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インピーダンス、リアクタンスとかのイメージ
電験3種の理論の勉強の中で、インピーダンス、リアクタンス、インダクタンス・・・等々出てきます。定義は分かるし計算もできないことはないものの、なんか普段の生活からかけ離れているような気がします。 資格を取得された方や電気で仕事をされている方は、 1 どのようにイメージされていますか? 2 仕事でこんなの本当に使うんでしょうか?
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高卒元電工の爺さんです、資格を取得もし、電気で仕事もしましたので質問に 応えてみます、参考になれば・・! 1 どのようにイメージされていますか? ・直流は水の流れと同じイメージでオームの法則を眺めていました。 ・交流の場合電流が上下に変化するため、抵抗分も交流抵抗になり内容も多様 化になり、電圧と同相に流れるもの以外に、遅れる作用のコイル、進む作用 のコンデンサーがあるとイメージしました。 ・コイルの交流抵抗もコンデンサーの交流抵抗もリアクタンスで、コイルの 素子能力はインダクタンスと、コンデンサーの素子能力はキャパシタンスと イメージし相互に打ち消すものと理解していました。 ・この他にも、アドミタンスやコンダクタンスやサセプタンス等家具屋のよう にタンスが多いともイメージしていました。(タンスがでたら交流関連!!) 2 仕事でこんなの本当に使うんでしょうか? ・最も多く使うのはインピーダンスでした!! (1)受電設備内で絶縁不良に伴う短絡(ショート)が発生した場合は事故除去 する必要から過電流継電器を設置しますが、まず必要なのは短絡電流です。 この値は I=V/Z(線電圧、相電圧、ありますがザックリ) (2)制御盤からモータまでケーブルで供給しますが、近ければ許容電流でケー ブルサイズ決定ですが、概ね50mを超えるとケーブルによる電圧降下が 問題となります。 ΔV=√3・(RcosΘ+XsinΘ) が起動時30%以下 常時10%以下となるようなケーブルサイズが必要になります。 ・太陽光等のインバータ機器は高調波が出ていて、フィルタほかの確認で ω*2*L*C=1 の場合共振状態でその周波数の場合短絡中でOK等! ・三相配電線の対地静電容量(キャパシタンス)がアンバランスの場合、残留 零相電圧が発生し、地絡検出感度の確認検討や対策等!! ・・・・・ 等々数多くありました!!! *:イメージとしてはプロで仕事を実施するには、どんな仕事でもライセンス が必要な場合、使う知識の数倍・数十倍の知識は必要かと!! 次のような質問時も、普段無しでも即答しないと能力が問われることも!! (そんなことも知らないの電気屋さんなのに等と!!) ・エレベータ空の場合と満員の場合の運転はどちらが電気を多く使う?? (バランスウェイトで同一かと!) ・電気溶接はアースがないと感電する?? (電撃防止と低電圧と相手は接地中で大丈夫かと!・・でもアースして!!) ・雷が来たら車でも大丈夫?? (ファラデーケイジで保護中なので大丈夫・・・車下りないで!!) ・・・・等々いろいろあります。 ◎最後に主体的でなく、言われた通り実施技能者ではいけない実例を紹介!! ・内容は「アースをとる」です!! アースをとるは、アースを付ですか? アース外しですか?? ・受電設備内の作業が終了し、作業責任者は作業員に電気を受電するため 「アースをとれと指示」 受けた作業員はアースは朝つけたので又付け ろか!!・・と でも 実情はアースを外して受電するのでした。 ・この状態で電気が来てアースで短絡接地中のため、設備内で短絡し大事故 に至りました。(電気回路は作業中短絡接地実施と労働安全衛生法で明示) ・作業員が作業終了後はアースを外し受電を理解していれば、アースを外し て受電が可能だったのでしょうが! 言われたことのみではダメ!!。 ・・・・・・以上ですが 参考としていただければ幸いです!!。
お礼
回答有難うございます。 アースの話、勉強になりました。