イオン窒化処理における拡散係数について

質問

イオン窒化の処理品に生成される硬化層深さをx、処理時間をt、拡散係数をDとしたとき、「x^2=2Dt」という関係式が成り立つそうですが、ここで拡散係数Dとは、材料によって決まっている値なのでしょうか？
SUS304製品をイオン窒化するにあたり、硬化層深さは目標は決まっていますが、処理時間が決まっていないため、処理時間をこの式で算出できればと思っているのですが、拡散係数のことが良く分からず、未知数が2個のためtの値が算出できません。
ご教授いただけないでしょうか？よろしくお願いします。

回答No.1

ohkawa3

拡散係数Dは、
「主物質」（鋼材のイオン窒化であれば：鉄）と、拡散する「異物質」（鋼材のイオン窒化であれば：窒素）の双方に関連して決まります。その値は、温度よって大きく変化するので、拡散が行われる温度を適切に見積もることが重要です。

＞「x^2=2Dt」
＞未知数が2個のためtの値が算出できません。
必要な硬化層深さxが分かっていて、拡散係数Dの値が分かれば、処理時間tは一義的に求まりそうに思いますが、不明な未知数が何と何とお考えでしょうか？

参考URL：

https://www.rikanenpyo.jp/kaisetsu/buka/buka_009.html

お礼

早速のご返答ありがとうございます。
拡散係数は処理温度に影響されるとのこと、参考になります。
なお、未知数はtとDで、最終的にはtを算出したいと思っていました。
鉄と窒素に関する拡散係数Dの一般的な値というものはあるのでしょうか？
このDが分かれば、tが算出できると思ったのですが。
お教授いただければ幸いです。

補足

未知数はtとDで、最終的にはtを算出したいと思っていました。
鉄と窒素に関する拡散係数Dの一般的な値というものはあるのでしょうか？
このDが分かれば、tが算出できると思ったのですが。
お教授いただければ幸いです。