企業を見て「改革が進んでいる証拠だ」「日本企業は筋肉質になっている」などとマヌケなことを公然と語っていました。その手の構造改革論者に言わせると「借金が少ない企業 = 改革により強くなった企業」という理屈になるようです。そんなトンデモ経済論により日本の経済改革が進められ、日本企業はどんどん弱体化して行ったという流れです。 こんな状態が長く続いて来た日本ですので、「積極的に投資を行い事業を拡大する」経営者は市場淘汰され続け、「リストラを繰り返し、人件費削減を繰り返し、安売りだけを推進し続けたような経営を成功体験とする」経営者が多数になっているのが現在の日本の実情です。 (そんな世界と日本の差は、21世紀を迎えた1月1日にもとても良く現れていました。21世紀を迎えた日、世界の多くの国がお祭りムードでテレビでもそのことが大きく報道されたり中継されたりしており、盛大に騒いでおりました。しかし日本だけが貧素で寂しく質素なお祭りでした。そして驚くべきことに、そこから更に愚政経済政策が20年惨事が続くという事態でした。結局、安倍政権は当初口だけで必要な経済政策は行わず、やって来たことは民主党の野田政権とまったく同じことでした。必要なことは何も行われていません。また野田政権のやっていたことは、小泉政権と全く同じことでした。ずっと同じ間違えを繰り返し、経済〇〇会議などに同じようなメンバーを招き、同じような経済政策を立案させ、同じような経済政策を行うということの繰り返しです。メンバーが同じメンツ、同じ系統の人なので何一つ反省をせず、ただ関係者の既得権益が強化されるだけという惨事です。)

  • tzd78886
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回答No.9

昭和で成功者として語られた人物で、平成当初は「伝説的経営者」としてもてはやされ、その後没落していった人物は遥かに多いと思います。 メイテック創業者関口房朗、光通信創業者重田康光などがすぐ思い浮かびます。はっきり言えることは、今後は製造メーカーで松下幸之助や本田宗一郎、井深大に相当するような人物が現れることはまずないだろうということ。素材メーカーなどは長年の蓄積有っての成功なので、時代の移り変わりが早い現代においてはとても追いつくものではありません。マイクロソフトはパソコンOSにおいて世界を制しましたが、元々はIBMPCのOSとして造ったものがハードメーカーのIBMを差し置いて独り歩きしていきました。IBMは今ではパソコン自体作っていません。

回答No.8

>これにはどういった理由がありますか? 御質問自体にあるていど答えが含まれています。 御質問に「その時代に創業したり、中興の祖として発展させ」とありますが平成時代にはこのような企業が極めて少なかったことが原因です。 ではなぜ少なかったのかということになるかと思いますが如何でしょうか。 昭和時代末期にはバブル経済とよばれる現象が起きました。 平成時代に入るとこのバブル経済が破綻してその後始末に経営の主力が置かれました。 セッセと後始末をしていましたので御質問で言われるようなタイプの経営者が必用とされない時代でした。 言葉を換えますと、昭和時代は拡大再生産の時代で平成時代は縮小均衡の時代だったということです。 あるいは昭和時代は重厚長大の時代で平成時代は軽薄短小の時代だったとも言えるかと思います。 詳しくは経済史のお復習いになりますので割愛させてください。 >単純にビジネスマンがマスコミに出てこなくなっただけでしょうか? 従来同様に出てきています。 マスコミの興味の対象が変わったというかビジネスマンの質が変わってきているだけのことです。 従来の経済は物に関わる話題が主体でしたが平成時代の半ば以降は情報(IT技術)や金融が主体の経済に変わりビジネスマンに要求される能力や資質が変わってきました。 特に過去の個人的な経験がものを言った金融関係の業務にはAIと呼ばれる情報技術が採用されるようになりこれも大きく影響しています。 今後の零和の時代には新しいタイプの伝説の経営者が続出するようになるかと思われます。

  • SPROCKETER
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回答No.6

 自動車、家電、スーパーマーケット、コンビニなど、昭和の頃は少し専門技術を持っているだけで会社を興して成功出来るチャンスに恵まれた時代でしたが、平成に入った頃から、金融機関の貸し付け査定が厳しくなり、貸し剥がしが始まり、お金を借りるのが難しい世の中になりました。銀行からお金を借りても自由に使えなくなり、経営者の自殺が多い時代になっています。  伝説的経営者が出なくなった理由は、金融機関の引き締めが原因でしょうね。夢の無い国になったので、伝説も生まれなくなったのでしょう。経済成長が30年近く止まったままなのも同じ理由だと思います。地価高騰が無くなったので、土地を持っていればお金が借りられる土地神話も崩壊しています。夢を潰した結果、伝説も語られなくなったのでしょうね。  同時に言えるのは、現実的な経営者ではなくて、妄想障害の経営者が増えた結果、商品開発の失敗が多くなった事です。人型ロボットなどは典型的な例で、コマーシャルしか考えていなかったので、開発中止に追い込まれたロボットが多かったようです。現実を見ない経営者は伝説を作れないでしょうね。

noname#239865
noname#239865
回答No.5

個人情報保護法が確立したためです。

  • kaitara1
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回答No.4

金融制度がすべてを支配するようになったからでは。

  • seble
  • ベストアンサー率27% (4041/14683)
回答No.3

昭和は激動の時代。 戦争に始まり敗戦、復興と世の中が混沌としましたので、その中からいくらでも革命的な人物が産まれる余地がありました。 しかし、その後は安定した時代なので、景気悪化はあるものの敗戦には比べる術もなく、動かない世の中からは普通の人しか出てきません。 普通人の権力者にとって、天才は脅威でしかありません。自らの地位を守るために出る杭は打つ、打つ、打つべし。 しかも、昭和が64年もあるのに平成は半分です。そこも不利。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.2

日本という国はそういう人を育てる環境にありません。中国では国益に沿うと判断されればいくらでも優遇措置が取られます。そういう国では多くの実業家が生まれるのです。国の干渉を嫌がる人であれば、アメリカに進出して「中国系アメリカ人」として起業します。日本という国は前例主義で新しい発想で活動しようとすれば規制が多すぎる上、才能のある人をつぶし、事業を起こそうとすれば保証人を要求するなど、目先の利益ばかりを優先して、本気で若手経営者を育てようとしているとは到底思えないです。

  • nekosuke16
  • ベストアンサー率24% (903/3668)
回答No.1

かつて松下幸之助が、松下電器は何を作っているところかと人に尋ねられたら、「松下電器は人をつくるところです。あわせて電器器具も作っております。」と答えるように指導していたという有名な話がありますが、本田宗一郎の空に掛ける夢などを含めて、昭和以前の伝説的とも言える多くの経営者達に共通するのは、未来の社会に向けた人間教育であり、それまでには存在しなかったものの開発や創造による社会への貢献が目的にあった。 しかし、現在の経営者の目的と言えば、ソフトバンクの孫正義にしろ、楽天三木谷にしろ、ZOZOの前澤にしろ、例外なく会社の利益、自分自身の繁栄に尽きる。 これでは、伝説的経営者など、現れる道理がないですね。

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