税金の中には、目的税といって、揮発油税、石油ガス税、自動車重量税などは、法的にはともかく実質的には全額道路整備などの財源に使われています。
義務教育などの財源は、一般会計から支出されているので、所得税、法人税、消費税、相続税など様々な税金から回ってきていると考えられます。図書館も、国立のもや県立や市町村立のものがあるように、国税のみのものと、住民税や固定資産税などの地方税に国からの補助金が使われているものなど様々です。
国道などは、国の税金で作られ維持管理されていますが、主に使用するのが自動車であることから、自動車本体の重さに応じて税金をとったり、燃料であるガソリンに税金をかけたりして集めたものを、対応関係があるということで目的税化しています。
しかし、このケースでも、最近は、これらの目的税による収入の方が増え、国道を造ったり整備したりする費用を上回るようになっています。
現実には、年金会計への国庫負担の引き上げなどに必要な財源がなくて四苦八苦しているところもあり、目的税の一般財源化が必要だという意見の人も増えてきています。
高校生か中学生かで、どのような内容がよいかは、異なってきますが、中学生なら、ボールペンを買ったら消費税がかかるでしょう。政府も、年金財政が悪化しているので、消費税を10パーセントぐらいに引き上げることを考えています。そうなると、お小遣いを2100円もらっていた場合、同じぐらいの買い物をするためには、2200円かかることになり、ジュース1本が飲めなくなります。ジュース1本を我慢して、おじいさんやおばあさんの年金が維持されれば良いと考えるか否かについて論じるとおもしろいと思います。
補足
主語述語の関係がわかりにくくて、文意がとれなかったのですが、さまざまな税金から回ってきているということですね。