持ちつ持たれつの「つ」が現在は廃れていますね

質問

ほかに、「行きつ戻りつ」などのように慣用句のようなもの以外には使われないように思いますが、どうなのでしょうか。

回答No.4

double_triode · ベストアンサー

この「つ」は古語の助動詞であり，古語辞典
https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%A4
によると，
ーーーーーーーーーーーーー部分引用
助動詞下二段型
《接続》活用語の連用形に付く。
(三)〔並列〕…たり…たり。▽「…つ…つ」の形で、動作が並行する意を表す。
出典平家物語　三・足摺
「僧都（そうづ）乗っては降りつ、降りては乗っつ、あらまし事をぞし給（たま）ひける」
[訳] （俊寛）僧都は（船に）乗っては降りたり、降りては乗ったりして、乗って行きたいというようすをなさった。◇中世以降の用法。
ーーーーーーーーーーーーーーー

現代日本語では上にもあるように「～たり～たり」になり，こちらが慣用句でなくても，いろいろな動詞に使われます。たとえば「女房とデパートに行くと，服を着たり脱いだり，靴を履いたり脱いだり，選ぶのに時間がかかる」，「そんな言葉を，見たり聞いたり言ったり書いたりしたことはない」。

お礼

なるほど。さきのご回答者がご指摘になった「たり」は「つ」の活用形だったのですね。ちょっと感激します。

回答No.5

nagata2017

刺しつ刺されつ　と言うところを　刺しつ刺しつ　というように一方的に攻める様子を表現するときに使われたりしています。
昔にはなかった表現かと思います。

お礼

新しい用法が付加されましたか。英語などにはない現象でしょうね。

回答No.3

noname#252332

もともと、～つ、は存在せず、行きつつ戻りつつ、持ちつつ持たれつつ、など個別の長い言い回しの転訛だからです。減りつつある、悪いと知りつつ、などは舌が回るので消えません。

お礼

そうだったのですか！つつは英語の時間の現在進行形で親しみがありました。悪いと知りつつなど私も現用していました。

回答No.2

NOMED

抜きつ抜かれつ

組んづ組まれつ

討ちつ討たれつ

泣きつ笑ひつ

追ひつ追はれつ

確かに古い感じです・・七音の俳諧ぐらいかもですね

お礼

現在でも生き延びているのですね！

回答No.1

g27anato

…確かに。

近頃は「○○たり△△たり」というような表現が使われるようになってきてますね。

「頼ったり支えたり」とか、
「行ったり来たり」とか。

お礼

「たり」にとってかわられているのですね。