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塀の屋根
時々見かけて不思議に思うのですが 一般住宅の塀の屋根はなぜあるのですか? また、お寺とかの塀にもありますが、目的や用途はおなじですか?
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>一般住宅の塀の屋根はなぜあるのですか? 本来機能がありましたが、今時は外構に金が賭けられるほど豊かだという見栄のようなものです。 参考 塀(へい)とは - コトバンク kotobank.jp/word/塀-128772 抜粋 百科事典マイペディアの解説 日本建築における木造の塀としては,頂部に横木(笠木)を置いた笠木塀,板葺きや瓦葺きの屋根を造る屋根塀,防御のため特に高くした高塀などがあり,それぞれ柱間に板を張るもの,割竹や杉皮を張るもの,土壁とするものなどがある。 元々の機能としては木造の塀や土塀などが雨に濡れて腐ったり崩れたりするのを防ぐ役割をしていました。 江戸時代に入ると身分に応じて使われる塀も違っていました。 塀に屋根を乗せるデザインのものは200石以上のお目見え格の旗本屋敷で使われていました。 江戸の大名屋敷などの場合は敷地を取り囲むように部屋(長屋)を造り部屋の外壁が塀の役割を果たしていました。 この塀兼長屋には参勤交代で江戸へ出府してきていた家臣等が暮らしていました。 旗本の家臣は人数が少ない上に江戸に常駐していたことから長屋は必用がなく塀だけが設けられていましたが、これに屋根を乗せることでより格上の大名等の屋敷に似せていました。 200石以上の旗本にせよ大名屋敷にせよ門の両脇に門を護衛する人や下働きの人達が詰める部屋が設けられていて、この形式の門は長屋門と呼ばれていました。 というような歴史的な経緯から自分の家は格の高い家だということを誇示するようになりました。 >お寺とかの塀にもありますが、目的や用途はおなじですか? デザインは異なりますが目的や用途はおなじです。 上部に連子(れんじ)をもつ透(すき)塀は神社等に,唐破風の屋根をもつ唐塀は寺院や廟等に古くから使用されていました。 注)唐というのは中国風ということではなく新規なデザインという意味です。
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- nagata2017
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民家では 昔は官職についている者にだけ許された。 格式を表すしるし。 寺社では 横に白い筋を入れた(定規筋)五本入っているものが 最高位の寺格を表す。
お礼
ありがとうございます。5本、聞いたことがあります!
- KGS
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昔の屋敷の塀は土塀といって、赤土に藁を切ったものを練り込み、竹で組んだ骨格に塗り込んで作ったものです。 土で作ったものですから、どうしても雨に弱く瓦や木などで笠木という屋根を作ったのです。 雨が掛かって濡れると壁面を伝って流れるので、水路ができるのです。 それを防止するためです。 現代のブロック塀は本来は必要のないものですが、昔からの習わしのようなものでしょうね。
お礼
ありがとうございます。なるほど!
お礼
ありがとうございました。お礼が遅くなりました。すみません。